【黄禹錫】「自発的卵子寄贈」説もとうとう陥落?

ここのところ しつこいくらい繰り返していますが,一連の黄禹錫(ほゎん・うそく)疑惑は大きく分けて


  1. 卵子売買との関わり

  2. 研究チーム内の女性研究員による卵子「寄贈」

  3. 論文データの信憑性如何


の3つがあります.
ところが,「PD手帳潰し」の一件以来 最後の3番ばかりが脚光を浴び,1番・2番は ともすれば忘れられがちなのが残念.
何しろ3番などは言ってしまえば「科学者だろうが何だろうが所詮韓国人は嘘つき」というだけの話で,こういう手合いが紛れ込むことは科学界にとってこそ頭の痛い話ではあれ 「それが日本にとってどうか」に話を限るなら別に痛くも痒くもない話.
そこへ行くと2番のようなアカハラ絡みの話は日本人にとっても必ずしも他人事ではなく,また 私自身♀なだけに こういう外道を見ると仕事人を呼びたくなります.
いや冗談抜きに.


そんな中,昨日の夕方に上がって来ていたニュース(註:これの元になっている別の記事というのがありまして,そちらは13日に出ているようです).



「卵子提供した女性研究員は苦しんでいた」 ─金ヒョンテ弁護士「PD手帳,研究員の作成した文書確保」 (韓国日報 12/14)


黄禹錫・ソウル大教授の顧問弁護士を勤めたこともある放送文化振興会理事・金ヒョンテ(訳註:金亨泰?)弁護士は,MBC・PD手帳が確保している取材内容に関連して,「PD手帳は,卵子を提供した女性研究員の一人が卵子提供についての職務関連性に直接言及した文書も物証として確保している」と述べた.


同氏は最近ハンギョレ21とのインタビューの中でこのことを明らかにし,「この文書は卵子を提供した研究員が2003年に作成したもの」として「(原文註:こうした内容と併せて)これまで公開されていなかった別の取材内容が放送された場合,新たな局面を迎えるだろう」と述べた.


金弁護士は「女性研究員は文書の中で,卵子を提供せざるを得ない身の上を嘆いている」としつつ「『卵子といえども生命と見ることも出来る存在なのに あまりに辛い,けれども研究員の仕事を続けるには嫌でも(訳註:卵子提供を)やらざるを得ないのではないか,外国へ修行に行く機会を作らなくてはならない』という内容が言及されている.職務関連性がはっきりと言及されているわけだ」と述べた.


同氏は「(原文註:卵子を提供した研究員が)この文章を書いた当時は こうした論乱は全く無かったので,自由な意思表示だった筈」だとして「PD手帳側で物証として確保しているが,放送せずにいるものだ.これが放送されれば国際的な倫理基準に挙げられるヘルシンキ宣言にも反するという指摘が出て来かねない」と述べた.


幹細胞真偽論乱に関連して,金弁護士は「論文提出過程でシャッテン教授が盧聖一(の・そんいる)ミズメディ病院長ら共同研究者,および国立科学捜査研究所関係者らの誰一人として,幹細胞を直接体細胞と比較してみた人はいない.Scienceも 送られて来た写真とデータを見ただけであって,幹細胞を体細胞と比較してみたわけではない」として,PD手帳の準備した放送内容を公開すれば疑惑を相当部分解消し得ると述べた.



この金ヒョンテという人物が,どうやら以前ご紹介した
PD手帳の取材日誌
に出て来た「名望ある弁護士K氏」と同一人物のようなのですが,その彼がどうしてPD手帳側の「確保」しているネタを知っているのかが不明.
金ソンジョンの「写真を増やせと言われた」発言の時と同様,これもMBC側の意図的なリークかなぁ,という気配は濃厚.


ともあれ,上の研究員の手記らしきものがもしも本物だとするならば(困ったことに,この仮定が誤っている可能性が十分あるというのは半島ヲチでは常識ですがw),この研究員による卵子提供が「自発的」なものだったとするウソツク大先生の11/24記者会見の信憑性が大いに損なわれるのは必至.
少なくとも昨日ご紹介した民主党の代表の声明にあった


自らの卵子を提供した研究員らや,その事実を隠そうとした黄教授の行動は,全て善意によるものだったと私は信じています.

などは噴飯物ということ.
これで黄疑惑の颱風の目は件の論文データの真偽如何から再び倫理問題へとシフトする可能性が出て来ました.



ただ,上の記事中に この研究員が海外に出たがっているらしいくだりがあるのを見るにつけ,この研究員が生命の尊厳一般だとか自己の人格だとかを立身出世と秤に掛けた末に自ら後者を選んだように見えなくもないわけで,こうなって来ると正直言って彼女にどこまで「被害者」たる資格があるかという基本的な点を疑って掛からざるを得ないのではないかという気もしてしまう.



こういう言い方をしてしまうと,読者の中には或いは「あまりに酷ではないか」とお思いの向きもあろうかと思いますが,
それを私が敢えて言うのは,
「やれと言われて断れず」とか「生きて行く為に仕方なく」とかの類は朝鮮人の社会観・歴史観に於ける謂わば万能の免罪符として働いて来たからです.
卑近なところでは先日の金ソンジョンの「言われた通りにやるしかなかった」発言にしてもそうですし,
古くは元寇やらベトナム派兵やらにしても同じこと.
慰安婦に於いては言うに及ばず.



話は替わって 上の記事,最後の一段落だけ取ってつけたようにインチキデータの話になっていますが,ここで「幹細胞をドナーの体細胞と比較してみたものは誰もいない」とあるのは 元はと云えば黄一派が(もっとはっきり言えば姜成根らが)PD手帳との1次検証の際に取材班にウソのサンプルを渡した結果です.


もしも上の金ヒョンテなる弁護士があの時の立会人である「名望ある弁護士K氏」その人であるとすれば,彼が「本物の幹細胞はあるのか無いのか」について何か知っている可能性はそれなりにあるわけで,その彼の口から「PD手帳の準備した放送内容を公開すれば疑惑を相当部分解消し得る」なる発言が出て来るのは意味深長.


いよいよ明日12/16は国家生命倫理審議委員会の正式全体会議の日なのですが,本当に開かれるのかしら.
今開いても意味無いと思うぞ….



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by xrxkx | 2005-12-15 19:09 | ◆ 黄禹錫 / 卵子売買