【黄禹錫】ソウル大 調査委立ち上げ段階から四苦八苦の巻

昨12/13はもともと国家生命倫理審議委員会の正式全体会議が予定されていた日でしたが,以前少し書いたように全体会議は16日に延期されています.
例のソウル大の再検証調査委の立ち上げを受け,昨日は同委員会周辺で何か動きがあるかと待っていたのですが,特に出て来ません.
もっとも,調査委立ち上げが急遽決定された以上,同委員会の報告が出尽くさないうちは国家生命倫理審議委としても「最終決定」もへったくれも無いでしょうが.



中1日空けてしまったので その辺の動きを少しまとめます.
まずそのソウル大の調査委ですが,委員の選定の段階で梃子摺っているようです.
要は委員のなり手がいない.




ソウル大「調査委構成 容易でない」 ―調査委入り打診受けた人士ら,「業務負担」を理由に固辞多数 (ソウル新聞 12/13)


黄禹錫(ほゎん・うそく)ソウル大教授が13日,再び入院中のソウル大学病院を出,獣医学部研究室に出勤した.



黄教授はこの日午前11時35分頃,李柄千(い・びょんちょん)教授とともに病院を出る途中,待ち構えていた記者らに「ご苦労さん」と短い会釈を残して大学に向かい,11時55分頃研究室についてからは特に会話も交わさず建物内を行き来した.



2日目に(訳註:昨12日に続いて,の意)病院から研究室に出勤した黄教授は,今後当分はこうした生活を続けるものと見られる.



一方,幹細胞研究論乱に関連して調査委員会を構成することにしたソウル大は,同大教授10余名と外部人士2~3名の線を念頭に,この日から委員選定作業に入ったことが分かった.



しかし,委員会入りの申し出を受けた一部教授らが,今後引き受けることとなるである業務に負担を感じ,委員職引き受けを固辞していることが伝えられた.



ソウル大周辺では,大学側が委員会構成作業を予想外に急いでいるものと見て,論乱を早期に鎮める意志が極めて強いようだとの分析も出ている.


盧ジョンヘ・ソウル大研究処長はこの日ブリーフィングを行い,「調査委の構成は既に30%ほど出来上がっており,外部人士の構成比は全体の20%の線となる見込み」だと伝えた.



しかし,人選作業がいつ終わるのかについては不用意には言えないと付け加えた.
ただ「来週頭には人選が終わり,活動を始めると言えればよいと思う」とした.


人選の原則について盧処長は「中立性と専門性」だと説明した.


盧処長は続けて「我々が専門家だと思っても本人がそうではないと言えば専門性が落ちるので容易には行かない」と述べ,人選作業が順調でないことを示唆した.


調査委員長の人選に関連して,盧処長は「重みのある人物にしたいと思うが,まだ決まっていない」として,選定されても誰なのかは公開しない方針であることを明らかにした.



委員選定方法について盧処長は「委員に(訳註:委員候補として目星をつけた人物に,だろう)個別に接触する方法と,委員長に推薦権を委ねる方法を併行する」と説明した.



「業務に負担」というのは「本業に差し支える」という意味よりは「中立性と専門性」の点で「自分には無理」ということのようですが,委員会入りの打診を受ける側としては こんな荷厄介な役割を引き受けたくないのは人情でしょう.
再検証結果がシロと出るにせよクロと出るにせよ国内外からの非難は避けられません.


なお「外部人士20%」の線についてはソウル新聞以外でも概ね同じ報道になっていました.
具体的には2~3人入れる,と.
ただ,「外部」とは云っても「ソウル大以外から韓国人を入れる」のでは意味が無いでしょう.
第一,これだけ身内で固めた委員会に「専門性」のほうはまだしも「中立性」を期そうとするほうが無理.
昨年9月の核開発疑惑の時にも,内輪のお手盛り調査ではIAEAが納得せず,結局調査団受け入れの事態にまで進展したのでしたし.



ついでに黄禹錫本人のことですが,ソウル大が調査委立ち上げを公式発表した12/12にも病院から獣医学部の研究室や農場(クローン牛や豚がいる)を訪れた由.
写真を見る限りではとてもつい数日前まで「お粥も喉を通らない」ほど衰弱していたようには見えないのがご愛嬌.
ちなみに黄が研究室復帰宣言を行ったのも12/11,自らソウル大に「大学レベルで調査委を立ち上げ」るよう要請したのも12/11のことだったようで,これらは12/11夜には既に記事になって流れています.



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by xrxkx | 2005-12-14 12:57 | ◆ 黄禹錫 / 卵子売買