池萬元 慰安婦発言・後記
 池萬元(チ・マンウォン)氏の慰安婦発言シリーズ4部作のうちの第3弾です.
◇ これまでの経緯は以下を参考に ◇
「慰安婦問題を解剖する(上)」
「〃 (下)」

慰安婦問題を解剖する(後記) ─System Club, 2005/04/15
マスコミは池萬元殺しの前にまず真実を糾明せよ
 慰安婦問題,筆者がその真実の一端を暴露するや マスコミらがまたぞろ群れをなして池萬元殺しに乗り出した.マスコミの本分! 真実を明らかにすることが本分なのか,それとも今のように群れをなし,力ある者のラッパ吹きをするのが本分なのか? 筆者が真実の一端を明らかにしたなら,次はマスコミと政府が乗り出して 真実を糾明することから手を着ける番だった筈である.然るに!2005年4月14日,筆者が慰安婦問題を上下に分けて掲載するや否や,マスコミは真実を糾明することに時間を割かず,あたかも筆者が狂人ででもあるかのように歪曲することから直ちに手を着けた.まさにこうした韓国のメディアが国際的な物笑いの種となり,韓国社会を退化させているのである.
 筆者は心ならずも「日本軍慰安婦」となったことが日本の大法院に於いてさえ判明している最も確かなおばあさんや そのおばあさんを助けている何人もの人から陳述を得,文書で確認されている事実を要約・発表した.この方(訳註:沈美子のこと)は今もインターネットをしたり読書をしたりしていて,事理判別が明らかで要約的である.真実を求めるマスメディアならば,筆者の文章から以下の事項について考えてみるべきであろうと思う.
  1. 「慰安婦」たちをなぜ「挺身隊」という的外れな概念で代表したのか?
     慰安婦たちの痛みを受け止めようという名分で 韓国で初めて設立された社会団体は「挺身隊問題対策協議会」(挺対協)である.しかし,挺身隊と慰安婦とは全く異なる概念である.理論上で見れば挺身隊は女性勤労者だったため賠償問題とリンクする筈が無い.にも拘らず韓国は慰安婦を挺身隊と表現して来た.名前からしてこのありさまでは,韓国は慰安婦問題を科学的に定義もせずに募金事業と抗日事業を始めたということになる.
     韓国では「慰安婦」と「挺身隊」を混用し,皆が日本軍に連行されて性的な慰み者にされた人々であるものと定義して来た.しかし慰安婦と挺身隊は概念からして全く違う.
     「挺身隊」は「女子勤労挺身隊」の略称で,これは15~40歳の女性たちが生活苦の為に自ら行ったり,誤った情報に誘惑されて行ったり,または罠にはまって行った人々で,彼女らは多かれ少なかれ報酬を貰って勤労を行なっていた人々である.
     半面,慰安婦たちは日本軍により強制連行されて性を奪われたり,自ら性を売ったりした女性たちである.性を強制で奪われた女性たちは,主に嫁入り前で連行された女性たちであり,性を売った女性たちは文字通り「왜 색시」(訳註:強いて訳すなら「倭娼」くらいか)だったのである.
  2. 慰安婦だと申告した125名中,挺対協とナヌムの家に現在まで残っているおばあさんは何名か?
     「ムクゲおばあさん会」の沈会長の陳述によれば,太平洋戦争当時に慰安婦だったと申告したおばあさんが 1992年度には200名程度,今は125名が残っているという.彼女らのうち何名が挺対協とナヌムの家に残っていて,どのような特典を受けているのか.
  3. 挺対協とナヌムの家は各々これまで国内と海外からどれだけの義捐金を受け取っており,彼女ら125名にどのような支援を行なったのか?
  4. 偽物と本物をどうやって区別したのか?
     本物の慰安婦のおばあさんたちは恥ずかしがって隠れ住んでいるという.本物か偽物かを女性部で調査したというが,TV画面によく登場する2名の慰安婦について 日本側がこれを指して偽物だと言っているのは何故なのか.これは韓国の名誉が掛かった問題である.
  5. 朴ポクスン(訳註:前回出て来た朴ポンスンの誤記だろう)おばあさんに対し,日本の団体が17年間も真心込めて助け,葬儀まで済ませた頃,挺対協とナヌムの家は何をしていたのか?
  6. 挺対協とナヌムの家に所属しているおばあさんの数は今何名で,今はどのような義捐金を受け取ってどのような事業や活動を行なっているのか?
     沈会長の陳述では,挺対協に2名,ナヌムの家に10名ほどのおばあさんが所属しており,そのうち5~6名は中国から渡って来たそうだが,これは事実なのか? もしそうなら,支援を受けられずにいる他の120名ほどのおばあさんは何故両団体を離脱したのか?
筆者は沈会長の陳述をそのまま要約して発表した.ひとえに真実と正義の為にである.これに反論があるなら,社会的に公論化されるべきである.なのにメディアは何よりまず筆者を罵り,聞く所によれば挺対協は法的対応を行なうという(訳註:挺対協側が池萬元氏を名誉毀損で訴えると発表(15日)したことを指す).
 慰安婦問題は国内で最もセンシティブな問題の一つであり,それだけに社会的関心事でもあり,同時に国際社会の関心も大きい.挺対協は無条件に法的対応を取るなどという脅迫(?)(訳註:疑問符は原文通り)するのではなく,沈おばあさんの主張のうち何処が事実で何処が事実でないのかを究明することから始めるべきだろう.メディアもまた,池萬元殺しに熱を上げてばかりおらずに,率先して真実糾明に乗り出すべきではないか.
 ちなみに,この「4部作」は何度か題名が変更されています.13日に掲載された1本目が当初は「慰安婦を解剖する。」なる標題だったことについては以前にも触れました.その後 続編が上がって来た14日には「慰安婦問題を解剖する (上/下)」に修正,4本が出揃った15日には「上・下・後記・補強」と変更,うち「補強」のみが16日には「慰安婦ハイライト!」と変更,そして今日17日には「慰安婦問題を解剖する (1~4)」と単に通し番号を付する形になっています.内容のほうも細かい修正は加えられている模様ですが,論旨自体に変化は無さそうです.
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by xrxkx | 2005-04-17 12:12 | ◆ 池萬元 慰安婦発言