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とっとられなくておめでとう


とっと・る [鳥取る]〔ラ五〕 弱者の人権救済を口実に、三権を超越した権力を握り国政や地方行政を壟断すること。「次は大阪と神奈川が~られそうだ」




…もとい,鳥取といえばこれに触れておかないわけに行きません.




 鳥取県の片山善博知事は三十日、表現の自由などとのかかわりで異論の出ている県人権侵害救済条例について、「この際(六月からの)施行を凍結し、一から見直した方が良い」とし二月二十四日開会予定の県議会定例会に条例の施行凍結を提案する意向を示した。
 県議会による条例の可決・成立から三カ月余り。片山知事は人権条例施行の仕切り直しへ向け大きくかじを切った。
 施行凍結は片山知事が定例記者会見で述べた。表現の自由をはじめ、人権侵害定義のあいまいさや事案に対応する委員会の独立性確保など指摘されている条例の問題について、(1)論点を克服できるような改正案を出す(2)条例凍結を提案し、県内の人権侵害事案を一から点検し直す―という二つの案を、まず説明した。
 片山知事はその上で、「内容をそそくさとまとめては、大方の納得を得られる自信がないし、望ましくない」と改正提案に消極的な姿勢を示した。「県内でどんな人権侵害があり、立法を必要としているか押さえておく必要がある。この際、時間をかけても一から見直した方が良い」と凍結を選択する理由も示した。凍結期間は「結果的にそそくさとなる」として定めない方針。
 条例は議員提案により昨年十月に成立。だが片山知事が条例運用の頼みとしていた県弁護士会が協力拒否を通告。このため県は同会メンバーら有識者を招き、年末年始の二回、懇話会を開いて問題点の指摘を受けた。条例凍結は、この懇話会で弁護士会側から持ち出され、片山知事も「選択肢の一つ」としていた。(土井誠一)


何はともあれ,今まで人権条例への反対の声を上げ挙げ続けて来たあちこちのサイトの皆さんや 街頭でのビラ撒き・署名運動などに尽力された方々の労をねぎらいたいと思います.


上の記事にも「凍結」とある通り 件の条例は決して葬り去られたわけではありません.長い勝負になるでしょう.
また人権条例以外にも私たち一人一人がひとりの日本国民としての立場から警戒感・危機感を常に持ち続けかつ表明し続けるべき問題は山ほどあります.
女系天皇の問題然り,外国人参政権の問題然り,韓国人観光ビザ免除の問題然り,….


ともあれ こうやって抗議の声が形になるのを目の当たりにするというのは大変に勇気付けられる事であると同時に,日本という国の根幹を揺るがしかねない出来事を前にただ傍観していることが 現在日本に生きる私たち自身はもちろん50年後,100年後の子孫たちへの罪であるということへの認識を新たにさせられます.
上に挙げたような諸問題への取り組みにこれまで私が為し得た寄与は微々たる物に過ぎなかったことを思うにつけ 心中忸怩たる物があります.



何かにつけて「便所の落書き」などと揶揄され或いは後ろ指を指されるサブカルチャーの中から,「しない善より する偽善」という名言が生まれました.
今回人権条例が凍結に至った功労の少なからぬ部分は,かかる精神とそのたゆまずかつ気負わぬ実践に帰せられるべきでしょう.


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by xrxkx | 2006-01-31 21:01
【竹島の日まであと22日】ようやく初めての返事が来ましたよ

……鳥取県からですが(爆)


「お答え」本文は総務部県民室長で 最後のsignatureは企画部企画振興課の方2名になっているところを見ると,おそらくテンプレがもう出来ていたんだろうな,これ….


○○ ○○○ 様
先日お寄せいただきました竹島の日に関するご意見につきまして、企画部企画振興課から次のとおりお答えします。
平成18年1月31日
鳥取県総務部県民室長 田村 明 敏

竹島が日本の固有の領土であるということは、我が国の従来からの一貫した主張です。一方で、韓国も自国の領土であることを主張しており、この竹島の領土問題は、日韓両国政府間で冷静に歴史的事実をきちんと整理・検証し、お互いの主張の根拠等を忌憚なく話し合い、共通理解の範囲を広げる努力をすることが大切だと考えます。
なお、竹島はかつて鳥取藩の領地であったという歴史的経緯もあり、鳥取県知事として様々な機会を捉えては、島根県の考え方を理解し、支援する旨の発言をしています。
例えば、
・昨年3月、韓国の全国市・道知事協議会から我が国の全国知事会宛に竹島の日条例制定に関し抗議が寄せられた際、知事会として毅然とした見解を回答すべきと麻生全国知事会長に進言。
・昨年4月、竹島の韓国領有に根拠がない旨を「週刊文春」に寄稿。
・昨年5月、米子市で開催された中国地方開発促進協議会(中国5県の知事、議長出席)において、日韓の漁業問題と併せて、竹島の領土問題についての認識を表明し、島根県知事の発言を補足支援。

以上のことは鳥取県議会の本会議場でも表明しているところですが、今後も、機会を見つけて、同様の主張をしていきたいと考えています。

企画部企画振興課 須 藤 明夫
(電話)0857-26-7095 担当:国岡


えぇと,せっかくお返事下さったのですが,

落 第 で す 。



まず


竹島が日本の固有の領土であるということは、我が国の従来からの一貫した主張です。

ここまでは文句ありませんが,そう言ったそばから

一方で、韓国も自国の領土であることを主張しており、

とコレですから.
これではニュースなどでよくある「日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名:独島)」路線そのままです.
「日韓双方にそれぞれの言い分がある」と言いたいらしい.


御存知のように韓国側では馬山市が竹島の日に対抗して「対馬の日」なるものをやっており,「対馬が韓国領であること」を主張する論文の公募などというものまでやっている由.
本気で対馬が韓国領だと思っているのか,それとも「竹島の日なんてこれくらい荒唐無稽な代物ニダ」「荒唐無稽には荒唐無稽で対抗ニダ」といういつものヤツなのかは 私には分かりません.
こういうのが出て来た以上 今度は対馬のことを「日韓双方が領有権を主張する対馬(韓国名:てまど)」とでも呼べと仰るおつもりらしいですね,この県民室長さんは.
「我が国の従来からの一貫した主張」の重さというのはたったそれだけのものらしい.


挙句の果てが


この竹島の領土問題は、日韓両国政府間で冷静に歴史的事実をきちんと整理・検証し、お互いの主張の根拠等を忌憚なく話し合い、共通理解の範囲を広げる努力をすることが大切だと考えます。

と来ました.
韓国側が盧武鉉であれ潘基文であれカッターナイフおじさんであれ「お互いの主張の根拠等を忌憚なく話し合」う姿勢のカケラでも見せていますか.
先日書いたばかりですが
「侵略に対する韓国民の傷がよみがえらないよう、靖国神社参拝、歴史教科書の歪曲(わいきょく)、独島(竹島)領土権の主張など、一切やめるべき」

同条例は「当然、撤回すべき」

と,ハナから話し合う気など持っていないのは明白でしょうに.


先日もあちこちで話題になっていましたが,何せ李承晩のこういう火事場泥棒的なやり口を「絶妙だった」などとのたまうお国ですよ相手は.
それがサンフランシスコ講和条約に反する行為であるのを承知で「先手を打った」と居直るお国ですよ.
こういう国のやりたい放題を横目にしながら ただ「対話のテーブルに着くよう粘り強く説得」していればそれで満足なのだったら,そもそも一地方自治体が条例まで作る必要など無いのです.


私は此処数年来再三に亙ってあちらこちらで「竹島を極東のフォークランドにせよ」と言い続けています.
賛同して下さる方は殆どいませんが,最終的にそれしか方法は無いだろうと考えます.
「話し合いによる解決」がベストなのは誰にとっても明らかでしょうが,それが可能かどうかは相手によります.


何度でも言いますが,まさにこういう局面で 全世界が見守る中で韓国に突きつけるべき踏み絵としてハーグがあるわけです.
国際法に則った平和的手段による紛争解決を拒み続けているのが韓国側である以上,日本側が外交手段としての「その次の一手」を打つことは十分すぎるほどの大義名分があり,またそれが出来ないような国は主権国家とは呼べません(これは領土問題に限らず拉致問題についても全く同様です).


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by xrxkx | 2006-01-31 20:24 | 竹島
【竹島の日まであと23日】島根県がやらないなら「フォトしまね」国外向け海賊版作っちゃうぞ

週末あまりゆっくりPCの前にいられませんでしたので,今日からまた全国各都道府県知事へのメールを出し始めました.
相変わらず一つとして返事の来ない作業(怒)を黙々と続けていますが,もうちょっとで全国コンプリートです.
まぁ相手が地方自治体ですので,他地域の者の意見など見向きもされないのがデフォであろうことは初めから承知の上でやっています.



未だにご自分のお住まいの地域の知事にすらメールを出していないという読者の方へ.
それくらいの手間も惜しいのでしたら,ましてやこんな場末blogなど一々読みにいらっしゃるのは面倒でしょう.
明日から来て下さらなくて結構です.



かの「フォトしまね」竹島特集号のことですが,あれの英語版をせめてweb版だけでも作って国外向けに公開できないかという提案を島根県にメールで送ったのは前回書いた通りです.
その提案の後 もう一本,「竹島の日に関する新聞広告を国外(特に欧米)の新聞各紙に出してはどうか」というのを送ってあります.
島根県からは今のところ何の返事もありませんが,まぁ良いでしょう.
とにかくこちらは思いつく限りのことを片っ端からやるまでです.


むろん私とて何も「日本人もVANKの真似事みたいなことをやれ」と言う気はありませんが,それはともかく こと第三国へのアピールに関する限り 日本が韓国ごときにまで収支終始やられっぱなしであることは残念ながら否み難いでしょう.
かの国ではこんな子供までがこうやって日本の中学生程度に過ぎない英語力をものともせずにblogまで書いている.
こういうのを拙くはあってもとにかく人目に触れる場所に出すということがどれだけ大事な作業だかを,私たち日本人は再認識すべきです.
日本国内でプロ市民叩きに溜飲を下げるのも結構でしょうが,肝心の国外向けメディアが共同とかJapanTimesみたいなのばかりでは それすら「日本の右傾化」プロパガンダのネタにされるのがオチです.




数日前,「立ち上がれ!日本」ネットワークのサイトに,かの濱口和久氏の「竹島(領土問題)の解決は国家としての責務」という文章が載りましたが,そこに述べられている通り


本来、日本政府が毅然とした態度で竹島問題の早期解決を実現していれば、民間人や地方自治体(島根県議会)が関与する必要はなかった

のです.
昨年3月17日に島根県議会が竹島の日条例を可決した時に,当時の細田官房長官にせよ町村外相にせよ これに対する支持の意を表明するどころか あべこべに「一地方自治体がやっていることで政府は関係ない」という態度に終始し,これを機に竹島問題に関する日本政府の立場を毅然として示すことは終にありませんでした.
当時の高野駐韓大使の「竹島は日本領である」発言の後に同大使を日本に呼び戻すなどの腰の引けた外交しか出来なかったのも彼らです.
本営がそういう体たらくで,現場の人間が体を張って国の利益や尊厳を守れるわけがありません.…もっとも高野大使は件の一件の後駐独大使に栄転したそうですが(笑).


御存知のように今年は内閣官房長官も外相も去年とは入れ替わりました.
昨年10月末でしたか,小泉改造内閣の顔ぶれが発表された時は,韓国あたりではそれだけで朝野を挙げて「日本政府の右傾化」だ「歴史的テロ」だと大騒ぎだったのは記憶に新しいところです.
安倍官房長官にせよ麻生外相にせよ,せっかく韓国側があれだけ高く評価してくれているのですから,竹島の日を迎えるに当たっては是非とも彼らの期待に沿う言動をお願いしたいものです(笑).


「アジア」を愛する日本の良心的メディアの皆さんは「あれは自治体が勝手にやっていること」式の弥縫的発言くらいでは勘弁してくれないでしょうし,政府は政府で結局また「話し合いによる平和的解決」云々でお茶を濁すでしょう.
「話し合いによる平和的解決」大いに結構.まさにそういう時の為にハーグがあるのです.
竹島の日当日,メディアにコメントを求められた際に「国際司法裁判所」の「こ」の字も発し得ないような政治家なら,誰がポスト小泉の座に就こうが団栗の背比べでしょう.


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by xrxkx | 2006-01-30 20:44 | 竹島
【竹島の日まであと26日】「フォトしまね・竹島特集号」web版が出来てたよ

一昨日・昨日と,空き時間を見つけてはメールばかり出しまくっています.全国各都道府県のwebサイトなんてGoogleで簡単に見つかるし,文面は使い回しだから あっという間に済むだろうと思っていたけれど,甘かったな.こんなに手間が掛かるとは.全国コンプリートまでにあと2~3日掛かりそう.


さて,日本国内は勿論 Kの国でも何かと話題になっている「フォトしまね」161号(竹島特集号)ですが,いよいよ島根県が昨26日付でwebサイトに掲載しました.一見の価値ありです.特に「論点整理」の項などは,Naverあたりで何かというと「SCAPIN677」を持ち出したがる頭の弱い韓国人を撃沈する時のアンチョコとしてもおすすめです(?).


冗談はともかく,今回の竹島特集号については県外からの問い合わせも多かった由.web版の公開も一面ではそうした声が反映されたものでしょう.嬉しい事です.早速島根県のサイトにメールを送ってみました.


宛先: teian@pref.shimane.lg.jp
件名: 「フォトしまね」竹島特集号 英語版web公開の提議

「フォトしまね」竹島特集号,いよいよwebサイトに公開されましたが,せめてweb上だけでもこれの英語版を公開なさっては如何でしょう.

御存知の様に,韓国では「サイバー外交使節団」を名乗る幾つかの民間団体が事実上政府の庇護の下に多くのメンバーを動員して活動を繰り広げています.彼らが日本海呼称問題と並んで特に力を入れているのが他ならぬ竹島領有権問題であり,彼らは韓国国外のwebサイトなどで竹島を日本領と記すなどの「誤った」記述を見つけ出しては,サイバー攻撃まがいの「抗議」を仕掛けて記述を改めさせるという強引なやり方に出ています.

彼らの方法の良し悪しは別として,日本側の第三国への広報活動が韓国に比べて遅れを取っている事実は否めません.竹島の日条例第1条に謳う所の「竹島領土権の早期確立を目指した運動」は,かかる対外アピールへの取り組みを含むべきです.是非ともご検討を賜りますようお願い申し上げる次第です.


ところで,当blogからもリンクさせて頂いている,普段主に人権擁護法案周りで頑張っていらっしゃる「メタモルフォーゼ・ニッポン」さんのところに 竹島の日関連エントリが上がって来ていたのを今朝読みまして(私の地味な活動を紹介してくれて有難うT-T),そこで知ったニュース.どうやら讀賣の島根県欄に載っていたニュースのようです.讀賣のサイト上では既に差し替え済みになっていますので,2chのスレをそのまま貼っておきます.



◇竹島の日 条例撤回、手紙で要望 ソウル市議(ソース2ch)


昨年3月、県議会での「竹島の日」条例案採決の際に来日、議会棟前で横断幕を掲げるなどして再考を求めた韓国のソウル市議から、条例撤回を要望する手紙が、複数県議に郵送されていたことが21日、わかった。


手紙は12日付。日本語で書かれ、「侵略に対する韓国民の傷がよみがえらないよう、靖国神社参拝、歴史教科書の歪曲(わいきょく)、独島(竹島)領土権の主張など、一切やめるべき」などと指摘し、同条例は「当然、撤回すべき」としている。


受け取った県議の一人は「韓国側は条例を批判しており、こうした手紙が来たのも不思議ではない。ただ、こちらの考えが変わることはなく、(領土権早期確立などを)粛々と主張する」と話している。



このソウル市議って,カッターナイフおじさんこと「独島郷友会」会長・崔在翼(ちぇ・じぇいく)のことですね.
讀賣の記者さんも「議会棟前で横断幕を掲げるなどして再考を求めた」などと遠回しな物言いをせずに


「刃物を振り回して暴れた」


と書いてやればよいのに.



おまけ



これ,「takeshima」でGoogleしたらトップに来ました.Liancourt Rocksdokdoで検索した時にも出て来るようにしないといけないな.お歳暮のときと同じ要領ですので自サイトをお持ちの皆様はよろしく.



こっちは↑まだ始めたばかりで国外からは殆ど人が来ていませんが,まぁ気長にやります.検索に引っ掛かる場所にさえあれば,いずれこういうことも出来るので.



夕方追記


つい先ほど上がって来ていたニュースですが,島根県はどうやら件の「竹島特集号」を韓国・慶尚北道に贈ることにしたようです.
こういう攻めの姿勢はまことに結構なことです.
よしんば送り返されて来るにしても,それは韓国側の勝手ですので.


ただ,送り先に韓国だけを選んで安心してしまわないようお願いしたいところ.
上の島根県へのメールには文字数の都合で書けませんでしたが,第三国に向けて「日本はいつでもハーグで国際法に則って平和的に問題を解決する用意がある」ことをアピールして行くことが,韓国を追い詰める上では一番の正攻法でしょう.



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by xrxkx | 2006-01-27 13:16 | 竹島
【竹島の日まであと29日】他の都道府県に援護射撃をさせよう

私の場合は北海道在住なので,まずは北海道知事にメールしてみることに.
北海道のwebサイトから「提案の広場」「知事への提案」と進むと知事宛のメール送信フォームがあります.
以下,送ったメールの内容:


件名:竹島の日への賛意表明を求めます

拝啓 時下益々御清栄のことと御慶び申し上げます.

さて,御存知の様に本年2月22日は
我が国にとって記念すべき最初の「竹島の日」です.

昭和27年(1952年)の李承晩による一方的な「海洋主権宣言」以来,
韓国は我が国の主権を武力を以て侵害し続けています.
かかる現状に対する我が国政府のこれまでの取り組みは,
残念ながらとても十分なものとは言えませんでした.

こうした中,竹島の属する島根県が「竹島の日」条例を成立させ,
国に先んじて国家主権護持の最前線に立つ気概を示したことは,
島根県民のみならず全ての日本国民が斉しく嘉すべきものです.
竹島の日はいまのところ島根県だけの条例に過ぎませんが,
竹島そのものは日本のものであり,
従って竹島の主権回復の問題は
私たち全ての日本人の共通の課題であるからです.
殊に,北方領土という同様の課題を抱える北海道民にとって,
地方主導でのかかる取り組みの意義は計り知れません.

そこで,第1回・竹島の日を迎えるに当たり,
道知事に於かれましては是非とも道を代表して
竹島の日への賛同と島根県知事・県議らへの支持の意を
公式に表明なさるよう求めるものです.

公務ご多忙のこととは存じますが,
上の意思がおありかどうかお聞かせ戴ければ幸甚です. 敬具

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by xrxkx | 2006-01-24 19:57 | 竹島
【黄禹錫】朴基栄の辞表提出についての若干の補遺

今日のお昼頃に韓国メディアが一斉に伝えていました.
午後には日本語記事も出始めたので 既にお読みになった方も多いことと思います.



上の朝鮮日報の記事,よく読むと「青瓦台(ちょんわで:大統領官邸)のスポークスマンが23日発表した」と言っているだけで,辞表そのものがいつ提出されたのかについては言及されていません.
そのため読んでいてちょっととまどったのですが,以下のオーマイの記事では辞表提出の時期を「20日」と書いています.
どうも20日の時点では盧武鉉は猶も辞表を受理するかどうか態度を決めかねていたフシがあるな….
これで もし「受理せず」と決まっていたら,辞表提出の報そのものがおそらく握りつぶされていたでしょう.
これで「辞表電撃受理」も無いもんだ.


下は問題のオーマイの記事なのですが,これを書いた記者,報道文を書かせると文体がひどくふやけてしまうわりに こういうコラム的な文章を書かせると結構書ける人のようです.
まぁ内容は当blogでも今まで散々言って来た「青瓦台はやる気あるのか」という話に過ぎないのですが,こんな感じ:



朴基栄辞表,もはや我慢もこれまでか (オーマイニュース 01/23)


朴基栄(ぱく・きよん)・青瓦台情報科学技術補佐官が さる20日,李炳浣(い・びょんわん)秘書室長に正式に辞表を提出した.
さる10日に口頭で辞意を表明してから実に10日後のことだ.
黄禹錫(ほゎん・うそく)事件についての真実究明の程度などを考えると,遅きに失したというのが記者の判断だ.


「辞任は考えていない」→「ソウル大最終調査が済んだら」→「検察捜査中なので」


朴補佐官が辞表を提出した状況中,再三に亙る「青瓦台の翻言」について押さえておかないわけには行かない.


まず昨年11月,黄禹錫・ソウル第教授の幹細胞研究に関連して倫理的疑惑が起きると,民主労働党や市民団体らは朴補佐官をはじめとする責任者らの辞任を主張した.


だが青瓦台は「朴補佐官の辞任はまったく考えていない」と断乎たる態度を示した.


特に,当時 朴補佐官は黄教授の幹細胞研究疑惑を取材して来たMBCの「PD手帳」チームに一方的に不利な内容だけを盛り込んだ報告書を盧武鉉大統領に提出したという疑惑を受けていた.
つまり,黄教授の研究を取り巻く疑惑よりも「PD手帳」チームの取材態度ばかりを問題視し,大統領の判断を曇らせたとする指摘だ.


その後,昨年12月,黄禹錫教授と盧聖一(の・そんいる)ミズメディ理事長の「告白」(原文註:16日),ソウル大調査委員会の中間調査結果発表(原文註:23日)などを通じ,幹細胞研究を取り巻く諸疑惑が事実であることが一つまた一つと判明し始めた.
特にソウル大調査委員会は,中間調査結果発表で 黄教授の2005年「Science」論文が操作されていた(訳註:捏造だったの意)ことを公式確認した.


にも拘らず,青瓦台は朴補佐官らについての責任論を先送りにした.
当時,青瓦台は「朴補佐官らの進退は ソウル大調査委員会の最終調査結果が発表されてから決定されるだろう」と表明した.


もちろん,記者はこれを「ソウル大調査委員会の最終調査結果を通じて 黄教授の幹細胞研究が操作されたものと判明すれば,本人が辞任するなり人事権者(訳註:この場合は大統領のこと)が更迭を行うなどの措置を取る」という意味に受け取っていた.


こうした中,さる1月10日,ソウル大調査委員会の最終調査結果が発表された.
一言で言えば,黄教授の主張して来た「合わせ型幹細胞」も「源泉技術」も存在しなかったというのが結論だ.
2005年論文に続いて,朴補佐官の名が共著者に挙がっている2004年「Science」論文も操作されたものであることが分かった.


朴補佐官自身の辞任で終結した「科学的責任論」


こうして黄教授の幹細胞研究が全て「操作」と判明すると,朴補佐官をはじめ汎政府レベルの大々的な支援政策を行って来た高位人士らに対する引責は不可避に見えた.
こうした状況を意識してか,朴補佐官は発表直後に李炳浣秘書室長を通じて口頭で辞意を表明した.


当時 金晩洙(きむ・まんす)スポークスマンは午後のブリーフィングで「朴補佐官が辞意を表明したが,正式に辞表は提出していない」として「辞表が提出されれば人事権者が検討する」と語った.


記者はこのようなブリーフィング内容を聞いて,盧大統領が「青瓦台責任論」を受け入れ,朴補佐官の辞意を受け入れるものと予想した.
だが,この予想は「科学的責任論」の前にものの見事に外れた.
何日経っても,朴補佐官が正式に辞表を提出したとか,人事権者である盧大統領が彼女を更迭したとかいった話は聞こえて来なかった.


こうした状況に至って,様々な解釈が飛び交った.
盧大統領が「科学的責任論」を根拠に朴補佐官を庇っているとか,盧大統領をはじめとする青瓦台が 幹細胞研究への未練を捨てられずにいるのだとか,挙句は朴補佐官は堪えているのだとか,等々….


さる16日,金晩洙スポークスマンは「朴補佐官の場合,盧大統領がたびたび明言なさった原則通り 行政的・法的責任についての根拠が整理されないと責任を問えない」として,「いま検察捜査と部署調査が進行中であるため(ママ),青瓦台の人事と朴補佐官の進退問題とは直接の連関性が無い」と語った.


検察捜査が終わった後にでも責任を問うこともあり得るが,今はその時ではないというわけだ.
「ソウル大調査委員会の最終調査結果が発表された後に朴補佐官の進退問題を決定したい」という昨年末の約束を自ら反古にしたことになる.


結局,朴補佐官はさる20日に正式に辞表を提出することで自ら「青瓦台の庇護」のカーテンから抜け出た.


興味深いのは,青瓦台が朴補佐官の辞表提出の背景に関連して「本人が業務を続け難く困ったと感じて辞表を提出した」と説明していることだ.
ならば彼女は辞表を提出するまでは業務遂行にこれといった支障を感じていなかったということだろうか.
何とも理解し難い「釈明」である.



上で謂う所の盧武鉉の「科学的責任論」なるもの,おそらく以前ご紹介した これのことを言っているのでしょう.
そろそろ韓国でもこうやって「青瓦台がぐずぐずしていること・身内を庇っていること」への輿論の風当たりが強くなり始めているようで結構なことです.
もっとも読者の中には「I Love 黄禹錫」の残党らのローソクデモのほうがネタ的に面白いという向きも少なくないでしょうが.


が,かの国の斜め上度を考えれば,朴が自ら官界を去ったことで青瓦台は今度は朴に対する責任追及を「もはや管轄外」とか何とか言い出しそう.
もし本当にそうなれば,朴についてはあとは──道義的責任の問題をひとまず除けば──黄への研究支援などに関する法的処分如何の問題が残るだけとなりますが,以前も触れたように肝心な検察・監査院などがどうも腰が引けているらしいのが気になります.


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by xrxkx | 2006-01-23 20:53 | ◆ 黄禹錫 / 卵子売買
ウリナラ版自虐史観,愚痴っぽくてちょっとオゲレツ。

朝鮮日報(日本語)から2本.



  1. 現役高校教師、自作詩で韓国卑下 市民団体の非難殺到 (01/19)

  2. 【XX大韓民国】「表現の自由」「教師不適格」…論争拡大の様相 (01/20)


1本目のほうを見て「また『韓国卑下ニダ』系か」と思ってしまった私はまだ甘いようです.
これ,朝鮮日報にすれば全教組のアカ教師を叩くネタなら何でも良くて,謂わば「ミニ姜禎求」みたいな持って行き方をしたいのだろうな
(姜禎求について初耳の方は以前書いたエントリをどうぞ).


 


同じアカ教師にしても,日本のそれが「過ちは繰り返しませんから系」なのに対し,韓国のはもっとずっと好戦的というかアジ掛かっているというか.
おかげで自称詩人まで4文字ワード吐きまくり.


日本で「自虐」史観(「自虐」は鍵括弧入り.あれは本当は自虐でも何でもない単なる一揆史観だし)といえば常に「日本=侵略国・加害国」なるプロパガンダと表裏一体ですが,その点韓国人にもとより「加害国」としての負い目などある筈も無いので,ウリナラ自虐史観というのは必ずといってよいほど「自国の立場の弱さ」への鬱憤に収斂して行くことになります.


上の記事に米軍の装甲車に惹かれて轢かれて死んだ中学生の件が出て来ますが,あれで反米感情が一気に盛り上がったのが盧武鉉大統領誕生の原動力だったのは有名な話で,「迫害されるウリ」という構図は韓国人のツボ.

韓国の新聞などでしばしばお目にかかる単語で「위상 wi sang」というのがあります.
漢字で書くと「位相」です.
といっても phaseでもtopologyでもありません.
この場合の「位相」とは「立場」,特に「他者との力関係に於ける立場」を指します.
つまり「自分が相手に対して有意に優位にあるか劣位にあるか」ということ.


これを韓国人はやたらと気にします.
で,その結果 自分が優位だと思えばすぐ有頂天になるのはご存知の通りですが,劣位の場合はひたすら内に鬱憤を溜め込み,何かあるたびに爆発させる.
しかも面白いことに何度爆発しても鬱憤は消え去らない.


ただ,彼らが長い従属の歴史の中で身につけた唯一といってよい知恵は,「自立できないが故の無責任」の味を覚えたという点でしょう.
ベトナム派兵にしてもそうでしょうし元寇にしてもそう.
「生きて行く為にはそうせざるを得なかった」.
彼らがしばしば日本を「戦犯国家」と呼びながら,ほかならぬ彼ら自身が曾てその「戦犯国家」の一員だったことはあっさりスルーできる所以です.


 


反米ナショナリズムがサヨクのおもちゃにされている国というのは別に韓国に限らないだろうけれど,
この国の一番気の毒なところは 保守派に親米・媚米しかいないという点だな….


もっとも,だからこそ こういう国と例えば「靖國」なら「靖國」について分かり合おうとするのがそもそも無理のような気がしますが.



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by xrxkx | 2006-01-20 21:17 | ここが変ニダ韓国人
【黄禹錫】検察の態度次第ではまた「トカゲの尻尾」に逆戻りしかねない件

今日やっと「ソウル大総長が 同大一般懲戒委員会に 黄ら7名の教授の厳重懲戒を求める要求書を提出した」のだそうです.
同大調査委の「最終発表」から10日も過ぎているのだから そろそろ処分が決定するかと思ったら,まだこんな悠長なことをやっている.


NEWSisが今日17:33付で「ソウル大,黄禹錫碩座教授職剥奪」と断定口調の標題で報じていました(よく似た記事が東亜日報にもありましたので そのうち日本語版が上がって来るでしょうから訳しません)が,中身を見れば何のことはない,


…黄教授の教授身分が維持されるかどうかは,懲戒委の議決結果に従い決定される予定だ.…

とあり,要は懲戒委はまだ何も決定していないということ.
10日も掛けて,です.
今度はソウル大の側が「検察捜査の経過を見守って…」という態度でいるのがありあり.




で,その検察が検察でまた悠長なことをやっているという話は前々回少し触れたのでしたが,朴基栄らに手を出したがらない検察が どうも現場の下っ端に責任をかぶせたがっているように見えるニュースが,ここのところイヤに目に付きます.
極端な話,


などというのがありましたが,別に金ソンジョンならずともポスドクなら誰だって職探しくらいするでしょう.


もともと金については黄が「すり替えたニダ攻撃」に出た当初から「そんなことをして金に一体何の利益が」という疑問はあちこちで指摘されていたのでしたが,どうもここに来て俄かに「金はアメリカで職にありつく為に業績が必要で,それでつい…」という方向に話が持って行かれているニホヒがする.
まぁこれはあくまで憶測に過ぎませんので深くは触れませんが.



ところで上の中央日報の記事には更に


検察はまた、黄教授チームのクォン・デギ幹細胞チーム長がソウル大調査委の調査が行われた昨年12月18日ごろ、自分のノート・パソコンのファイル300個を1度に削除した事実を確認し、ファイルを復旧している。

とありますが,それについてもう少し詳しく触れている記事を見つけたので一応見ておきます.
これがまた馬鹿げた記事で──




幹細胞操作事件を捜査中のソウル中央地検特別捜査チームは,黄禹錫教授チームの幹細胞チーム長を務めていた権デギ研究員が ノートPCに保存してあった研究関連ファイルを2重に破壊した情況を押さえ,証拠隠滅があったのかどうかを調査している.


検察が20日明らかにしたところによると,権研究員のノートPCからは計381個のファイルが削除されており,このうち2005年5月以後の研究ノートに関連した302個は復旧できたが,2004年論文に関連した79個のファイルは復旧がほぼ不可能な状態だったことが確認された.


検察関係者は,
「ファイルを削除した上で上書きをしてあり,復旧に支障をきたしている.
証拠隠滅の試みがあったのかどうかを調査中だ.
具体的なファイル内容を知ることはできないが,大部分は実験ノートと思われる」
と伝えた.


ソウル大調査委員会は,権研究員がファイルを削除したデスクトップPCのデータは復旧・調査したが,ノートPCは調査が済んでいない状態で真相調査を終えた.


検察はこの日(訳註:今日の午後?),ソウル大の黄禹錫研究チームの研究員6名と ミズメディ病院の研究員3名を呼んで調査する予定だ.(ソウル=聯合ニュース)



こちらの聯合の記事では381個にも及ぶファイルがいつ削除されたのかについては言及がありません.
データ消去の件は01/12にも一度書きました(あそこで出て来た「K研究員」というのが,おそらくこの権(Kwon)のことらしい).


前の中央日報の記事には「昨年12月18日ごろ、自分のノート・パソコンのファイル300個を1度に削除した事実を確認」とありますが,これらは全て聯合の謂う所の「復旧できた」分(=2005年5月以降のもの)だと思えば辻褄は合います.
300個のファイルが消されたという「昨年12月18日頃」という時期も,なるほどソウル大調査委が黄の研究室を封印に掛かった時期とよく一致します.
これらが全て無事復旧できて,古いファイルばかりが復旧不可能という時点で 普通は


「単に空いたクラスタが使っているうちに自然に上書きされただけじゃないの?」

と考えそうなものですが如何でせう.


もっとも,01/12にご紹介した記事では 調査委がPCを押収しようとしたら黄が邪魔したことになっていましたので,これでもし


検察「意図的に上書きした」と断定→権「黄教授の指示で消したニダ」と証言

とかいう流れになったら また金ソンジョンの時とまったく同じ展開になりそう.


関連っぽいの



検察,ミズメディ幹細胞直接検証 (聯合 01/19)

まだやってます.
ウソツク大先生が「体細胞クローンによるES細胞」だと言っていたのが結局は全て受精卵由来だったというところまではソウル大が調べたのでしたが,今度はミズメディの持っている(もともと受精卵由来と銘打った)幹細胞の中に「実はこれがウソツク細胞だったニダ」というのが無いかどうか探し始めているという….


検察にこんな調査をしろと言ったのが誰なのだか分かりませんが,おそらく青瓦台にせよウリ党にせよ黄擁護派輿論に引っ張り回されているせいなんだろうな….



黄禹錫切手など オークションに登場 (聯合 01/19)

中には「不謹慎ニダ」とか目くじら立てている韓国人もいるにはいるのでしょうが,まぁこういうニュースが出始めていること自体 韓国人にとっても一連の黄疑惑がトンデモネタ化している表れでもあるでしょう.
かつての集団熱病状態よりは健全かも.



【論文ねつ造】黄禹錫報道に抗議、MBC前で自殺未遂 (朝鮮日報 日本語 01/19)

こちらはこちらでまたやってます.
今回は火ではなく毒ですね.


たかがTV局に抗議するのにいちいち服毒自殺.
こういう国民が指を切ろうが日の丸を焼こうが自分自身を焼こうが,そんなのを見ていちいち某新聞のように
「過激な反日行動の背景には過去の植民地支配の被害者の心の痛みが云々」
などと明後日の方向を向いた解説をしていてはダメだということです.




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by xrxkx | 2006-01-20 20:08 | ◆ 黄禹錫 / 卵子売買
【黄禹錫】ウソツク教を指弾する側だって中身を見ればこのレベル。

検察の捜査の方は目新しい進展が見られませんので,書きそびれていたネタを今のうちにやっつけてしまいます. PD手帳の取り巻きのこと.





「『朴正熙パラダイム』が黄教授事態を招いた」 / [討論会]黄禹錫事態に見る韓国社会の現在と未来 (オーマイニュース 01/18)


黄禹錫・ソウル大教授の幹細胞論文操作で韓国社会全般が混乱に直面する中,今回の事態で表出した政府・政治・メディア・学会などの責任を明らかにする討論会が開かれた.


生命工学監視連帯が18日午後2時からソウル@@(訳註:地名?)社会福祉共同募金会館講堂で開いた「黄禹錫事態に見る韓国社会の現在と未来」討論会には,学者・言論人・市民団体活動家などが参席し,熱い討論を行った.


「科学技術界『朴正熙パラダイム』が黄教授事態の一因」


主題発表を担当した金ホヮンソク(原文註:国民大 教授)市民科学センター所長は,「今回の事態の核心は論文操作であり,これは科学界で検証・自浄される『コップの中の嵐』で済む可能性もあった」としながら,「しかし政府とメディアの『黄禹錫英雄化』により,論文操作事件が国家的混乱事態にまで拡がった」と批判した.


金所長は「今回の事態は金大中・盧武鉉政府の政策の産物だが,その政策の根はもっと長い歴史を持っている」として,「朴正熙パラダイム」を主要原因に挙げた.


本格的な産業化が始まった朴正熙政権時代から,科学技術を経済成長の道具と見做し,科学技術人らは専門知識と技術ばかりを熱心に追い求め,科学技術の社会的役割や影響は考慮しなくてよいという所謂「朴正熙パラダイム」がいまだに強く残っているというもの.


金所長は「国が数十年間に亙って助長して来たこうした支配イデオロギーのせいで,国民らは科学技術を単に先進国入りの秘法か何かのように神秘化するばかりだった」として,「その結果,科学技術研究が必ず伴わねばならない生命倫理及び研究倫理,科学技術の社会的理解などは極めて疎かにして来た」と指摘した.


また,金所長は「真実を明らかにする上で核心的役割を果たしたBRIC(原文註:生物学情報センター)が匿名で運営されていなかったら,真実が糾明されることは無かっただろう」として,「研究に問題がある時,研究員らがきちんと問題を提起し得る環境を作ることが重要」だと,実験室民主化の重要性を強調した.



「『PD手帳』取材倫理批判したメディアら,YTNには沈黙」


今回の事態の首班と目されているメディアの問題点も余す所無く指摘された.
チョン・ウンギョン「メディア・オヌル」記者は,メディアがMBC「PD手帳」とYTNの取材倫理違反に対して二重基準で臨んだと述べた.


「PD手帳」の取材倫理違反を手厳しく批判していたKBS・SBSなどの放送社や「朝鮮日報」「中央日報」「東亜日報」など主要新聞は,YTNがさる3日に取材倫理違反と「請負取材」を認める謝罪放送を行ったにも拘らず これを十分に報じなかったというものだ.


チョン記者は「『PD手帳』の強圧取材も深刻な問題だが,記者の黄教授チーム資金運搬(訳註:昨年12/01の安圭里らによる金ソンジョン懐柔ツアーに同行した折にYTN記者が「口止め料」の国外持ち出しに関与していたことを指す.昨年12/31のエントリ参照)や幹細胞検証の未報道,取材源から経費支援を受けていたことなど,YTNの取材倫理違反の方がより深刻だというのが衆論」だとして,「(原文註:YTNの取材倫理違反には目を閉ざす)一部メディアの振る舞いは,『PD手帳』の取材倫理違反への批判が真正性ある問題提起でなかったことを露呈したもの」だと主張した.


チョン記者はまた,さる5日「オーマイニュース」を通じて提起した「ピョ・ワンスYTN社長の黄教授関連報道介入疑惑」に言及しつつ,「それ以上に絶望的なのは,(原文註:ピョ社長に対するYTNの)内部批判が無かったように見える点」だと付け加えた.


▲黄教授チームが よんろんい(訳註:クローン牛の名)と幹細胞の検証の機会をYTNにだけ与えたこと ▲安圭里・尹賢洙両教授のピッツバーグ行きにYTNが同行したこと ▲「PD手帳」の情報提供者3ヶ月分のEメールが黄教授側に渡されていたこと などを未解決の疑惑に挙げたチョン記者は,「検察捜査にばかり頼るのではなく,探査報道を通じてメディア自ら疑惑を解明しようとする努力をすべき」だと主張した.


「生命倫理法に『黄禹錫専用の抜け穴』がある」


韓ジェガク・民主労働党 政策研究員は,「今回の事態を一個人による詐欺劇と見るのではなく,黄教授を定点として政府・政界・メディアらの利害関係が相俟って作られた『黄禹錫ゲート』と見るべき」だとして,政府の責任論を集中的にクローズアップした.


韓研究員は「さる2005年から発効した『生命倫理及び安全に関する法律』(原文註:生命倫理法)にも『黄教授専用の抜け穴』があった」と疑惑を提起した.


生命倫理法 附則条項第3項には,クローン胚研究を行う資格を「3年以上 体細胞クローン胚についての研究を続けたこと,関連学術誌に体細胞クローン胚に関する研究論文を1回以上掲載した実績を有すること」と定められている.


韓政策研究員によれば,この条項を通じて胚がクローン幹細胞研究についての保健福祉部長官の承認を得た研究者は,黄禹錫教授ただ一人だ.
条件を満たす研究者が黄教授だけだからだ.


これについて,韓政策研究員は「政府が黄教授の研究を何としてでも承認しようとしたものであり,黄禹錫事態を幇助したのではなく積極的に共謀したもの」だと主張した.


韓研究員はまた,総額676億ウォン(原文註:1988年~2005年)にのぼる政府の黄教授への予算支援が 充分な事前検討や研究成果についての検証なしに拙速で行われた実態をも批判した.




一連の黄疑惑について,私が知る限りでも昨年5月のBSE耐性牛の頃から再三取り上げて来ていた民労党としては,黄ネタはお得意の政府吊るし上げの格好のネタでもあり,他党との違いを際立たせる小道具でもあるでしょう.


この場合,民労党の支持母体である労組や農民,市民団体などにアピールする上で欠かせないアイテムとして「カネ返せ論」があるわけですが,これを前面に出しすぎると他政党や保守系メディアに便乗され「おいしいところ」を持って行かれかねないという両刃の剣.
素人にはお薦めできない そういう方向に流れてしまうとつまらないので,彼らは常にこうやって左派メディアや自称有識者との共同の討論会の席に顔を出し続けているわけです.


こういう傾向は昨年12/23の黄の教授職辞意表明あたりを境に顕著に勢いを増したように見えます.
このことは 一時はMBCのエライ人から自宅謹慎処分を受けるまでに孤立していたPD手帳スタッフらが その時期に「名誉回復」したこととも関係あるでしょう.
現にPD手帳のチーフだった崔承浩(ちぇ・すんほ)なども同様の討論会に何度か顔を出していたようです.


 


まぁそれはよいとして,その「有識者」の分析というのが


本格的な産業化が始まった朴正熙政権時代から,科学技術を経済成長の道具と見做し,科学技術人らは専門知識と技術ばかりを熱心に追い求め,科学技術の社会的役割や影響は考慮しなくてよいという所謂「朴正熙パラダイム」がいまだに強く残っている

というレベルの代物ですから,何をかいわんやという感があります.
なるほど政府やメディアが「黄禹錫英雄化」を先導したのは事実でしょう.
が,だったら論文捏造がすっかり明るみに出た後にも少なからぬ国民が「源泉技術はある」だの「黄教授に再演の機会を与えよ」だの「ソウル大調査委の陰謀」だのと言い立て,他ならぬ詐欺師を崇拝し擁護している事態のほうはどうしてくれるのか.


私に言わせれば朝鮮人と云うのは元来が「よく食べてよく暮らす」(←こういう定型句が韓国語には本当にある)為になら他の何を犠牲にすることも毛ほどの後ろめたさも感じない生き物で,その辺は 朴正熙時代どころか何百年・何千年というスパンで培われた もはや民族性と呼ぶしかない何物かであろうと思うのですが,どうやらこの金某なる人物はああいうのも全て政府やメディアの責任だと言いたげで,


国が数十年間に亙って助長して来たこうした支配イデオロギーのせいで,国民らは科学技術を単に先進国入りの秘法か何かのように神秘化するばかりだった

とまぁ,今どき「支配イデオロギー」ですってよ奥様.
つまりノーベル賞熱に浮かれ「源泉技術」の経済効果に舌なめずりしていたあの愚かな民衆は,ひとえに軍事独裁政権以来さしたる進歩の無い政府の政策ゆえに目を曇らされた迷える子羊だというわけ.
こういうサヨク独特の甘ったれた考え方は万国共通のものらしい.


黄ネタとは必ずしも関係ありませんが,奇しくもつい先日朝鮮日報の社説に


というのがあって,併せて読むとなかなか笑えます.



おまけ



警察「日本人不妊夫婦卵子売買事件捜査時、黄教授保護による圧力を受けた」 (中央日報 日本語 01/19)

おそらく昨日取り上げた「『黄教授との関わりについては捜査するな』という『上』からの指示」というアレのこと.
こういうネタはハンナラ党にとってはやり易いでしょう.
我が身に矛先が向かないので.



黄禹錫支持国民連帯、検察に「PD手帳」の捜査求める (朝鮮日報 日本語 01/19)

上述の哀れな子羊さんたち登場.
左派メディアの側が「取材倫理違反には取材倫理違反で対抗ニダ」とやってYTNを吊るし上げているのと同様に,ウソツク教徒たちも「検察捜査には検察捜査で対抗ニダ」というわけ.
これも朝鮮人の典型的なパターン.
Naver韓国人にしても然り,北朝鮮人権問題-国連人権委員会-ウトロの流れもまた然り.



新興宗教関連会社、韓国の黄元教授に共同研究を提案 (ロイター 01/17)

「Science」がダメでも「ムー」があるぞ!頑張れ! :D

あと,「ラエリアン・ムーブメント」が一瞬「アリラン・ムーブメント」に見えた (゚o゚;




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by xrxkx | 2006-01-19 20:55 | ◆ 黄禹錫 / 卵子売買
【黄禹錫】盧武鉉もそろそろ大鉈を振るう覚悟を決めればいいのに。

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昨日採り上げようと思っていたネタ その1.
昨年11/27の盧武鉉発言の頃から当blogにもたびたびご登場頂いている朴基栄(ぱく・きよん)の件です.一応説明しておきますと,朴というのはかつてPD手帳の脅迫取材問題の件で盧武鉉をけしかけてMBC潰しをさせようとした大統領補佐官で,例の「カビ汚染」の件についても 黄からの報告を盧武鉉にも科技部にも知らせずに握り潰した人物です.


で,そのニダ子朴の件,今年に入って以来日本語メディアでも扱いが大きくなって来ていて嬉しい(?)のですが,今回のはこんなの:



一瞬読み間違えそうですが,今回のは朴が「黄に研究費支援で便宜を図ってやった」のではなくて,朴は黄から貰う側.
まぁ早い話が袖の下.
「産学官共同研究」か何かを隠れ蓑に官僚がインチキ学者と癒着するという,あまりにも「ありがち」な構図です.


その朴に対する検察の捜査ですが,まだこんな悠長な事をやっているらしい:



検察「朴基栄補佐官,まだ捜査すべき段階ではない」 / 朴鍾赫・朴ウルスン研究員,正月前後帰国か (オーマイニュース 01/18 12:39)

黄禹錫教授の幹細胞研究論文操作事件を捜査中のソウル中央地検特別捜査チームは,黄教授側から研究費を受け取っていた朴基栄・青瓦台補佐官について「まだ捜査すべき段階ではない」と表明した.


検察はまた,2004年論文作成上核心的な役割を担った朴鍾赫(ぱく・ちょんひょく),朴ウルスン両研究員が 旧正月前後に入国するものとみて,召喚調査に備えている.


「事実関係が明確になれば法理検討着手」


検察は,前日に実務級研究員13名を召喚したのに続いて,18日には 幹細胞研究に関わったソウル大研究員3名,ミズメディ病院の研究員7名の計10名を参考人資格で召喚し調査している.


朴ハンチョル・ソウル中央地検3次長検事は「今後調査すべき研究員らが25~30名ほど残っている」として,「ミズメディ病院は研究所規模が大きく,研究途中で辞めた研究員らまで含まれているため,ミズメディ側の召喚対象者数のほうがソウル大研究員よりも多い」と説明した.


検察は,実務級研究員らの調査と併せ,押収捜索で確保した研究資料と 研究員らが遣り取りしたEメールの分析を通じて,今週一杯で起訴事実関係についての捜査を終える計画だ.
検察はまた,来週からは論文の著者やチーム長級の研究員らに対する召喚調査を行い,黄禹錫教授など核心関係者らは旧正月以後に召喚する方針だ.


特に,幹細胞すり替え疑惑を糾明する上での鍵を握っている朴鍾赫,朴ウルスン両研究員に関連して「召喚時期は決まっていないが,旧正月前後になる見込み」だと述べた.
金ソンジョン,ユ・ヨンジュン両研究員もまた,検察の召喚要求に応じる意向を既に表明している.


朴次長は「世界的にも多くの関心を集めている重要事件なので,白紙状態で調査する予定」だとし,「現在,押収捜索や国内外電話通話内訳などを通じて事実関係を把握している.事実関係がはっきりしてから法理検討に着手する方針だ」と語った.


しかし検察は,黄禹錫教授から2億5000万ウォンの研究費を受け取っていた朴基栄補佐官の場合,監査院の監査結果を見守りたいとする立場だ.
朴次長は「押収捜索の過程で得た7箱分の研究費・会計関連資料全てを監査院側に渡してあり,監査院で研究費についての監査を進行中であるため,その結果を見守った上で捜査すべきかどうか決めたい」と述べた.


朴次長はまた,朴補佐官の出国禁止措置を取るか否かに関連して「捜査段階で行うこともあり得るが,今は行う必要は無い」として「青瓦台補佐官の身分で海外逃亡などするだろうか」と語った.


一方,「黄禹錫支持国民連帯」はこの日の午後,ユ・ヨンジュン研究員やPD手帳制作陣,盧聖一・ミズメディ病院理事長に対する捜査を求める陳情書を検察に提出する意向を表明した.




「監査院の監査結果が出るのを待って」というのは一見もっともらしく聴こえますが,何しろ相手が青瓦台内部の人物ですので 検察も及び腰になっているのがミエミエ.
まぁ盧武鉉がああいうヌルい態度に終始しているようでは検察の腰がひけるのも無理は無いでしょうが.


腰が引けるといえば昨17日はもう一本それらしいのがありまして,今度のはソウル中央地検ではなく警察.




2005年11月,警察が 当時問題となっていた「卵子売買事件」を捜査中,「黄禹錫教授との関連の可能性は捜査するな」という上層部の指示により捜査を中断していたことが分かった.


17日発売の「新東亜」2月号は,昨年11月当時 卵子売買捜査に関連して上層部の捜査中断圧力があった事実を,警察関係者の言葉を引用して報じた.


或る警察関係者は同誌のインタビューで「(原文註:捜査が)『黄禹錫教授と関連している可能性のある領域まで踏み込まないように』という『上』の指示もあった」として,「それで(原文註:ミズメディ病院などを通じて)売買された卵子の使い道について実定法違反の部分だけ処理して捜査を切り上げた」と述べた.


彼は「上から『黄禹錫捜査はどうなったか,黄禹錫が関連しているかも知れない部分までやることがあるか』と,『早く終わらせて渡せ.実定法(訳註:漢字違うかも)違反の部分だけさっさと済ませて渡せ』と言われた」とし,「それでDNAバンクの代表を拘束し,その他は不拘束立件して済ませた」と当時の状況を詳しく説明した.


彼は「当時は警察内部でも黄禹錫教授を『聖域』扱いする雰囲気だった」として,「国益に対する考慮もあった」と説明した.
彼は「警察で問題提起しようとしてやめたのは,PD手帳DL報道したもの」だと付け加えた.(訳註:意味不明.或いは「DL」は助詞「が」のミスタイプで,「PD手帳が先に報じてしまったから」と言いたかったのかも知れない)


これに対し,国会保健福祉委員会のハンナラ党・朴チェワン議員は「黄禹錫教授に関連する可能性のある領域まで捜査が及ばないよう,捜査の早期終結圧力を加えた『上』とは一体誰なのか,その実態を糾明すべきだ」と主張した.
朴議員は17日,国会で別途記者会見を行い,「検察が卵子ブローカーについてのみ実定法違反の建議で起訴し,医療法違反をした産婦人科については起訴をしなかった理由が究明されねばならない」としてこのように主張した.



「卵子売買事件を捜査中」ということは 11月といってもまだ上旬で,一連の黄疑惑がまだ世間で殆ど注目されていなかった頃のことです.
卵子売買のブローカーらが拘束されたのが11/06,ミズメディが卵子売買に関わっていたことが報じられ,卵子疑惑周りで黄の名前が初めて報道に乗ったのが11/08.


警察内部に黄を「『聖域』扱いする雰囲気」があったというのは,その「上」の人が朴基栄同様に癒着関係にあったからというよりは,「上」のそのまた上あたりが国を挙げて黄を神格化しに掛かっている中で警察が敢えて黄疑惑を取り上げて貧乏籤を引きたくなかっただけではないかという気もします.
今となっては捜査現場の雰囲気もかなり変わっているでしょうが,今後 取り調べが政府内部にまで及んで行くにつれ,またしても「見て見ぬふり」もしくは「闇から闇」が繰り返されることになりかねません.
ことほどさように黄の一件は行政内部に深く食い込んでいます.
昨年12月の安圭里・尹賢洙(YTN記者1名同行)による金ソンジョン懐柔ツアーというのがありますが,あの折に金や朴鍾赫らに手渡された5万ドルばかりのカネが,もともと国情院(昔のKCIA)から出ているのではという疑惑についても,その後うやむやのままです(まぁアレもまた韓国メディアお得意のトバシだった可能性は十分ありますが).



関連っぽいの



検察、ミズメディ・黄教授チームに「捜査妨害するな」と警告 (中央日報 日本語 01/17)

何度も言うけれど,そんなに「証拠隠滅」が心配なら もっと早く捜査に踏み切ればよかったのに.
あと,「研究員たちが口裏を合わせて云々」については「召喚」などでなく片っ端から身柄拘束してしまえば済む事.




おまけ


上のオーマイの朴基栄関連記事中,「朴への出国禁止措置はまだ取られておらず,検察は少なくとも今後当分は措置を取る考えは無い」らしい記述があります.
朴への出国禁止措置なら既に取られたという記事を見た覚えがありましたので探してみましたら,
01/13付のPRESSianの記事がありました.
同記事中,


검찰은 또한 문 교수등 17명에 대해 추가로 출국금지 조치를 내렸다.


──検察はまた,文教授など17名について追加で出国禁止措置を下した.



というくだりがありますが,この記事をGoogle先生に探してもらうと,当該箇所は

검찰은 또한 문 교수와 박기영 전 청와대 과학기술보좌관 등 17명에 대해 추가로…


──検察はまた,文教授や朴基栄・青瓦台科学技術補佐官など17名について追加で…



とあり,出国禁止措置どころか朴が既に辞任したことにされています.
辞任のほうは明らかな誤りです(朴は青瓦台の秘書室長に口頭で辞意を伝えただけで辞表を出していない)ので,出国禁止措置のほうもおそらくPRESSianがちゃんと裏を取らずに書いたのでしょう.
韓国メディアではこんなのは日常茶飯事です.


もうひとつおまけ.
件の卵子売買に関わっていたブローカーですが「懲役6ヶ月,執行猶予2年」とのこと.
刑が確定したのはつい01/14のことのようです.



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by xrxkx | 2006-01-18 18:03 | ◆ 黄禹錫 / 卵子売買