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おしらせ) 年末年始は休刊します
 たぶん1週間くらいのお休みを頂くことになろうかと思います.お正月明けには平常どおり再開します.
 こんないい加減なblogにも拘らず 毎日(それも 何やら ものすごく定期的に)巡回して来て下さる方々には まことに申し訳ないのですが.

 それでは皆様,良いお年をお迎えくださいマセ.

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12/27 追記: 留守中にスパムでも来るとイヤなので コメントを受け付けない設定にしてあります.悪しからずご了承下さい.
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by xrxkx | 2004-12-31 23:59 | 雑記
中共がどんなに台湾の民意を封殺しようとしても
 例の「反国家分裂法」案の審議が全人代で始まったというニュースが 昨12/25に流れていました.早ければ来年3月の全人代での可決・成立を目指している由.同12/25の読売の記事によれば,「中国筋」とやらの談話として
「同法により、両岸(中台)に関係する台湾でのいかなる住民投票も不可能になる」
とありますが,こういう発言が出て来るのも,中共がいかに台湾の民意を恐れ,それを封殺せんと狂奔しているかの 良い見本でしょうね.
 もともと
「中台統一を法的手段で促進するため、真剣に検討する」
というのが 同法案についての国務院台湾事務弁公室のスタンスらしいけれども,こんなものは 要は「はじめに『統一』ありき」「台湾の将来像に台湾人の意思は一切反映させない」と言い切っているに等しい.中共の反民主国家ぶりを ご親切にも自ら世界中に宣伝してくれていることになります.
 もっとも 中共としても,先般の北オセチアでの事件や それに対するプーチンの強権的な態度などを横目に見ながら,「どこまでやっても国際社会は黙認してくれるかな」という計算くらいは当然しているでしょうけれども.
 本題から逸れますが,支那であれロシアであれ,ああいう反民主的・強権的な政府の民衆弾圧への恰好の口実を,当世流行りの「テロとの戦い」というお題目は図らずも与えてしまったわけです.
 で,同法案に関する台湾の国家安全会議の秘書長の談話も伝わっていますが,
「台湾攻撃に法的裏付けを与えることになり、受け入れられない」
という言い方は ちとオカシイというか,物足りない.それを言うなら
台湾は中国ではない.我々は中国の国内法に服することは無く,また台湾の主権侵害を正当化する如何なる企てをも容認しない」
くらいのことは言わないと.

 ともあれ,上述のように 中共当局にとって最も困るのは
「台湾民衆は中華人民共和国との統一を望んでいない」
という民意が 選挙であれ住民投票であれ 形として残ることであるわけです.特に住民投票の場合,その最大の意義は,台湾の民意の赴くところが何処にあるかを全世界に知らせることにあるわけで,支那にどんな国内法が成立するかには関係ない.
 もちろん 12/21にも書いたように,《「台湾は中国の不可分の領土」という中共の主張に 何らの歴史的・国際法的根拠も無いこと》は別途アピールして行く必要があります.台湾の主権宣言を世界の主要国が承認してしまえば こんな支那の国内法など台湾にとっては単なる紙切れですから.
 今回の「反国家分裂法」案などは,使いようによっては その良い機会になると思うのですけれどね.台湾の法的地位如何に関する国際輿論の注意喚起を,わざわざ中共が手助けしてくれているわけです.台湾一国でやるのに比べたらPR効果が桁違いです.

 ところで 同法案成立に向けた支那のキャンペーンは 既に始まっており,例えば一昨日(12/24)の新華社電には こんなニュースもありました.
一些國家華僑華人支援中國制定反分裂國家法 ─中国国際放送 12/25
[新華網 北京 12月24日] ルーマニア・カメルーン・ブラジルの華僑/華人組織が23日,個別に談話および声明を発表し,中国の全国人民代表大会常任委員会が反国家分裂法案を早期に審議することに対する確固たる擁護と支援の意思を表明した.…
…のだそうですよ.12/23に載せたニセ記事に続いて また「華僑」とやらを引っ張り出してきて 反「台独」プロパガンダをさせています.もっとも,こちらのは台湾人ではなく支那人からなる御用団体らしいから,実際にそういうコメントを出していても不思議ではないですけれど.内容も外交部周辺のコメントの焼き直しばかりだし.
 余談ですが,同法案には「香港・澳門は同法の対象地域に含まれない」とわざわざ明記されているというのも面白い.中共当局が「台独」潰しの為に如何にエゲツナイ恫喝・挑発に出るつもりでいるかを 支那人自身が暴露しているに等しい.

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 さて,李登輝前総統訪日が いよいよ明日(12/27)に迫っています.あとは粛々と事を進めるだけ.私も吐くべき毒はあらかた吐いて(笑),気持ちよく年を越せそうです.あとは周辺のこぼれ話的ニュースをポツポツ拾って行くことにしますと─

 まず,中共が「ビザ発給取り消せ」を強く言わなくなったのは12/22からのことでしたが,その陰ではこういう御注進をする者もいました.
岡田代表:李登輝問題で中国に自制促す ─毎日 12/22
 民主党の岡田克也代表は22日、中国共産党の劉洪才中央対外連絡部副部長と党本部で会談し、台湾の李登輝前総統への短期入国査証(ビザ)発給に中国が反発していることについて「過度に指摘すると、大方の日本国民は『なぜそこまで』という気持ちになる」と対中感情を悪化させることへの懸念を示した。
 「自制を促す」と言えば聴こえは良いけれど,要するに
仰ることはごもっともですが,匙加減を誤ると逆効果ですよ
と言っているだけのこと.主権国家としての日本の尊厳を守ろうとか,その為に日本側としても言うべきことは言って行こうとかいう意識のかけらも感じられない.
 もっとも ジャスコ氏の場合,無論こんなのは昨日や今日始まったことではありませんね.8月のサッカーアジア杯のときの発言を御覧下さい.
背景にあるものを政治家としても直視しないといけないが、…」
などと わざわざ中共の言う「反日感情の根底にある歴史問題」に理解を示して見せ(もちろんこれは暗に首相の靖国参拝を批判して見せているわけだ),中共の歓心を繋ぐのに必死だった人ですから.

 もうひとつ.こちらは日本を「21世紀版・東方礼儀之邦」にでもしたいらしい野中氏のこと.中共の一体何がそんなに有難い/畏れ多いのか知りませんが,この人なら,そのうち天皇のことを「殿下」と呼び出しかねん.ヽ(´~`)ノ
野中氏が訪中取りやめ  李登輝前総統のビザ発給で ─岩手日報 12/24
 自民党の野中広務元幹事長は25日午前、来年1月11日から予定していた中川秀直国対委員長、古賀誠元幹事長らとの中国訪問について「台湾の李登輝前総統への入国査証(ビザ)発給は中国への礼を失しており、いま訪中するのは望ましくない」として同行を見合わせることを明らかにした。都内で記者団に語った。

 野中氏は「小泉純一郎首相は李氏を一民間人と言っているが民間人とは言えない。私は日中友好協会の名誉顧問をしており、関係者から訪中を見合わせるよう要望もあった」と説明。24日に中川氏らと会い、同行しない意向を伝えたという。
野中氏の発言については 12/25付の毎日の記事が もう少し詳しく報じていましたが,
「日中友好協会の名誉顧問として、この時期(引用者註:李登輝氏訪日のことを指す)に訪中するのは適切ではない」
「中国に事前に相談しなかった外務省のやり方も荒っぽい」
だそうですよ.何のことやら.そもそも日本政府があくまで「李登輝氏は私人」「単なる観光旅行」という建前を通す気なら,「事前に相談」どころか 事後通達すら必要ない筈です.
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by xrxkx | 2004-12-26 14:18 | 台湾建国によせて
【外国人参政権付与反対】 浜松市長に抗議メールを送ったよ
 「桜魂」さんの本日(12/24)の記事で知った,浜松市の一件.
地方参政権 浜松市長がエール ─民団新聞 2004/12/22
【静岡】浜松市の北脇保之市長は6日、市議会11月定例会で「永住外国人に地方参政権を与えることが望ましい」と発言した。

 永住外国人への地方参政権付与に関して市長としての見解をたずねた黒田豊氏の質問に答えたもの。

 北脇市長は、市内在住の2万4000人を超える外国人市民のうち、ブラジル国籍などで永住者の在留資格を持つ者、韓国・朝鮮籍などで特別永住者として定められた者について「これらの永住外国人に市議会議員や市長の選挙権を与えるということは、市が進める国際施策の基本的な考えである『地域共生』という考えにも沿う大変重要なことであると認識している」とした。

 浜松市内の外国人登録者は総人口の約4%を占めている。
 最近,こういうのが本当に多くなって来ていますね.当blogをお読み頂いている皆様の中には,「国際化」だ「地域共生」だといった美辞麗句に騙されるような方は よもやいらっしゃりますまいが,まだまだ国民全体としては危機感が足りないのでしょうね.いや~な匂いがします.
 特に韓国人の場合,何しろ相手は日本帰化後ですら「父の国韓国,母の国日本」などと称して 当選後 いそいそと民団に報告に出向くような輩がいるかと思えば,在日生活20年 + 韓国籍のままでのアメリカ移住生活15年の後で 日本で政治家になる為に駆け込み帰化するような輩もいる由.
 ましてや日本国籍取得すら拒んでいる者たちに至っては なおさらです.
余談.上のような《表面だけ にわか日本人》が政治に口を出せるような制度である以上,
「そんなに日本人並みの権利が欲しかったら,なんで帰化しないの?」
の一本やりでは在日の問題は解決しない.
例えば「参政権は日本国籍取得から20年後に与える」などの歯止めが必要です.
このことは今回の論旨から外れますので,また機会を改めてとり上げたいと思います.

 上の「桜魂」さんの記事に,抗議の宛先も載っていました.こちらのページに行って「『ご意見・ご提言』はこちらへ」のところに入れば 投稿フォームがあります.郵便・電話・FAXも受け付けているそうです.

◇ 送ったメールの中身 ◇
Subject: 外国人参政権付与に断乎反対します


前略

伝え聞くところによりますと,市長は市議会の11月定例会に於いて 「永住外国人に地方参政権を与えることが望ましい」と発言なされた由.

日本国籍を有しない在日外国人に対し 参政権を与えることは,参政権を《国民固有の権利》と定めた日本国憲法15条への明白な違反行為です.
国民固有の権利とは,所謂「基本的人権」とは異なり,万人に無条件に与えられるものではありません.
ここで,いかに永住権を有し,いかに長く日本国内に住んでいようとも,日本国籍取得を拒み続ける外国人が《日本国民》に該当しないのは自明の理です.

また,地方自治法11条および18条,公職選挙法9条に於いては,地方公共団体の選挙権を有するのは「日本国民たる」者と明記されています.
これらは全て,1995年2月28日の最高裁判決に於いて確認済みの事項でもあります.

一方で 日本国民としての責任を負うことは拒否したまま,他方では 日本国民と同等の権利を要求し続ける人々,言い換えれば,「地方参政権くらいなら…」という日本国民らの温情を楯に取り,日本ではなく 己の母国の利益を代表して考え行動せんとする,そうした人々に対し,みだりに日本国の政治に与る権利を与えることは,決して「国際施策」でもなければ「地域共生」でもなく,日本国民固有の権利を外国に献上する,極めて危険な行為であると言わざるを得ません.

最近 一部自治体で見られる こうした動向に対し,多くの良識ある日本国民は いよいよ警戒感を深めています.
情報通信手段の発展著しい昨今,日本の将来を憂える彼ら日本国民による そうした反対の声は,マスメディアによる報道規制の壁を容易に乗り越え,瞬く間に大衆政治行動の域にまで組織化され得るに足る力を手にしています.

市長には以上の点をよくよくご賢察の上,「永住外国人に地方参政権を与えることが望ましい」なるご発言を 一日も早く撤回なさるよう求めます.

◇ 過去の関連記事 ◇
【外国人参政権】で,現行憲法をどうしたいの? (すいか 10/28)
【外国人参政権】最高裁判決を読んでみよう (すいか 11/15)
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by xrxkx | 2004-12-24 16:24 | 時事ネタ一般
【李登輝前総統訪日】 上から下まで嘘で出来た大陸
 台湾の李登輝前総統に日本政府が発給したビザの件で,中共は昨日(12/22)あたりから「発給を取り消せ」を引っ込め,「訪日中に政治活動をさせるな」に主張をトーンダウンさせている由.とはいっても,外交部の劉建超(例の章啓月がベルギー大使だかに転出したので,その後釜)の発言などは 相変わらずで,幾つか見てみると
中日関係は中国の努力次第だけではない 外交部 ─人民網 12/22
日本の李登輝氏への訪日許可は、中日関係に損失を与えるだろう。中国は一貫して善隣友好の外交政策を実行しているが、中日関係の順調な発展の可否がすべて中国側の努力にかかっているわけではない。われわれは日本側に対し、台湾問題や歴史問題など敏感な問題で正確な決定を行い、正確な政策と立場をとり、中日友好の大局の保護という視点から問題を適切に処理することで、経済貿易を含む各分野での中日協力を引き続き発展させるよう求める。これは中日両国いずれの人民にとっても利益になる。
 いやはや.一方で日本の地下資源を盗もうと次々に手を打ちながら,一方で「話し合いによる平和的解決」なる空念仏を繰り返し,しかも まともに交渉のテーブルに就こうともしない(例えば春暁鉱区の海洋調査に関するデータ提出拒否)というのが,支那人にとっての「善隣友好」であるらしい.
 それから,先月の原潜なども,あれは日本との「善隣友好」の使者のつもりで領海侵犯して来たのでしょうかね? だったら一目散に逃げなくてよいのにね.:p

李登輝氏への訪日ビザ発給に強い不満 外交部報道官 ─人民網 12/22
日本政府は中国政府の厳重な申し入れと確固たる反対を顧みず、李登輝氏の訪日による(台湾の)分裂活動を許可することに固執した。中国政府はこれに対して強い不満を表明する。われわれは日本政府にこの過ちを是正するよう再度求めた。李登輝氏の今回の訪日の政治的意図は非常に明確であり、つまり国家を分裂させる活動のために後ろ盾を探し、外部環境を整えることであり、日本側もこのことをはっきりとわかっているはずだ。
 はて.分かりませんね.台湾が目指しているのは「国家の分裂」でも何でもありません.国府軍によって不当に占拠されたままでいる台湾を,《台湾人の,台湾人による,台湾人の為の台湾》に正すというだけの話ですから.
 で,人民網のHP,外交部のコメントだけでは 自国が横車を押しているのがバレバレで 心細かったのか,御丁寧にも韓国メディアまで引っ張り出して来て「過去の清算」を叫ぶ始末.しかも結びには「補償」の一言を入れるのを忘れない,この周到さ.
 まぁ,言わせておけばよい.支那人や朝鮮人にとって 歴史問題とやらがユスリタカリのネタでしかないことを 彼ら自身が証明してくれているわけですから.彼らが ああやって他国の教科書問題にまで平気で嘴を突っ込んで来るのは,将来そういう安っぽいユスリタカリの手口に引っ掛からない日本国民が出て来ると困るからだということです.
 今まで何度となく書いて来ましたが,韓国との補償の問題は日韓基本条約締結時に解決済みです.中共についても,日中共同声明に於いて中共は対日賠償請求権放棄を宣言しています.
 第一,一昨日も書いたように 中共が台湾領有権を主張する根拠は「中華人民共和国は中華民国の全ての権利を継承した」という考え方に基づいているわけですが,その一方で 中華民国がかつて諸外国との間に結んだ条約や協定などによって生じる対外的責務や制約のほうは 中共は知らぬふりを決め込み,さっぱり「継承」しようとしないわけです.
 例えば,日華平和条約に於いて中華民国が対日賠償請求権を放棄した事実が既にあったわけですから,その継承者を自称する中共が 日中国交「正常」化交渉に於いて 対日賠償請求を蒸し返す権利など無いのは当然のことです.その辺が支那人の頭ではどうしても分からないらしい.
 のっけから脱線してしまいました.話を「ビザ発給取り消し要求」を引っ込めたことに戻しますが,支那人という生き物の習性が,この一事を見てもよく分かるでしょう.こちらが少しでも譲歩を見せようものなら 際限なく付け上がるが,こちらが強い態度に出れば主張を引っ込めるのです.基本的に「はじめにハッタリありき」というのが支那人にとっての交渉ごとのイロハです.
 「政治活動をさせるな」発言にしても,あれはハッタリが通用しないと見た際の支那人の常套手段.要は ああいう注文をつけて見せることで 対外的には外交上の面子を保ち,自国民向けには「日台に押し切られた」というイメージを持たせないよう体裁を取り繕っているに過ぎない.
 補足.むろん,こうした支那人の態度は何も対日外交に限ったことではありません.台湾に対しても同様.支那人が壊れた蓄音機の如く「台湾独立に反対する」だの「分裂主義を許さない」だのと喚き立て,「武力に訴えてでも『台独』を阻止する」というポーズを取っている間は,台湾はむしろ安全です.本当に事を構える用意がある時は,支那人は黙って実力行使に出ます(かつてチベットやベトナムに対してそうしたように).
 とはいえ,「訪日中に政治活動をさせるな」というのも,これはこれで れっきとした内政干渉なのですから,本来なら日本政府としても「私人だから」「観光目的だから」といった不要の言い訳に終始していてはいけないのです.
「日本は法治国家であり,基本的人権である言論の自由を政府がみだりに制限することは平和憲法の精神に反する」
くらいのことは言ってやってよい.──私自身,日本にこのような《主権国家としての不具》をもたらした《去勢憲法》を称して「平和」憲法などとは片腹痛いこと夥しいのですが,何しろ支那やら朝鮮やらは 例えば「日本の再軍備」だ「軍国主義の復活」だと騒ぎ立てる時には必ずあれを持ち出して来るので,そういうのを逆手に取る意味で.

 法治国家といえば,「酔夢ing voice」の昨12/22の記事で知ったのですが,石原都知事が記者会見で中共の態度を評して
「みっともないね。何のつもりでああいうところ出てきて言うのかね。日本は法治国家ですよ、独立国ですよ」
と言ったとか.このことは台湾でもいち早く報じられていて,
中國召日本大使抗議發給李登輝日簽 石原︰中國實在不像話 ─自由時報 12/23
〔駐日特派員張茂森╱東京二十二日報導〕東京都知事石原慎太郎二十二日就中國強烈抗議日本政府發簽證給李登輝的問題表示,「中國的動作太不像話了」。他強調日本是法治國家,李登輝是私人身分,日本發簽證給他是當然的

  石原慎太郎在今天上午的記者會上回答記者的問題時表示,中國強烈抗議日本的動作「實在太不像話了」。他指出,日本是法治國家,不是中國可以干涉的,李登輝已完全離開公職,具私人身分,日本依法發簽證給他是當然的。
という感じ.本来なら これくらいのことは外相に言っていただきたいところです.
 何でこんなことを言うかというと,外相が国会議員らに李登輝氏との面会を自粛するよう要請したことについて,前回
(前略)まだ分からなくもない.こちらから出掛ける分には いつでも行ける訳ですから,わざわざ支那人に言いがかりの口実を与えるまでも無いでしょう.(後略)
と書いたものですから.で,若干の自己批判の意味も込めて補足しておくと,
「(李氏には)政治活動は困ると申し上げている。(議員が)会いに行くのは厳禁だ」
というのは厳密にはオカシイわけです.行政府に属する外相が,外務省職員に対してなら いざ知らず,立法府に属する国会議員らの活動に制約を課する権限など無いわけですから(それで一自民党員の立場から自民党議員らに言うという形を取っているのだろうけれども).
 第一 それ以前に,外相たるものの務めは,自国の議員らを抑えることではなく 日本の外交的イニシアティブ,ひいては主権国家としての日本の尊厳と権益を守ることにあるわけです.内向きの小細工よりも 外への押し出しのほうが重要です.

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 さて,ビザ発給取り消しが無理と見た後も,中共は 相も変わらず 手を変え品を変え 対日非難・牽制を続けており,むろん今後も続けるでしょう.そんな中での ちょっと変わった趣向のニュースを ひとつ.上の自由時報の記事の 下のほうに,こんなのがありますね.
〔駐日特派員張茂森╱東京二十二日報導〕新華網二十二日在「日政府發放李登輝簽證,日華僑華人發表抗議聲明」的報導中說,「在日僑團,包括東京華僑總會發表聲明抗議日本政府發簽證給李前總統」,東京華僑總會會長黃宗敏今天發表聲明指出,「這是新華社的假新聞」。

黃宗敏稍早透過日文電子新聞媒體「台灣之聲」發表聲明,否認新華社報導,並且歡迎李登輝前總統訪日,同時對日本政府發簽證給李登輝表示謝意。

今年八月雅典奧運舉行時,台灣的跆拳道選手陳詩欣在得金牌時說,「這一面金牌屬於所有的台灣人」,但是中國的國營通訊社新華社卻硬拗成,「這枚金牌是屬於中國同胞的」。

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 新華網が22日伝えた「日本政府,李登輝にビザ発給 日本在住華僑らが抗議声明を発表」という報道の中で,「在日華僑団体(東京華僑総会を含む)が声明を発表し,日本政府が李前総統にビザを発給したことに抗議した」と伝えられたことに対し,東京華僑総会の黄宗敏会長は今日声明を発表し,「これは新華社による偽ニュースだ」と指摘した.
 黄氏は日本語の電子メディア「台湾の声」を通じて発表した声明の中で,新華社の報道を否定するとともに,李登輝前総統の訪日を歓迎し,日本政府が李登輝氏にビザを発給したことに対し感謝の意を表明した.
 今年8月のアテネ五輪で,台湾のテコンドー選手・陳詩欣さんが金メダルを獲得した際の「この金メダルは全ての台湾人のものだ」という発言を,新華社は「この金メダルは中国同胞のものだ」と改竄して報道した経歴がある.
ここで言っている「ニセの抗議声明」というのは おそらく ↓コレのこと.
李登輝来日について抗議声明 日本華僑華人聯合総会 2004/12/21

ついでに↓こんなのも.どちらも中共の駐日大使館のサイトから.
李登輝の来日に反対する声明(2004/12/21) 東京華僑総会、留日台湾省民会

…と まぁ,日本在住の台湾人までが李登輝前総統訪日に反対していることになっているらしい.国営通信社ともあろうものが,こういうデタラメを平気でやるわけです.「台独」叩きやら対日非難やらの為とあらば.
 特に 陳詩欣選手の発言の改竄などは 何だかどこぞのインチキ支那人の「from taiwan」事件を思い起こさせますが(笑),事ほど左様に支那人という生き物は上から下まで嘘つきだらけ.彼らにとって嘘は恥でも罪でもなく武器である,というお話デシタ.
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by xrxkx | 2004-12-23 16:55 | 台湾建国によせて
【李登輝前総統訪日】中国人民もびっくりアルヨ
a0026107_218260.jpg 台湾の李登輝前総統に,日本政府が遂にビザを発給した由.思えば長い道のりでありました(←って,私は何もしていないけれど).こんな当たり前のことが これほど喜ばしく感じられるのは,今の日本が それだけ主権国家として異常だということですが.
 中共はなおも○○の一つ覚えのごとく「ビザ発給取り消せ」と言っているようだ(ちなみに中共外交部のHPの「スポークスマン談話」欄は17日以来更新が止まっている)けれども,中でも本日の最優秀作品は,やはり
「トラブルメーカーが戦争メーカーになるかもしれない」 by 王毅
でしょうか.…それって どちらも

お前らのことだろ ♪ ヾ('◇' )ノ゙ ♪

もうひとつ なかなかイイ味出していたのが
「中国国民はびっくりしている。こういう問題で中日関係が悪くならないよう協力してもらいたい」 by 劉洪才(中共 対外連絡部 副部長)
でした.何だか昔のカレーのCMみたい.アイヤー!(←今日はややハイです :D)
 それにしても,細田官房長官のこの病的なまでの気の遣いようと言ったら どうでしょう.まぁ,それは李登輝先生にしても あまりあちこちでプレスに追い掛け回されるのは迷惑かも知れないけれど.
 日本側としては「私人だから」とか「観光目的だから」とかいう建前を取っているせいで 警備一つ出すのにもオッカナビックリなのでしょうけれど,ビートルズの為に機動隊を出せて(また随分古い話だな)李登輝の為に出せないという法は無い.相手は台湾民主化の父ですよ.何処かの国の三文タレントより粗略な扱いでは日本国の沽券に関ります.…いや,オバサンに動員は掛けなくてもよいけれど.
 それに比べれば,町村外相が自民党議員らに李登輝前総統との面会自粛を要請したのは,まだ分からなくもない.こちらから出掛ける分には いつでも行ける訳ですから,わざわざ支那人に言いがかりの口実を与えるまでも無いでしょう.今回は とにもかくにも訪日を無事に実現することに意義があります.

 今回の李登輝前総統訪日は,上のように日本政府の過度の対中配慮がなかなか治らず,一方の中共も口先の対日恫喝ばかりで訪日阻止の実質的な思案が何ひとつ無し,というわけで日中間は痛み分け,台湾の一人勝ちに終わることになるでしょうが,まぁ,それはそれでよい.どうせ日本にとっては,外務省や媚中派議員の体質が今のままでは これ以上の外交は望むべくもありませんし.
 前回も書いたように,「台湾は中国の不可分の領土」という中共の嘘に付き合わされている限り,日本政府は永久にこうした中台間の板挟み外交を強いられ続けるでしょう.どこかでそれをリセットする必要があるわけですが,それには何より台湾人たち自身に「中華民国」との訣別をやってもらうしか無いわけです.まだ生まれていない台湾国(仮称)に対して 外から行える支援にも限りがあります.

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 おまけ.李登輝前総統訪日から離れますが,先の立法委選の余波と言いましょうか,気になったニュースのこと.民進党・台聯に続いて国民党でも連戦が来年8月で党主席を辞任することが決まったらしいというニュースを 12/18に読みました.これで本土派の王金平が跡を継ぐことにでもなれば 新憲法制定も議会で阻まれずに進める目があるかも,と思うのは甘すぎ? あるいはいっそ馬英九が勝って本土派が離党騒ぎでも起こしてくれないかな,とか.ダメ?

 おまけ その2.安倍幹事長代理が 来春に予定していた訪中を延期することにしたというニュース,こちらは昨12/20に読みました.「野中広務だの額賀福志郎だのと一緒にされたくない」とか,「あいつらと一緒の時期だと やる事なす事足を引っ張られそうだ」とか,いろいろ思案があってのことと思いますが,私もそのほうがよいと思いますね.靖国問題やらODAやらをめぐって どんなに支那人をやっつけてみても,そのつど 支那人に飼い馴らされた媚中派売国議員らのリップサービスで一々ミソをつけられたのでは たまったものではない.こういう時は後手を取るに限ります.
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by xrxkx | 2004-12-21 21:17 | 台湾建国によせて
覚え書き:「台湾は中国の不可分の領土」という嘘
 かなり粗いですが,後日の為の叩き台として.特に,インチキ支那人やら媚中派日本人との論争が生じた場合の手間を省く意味で.

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●台湾はいつから支那のものでなくなったか
 もともと台湾は日清戦争後の下関講和条約に従って清国が日本に割譲参考文献1参照)したもの.この割譲以来,支那の如何なる政府も台湾に対する領有権を主張する歴史的根拠を持たなくなったことを まずは押さえておきたい.ついでに,これは「割譲」であって「租借」ではないのだから,誰かに「返還」しようにも出来ないという点にも注意.
 これをケシカランと言う人は,アメリカにも「建国13州以外は全てもとの持ち主に返還しなさい」と言わなくてはならなくなる筈.

●台湾はいつから日本のものでなくなったか
 台湾の領有権が その後どうなったかと言うと,大東亜戦争敗戦後のサンフランシスコ講和条約(1951)には,
第二条【領土権の放棄】
  :
(b) 日本国は、台湾及び澎湖諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
とあるのみ.「すべての権利」の中には当然台湾の領有権も含まれる.ここで,同条約には台湾を何処かよその国に「割譲する」とも,ましてや「返還する」とも書かれていない点に注意.

 また その後 日本が中華民国(既に共産党との内戦に敗れ,台湾に逃げ込んでいた)と結んだ「日華平和条約(1952)」に於いても,日本が既に台湾の領有権を放棄した後である以上,日本が台湾を中華民国に割譲することは不可能なので,領有権に関しては
第二条  日本国は、千九百五十一年九月八日にアメリカ合衆国のサン・フランシスコ市で署名された日本国との平和条約(以下「サン・フランシスコ条約」という。)第二条に基き、台湾及び澎湖諸島並びに新南諸島及び西沙諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄したことが承認される。
という表現になっており,ここにもやはり日本が台湾を中華民国に「割譲」したとか「返還」したとかいう記載は無い.
 こうしたことから「台湾の法的地位は今なお未確定である」,つまり中華民国が台湾を領有する国際法的な根拠が無いとする説すら 当時からある(参考文献2,特に第三章を参照).
 蒋介石の国府軍による台湾占領そのものは,中華民国による台湾領有の国際法的根拠には なり得ない.もしそんな理屈が成り立つなら,例えば朝鮮半島などは米ソ両国が分割領有すべきものということになってしまう筈.
 日本が台湾の領有権を放棄したことにより,台湾は所謂「無主地」になったと見るのが妥当.
 もし台湾が無人島だったら,これを再占領したものが「無主地先占」の結果として領有権を主張することになるだろうが,台湾の場合は ちゃんと住民がいるわけだから,そこにどのような統治を導入するかは もっぱら住民の意思によるべき.台湾住民は台湾統治に関する自決権を持つ.
 国府軍は連合国の一員として旧日本領を占領統治したのみ.従って,戦争状態が終われば占領統治も解除し,撤兵しなくてはならなかった(日本から分離独立した『台湾国』と中華民国との間で,その後『台華安全保障条約』とか何とかが結ばれたとでもいうなら話は別だが).
 上述のように,日華平和条約が締結されたのは 中華民国が大陸を追われた後である.その中華民国が 本来領有権を持たない台湾を 講和後も占領し続けることの異常さ・不当性について,条約中では触れずに済ませているという点に注意.

●中共が台湾領有権を主張する根拠はどこにあるか
 まず,現在の日本と中共との二国間関係を規定する「日中平和友好条約」(1978)には,台湾領有権に関する記載は一切無いことに注意.
 ところで同条約の前文に
前記の共同声明が両国間の平和友好関係の基礎となるものであること及び前記の共同声明に示された諸原則が厳格に遵守されるべきことを確認し、
とあるが,ここで言及されている「日中共同声明(1972)」第3項に謂う所の
中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第8項に基く立場を堅持する。
の「理解」「尊重」については以前触れた通り.日本政府が「理解」し「尊重」しなくてはならないのは 何も中共の言い分だけではない.台湾がどのような社会であるべきかは台湾人の自決権に任されるべきだとする国際通念および台湾人の意思をも同様に理解し尊重すべきである.

 問題は,残る「ポツダム宣言第8項」だが,ここには
「カイロ」宣言ノ條項ハ履行セラルベク又日本國ノ主權ハ本州、北海道、九州及四國竝ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ
とあるだけであり,ここにも台湾を何処か特定の国に「割譲」するとか「返還」するとかいった記載は無い.台湾はあくまで「日本國ノ主權」の及ばない土地になったというだけである.

 で,今度はその中に出て来る「カイロ宣言」に遡らなくてはならないが,実際は 「カイロ宣言」なるものは公文書としては存在せず,あるのは国際法的拘束力の無い草案だけである(三者の合意に至らず採択されなかった)という点に まず注意.
 この草案のうち,特に台湾に関する箇所を見ると
右同盟國ノ目的ハ日本國ヨリ千九百十四年ノ第一次世界戰爭ノ開始以後ニ於テ日本國カ奪取シ又ハ占領シタル太平洋ニ於ケル一切ノ島嶼ヲ剥奪スルコト並ニ滿洲、臺灣及澎湖島ノ如キ日本國カ清國人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ中華民國ニ返還スルコトニ在リ
とある.が,冒頭で触れたように台湾は下関講和条約によって日本が清国から割譲されたものであって,「日本國カ清國人ヨリ盗取」したわけではないのは明白.
 このように,もともと「カイロ宣言」に於いては 明らかな事実誤認の元に「台湾の中華民国への返還」が謳われているのであり,敗戦直後ならいざ知らず 現在の日本にはこうした過去の連合国の過ちを正す力も備わっており,また その道義的責務もあるはず.「強制連行」や「南京大虐殺」よりは遥かに争い易い争点でもある.
 そもそもカイロ宣言で謳われているのはあくまで「連合国の目的」に過ぎず,それが既に達成されたと連合国自身が判断したからこそ,サンフランシスコ講和条約は締結された.

●中共はいつ中華民国から台湾領有権を「継承した」のか
「共産党政権が国民党政権に取って代わったことにより,『中華民国』は その全ての権利を中華人民共和国に継承され消滅した」
と支那人はしばしば主張する(中華民国と国交を持とうとする国に対し,中共が断交を宣言する所以).仮にこの主張を是とするなら,
では,現在台湾を実効支配しているのは誰なのか?
と問い返せば済むだけの話である.それが中共でないことは明らかなのだから.

 この点に,台湾領有権に関する支那人の主張の重大な矛盾点の一つがある.つまり中共は,一方では国府軍による台湾占領を「台湾の中国への返還」として是認しておきながら,他方では「台湾の中国への返還」の実行犯である中華民国の存在を頑として無視しようとしているわけだ(当の国民党が今も中華民国の最大野党として健在なのに,である).

 残る問題は「では中華民国はいつ『消滅した』という立場を中共は取るのか」という点だが,これまた曖昧な点が多い.
 もしも中華人民共和国が建国を宣言した1949年10月を以て中華民国が消滅したとするなら,サンフランシスコ講和条約に従って日本が台湾の領有権を放棄したのは 上述のようにその後の1951年なのだから,改めて台湾に関する領有権が中華人民共和国に帰属すると考えるのは不自然.そのため,支那人も普通はこの考え方は取らない.

 多くの支那人が「中華人民共和国が中華民国から全ての権利を継承した」と考える最大の根拠が,中華人民共和国の国連加盟(1971年10月)にあることは言を待たないが,それを決定付けた所謂「アルバニア決議案」には
「総会は、国際連合憲章の原則を想起し、中華人民共和国の合法的権利の回復は、国際連合憲章を守り、かつ国際連合を憲章に従って活動させるためにも肝要であることを考慮し、中華人民共和国政府の代表が国連における中国の唯一の合法的代表であり、かつ中華人民共和国は安全保障理事会の五常任理事国の中の一理事国であることを認識し、中華人民共和国にそのすべての権利を回復させ、その政府の代表を国連における中国の唯一の合法的代表と認め、かつ蒋介石の代表を国連及びそのすべての関連機関において非合法に占める議席から即時追放することを決定する。」
とあるのみ.この決議案はあくまで「誰が『中国』の正当な代表であると見なすか」に関するものに過ぎず,「『中国』が台湾を領有する正当性」についてなど一言も触れられていないことに注意.
 少々脱線.ここで「中華民国」ではなく「蒋介石の代表」とある点は重要.中共としては中華民国を国連から除名したかったものの,それをやるには安保理の勧告と国連総会の2/3以上の賛成が必要なので,中共の一存でそこまで押し切るのは不可能だった.それゆえ,「蒋介石の代表を国連から追放」という表現で,いわば名を捨てて実を取ったわけ.つまり厳密には中華民国は国連から除名されたことは無い(結局は蒋介石が自発的に国連を脱退したが).
 さらに脱線.国連憲章に至っては,第23条1項に於いて今なお安保理常任理事国を「中華民国」と定めている.

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 結論すると,「台湾は中国の不可分の領土である」とする中共の主張は,
  1. 公文書としては存在しない「カイロ宣言」の日本への押し付け
  2. 国府軍による台湾不法占拠を「台湾の中国への返還」とする なし崩し的・独善的解釈
  3. 「国民党政権は共産党政権によって継承され消滅した」とする虚構
を根拠としていることが分かる.

 最後に,1のカイロ宣言のような何ら国際法上の強制力を持たない古証文を持ち出して 台湾の領有権を主張する方もする方だが,中共の狡猾・厚顔無恥を責める前に,日中国交「正常」化交渉に於いて そんな馬鹿げた条件を唯々諾々と呑んでしまった日本外交の不甲斐なさをこそ我々は顧みるべきである.その後 現在に至るまでの 日本の対中土下座外交の全ての発端が ここにある.


◇ 参考 ◇
  1. 「割譲」の意味を知らない支那 ── 「台湾問題」に見る支那の矛盾 (帝國電網省,2002/04/07)
  2. 「台湾中華民国」の法的地位 (台湾独立建国聯盟 主席・黄昭堂,2002/03/27)
  3. なぜ、台湾には新憲法が必要なのか

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by xrxkx | 2004-12-21 14:45 | 台湾建国によせて
盧武鉉に抗議メールを送ってみた
 昨12/18に見た 日韓首脳会談(12/17)後の記者会見で,盧武鉉が拉致被害者家族のことを「遺族」と呼んでいたのが どうにも不愉快でならないので,青瓦台に抗議のメールを送ることにしました.
(記者会見の模様の概略は首相官邸のHPで読めます

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◇ 「私も送ってみよう」という方へ ◇

 大統領宛のメールは 青瓦台のHPの こちらのページから送信できます.
 フォームの入力欄は 上から順に 「氏名」・「メールアドレス」・「題名」・「本文」.その下のボタンは 左が「確認」,右が「取り消し」です.韓国語が出来なければ英語でも日本語でもOKだと思います(文字化けの心配は まず無い).

注意) 「氏名」欄にハングルが含まれていないと JavaScriptでハネる仕掛けになっているらしい(漢字だけで書いたら「記入漏れ」と言われて2度失敗した)ので,名前の前に「일본국민」(日本国民)とか何とかをペーストするとよいでしょう.
 それから,言うまでも無いことですが,くれぐれもイタズラメールを送らないように!

◇ 送ったメールの中身 ◇
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by xrxkx | 2004-12-19 17:06 | 時事ネタ一般
【日韓首脳会談】NHKが放送しなかった質疑応答
 昨12/17に鹿児島で行われた日韓首脳会談後の共同記者会見の模様だそうです.
 「散歩道」さんのこちらの記事によると,
「これは、韓国サイドで放送されたものです。
後半NHKは放送をぶちきっています。
(中略)
結局NHKは都合の悪い情報を放送しなかったわけですね。」
とのことでしたので,同記事で言及している,37'15" あたりから始まるYTNの記者(挨拶を日本語でしている男)の質問の全文をテキストに起こしておきます.以下の通り.
 고이즈미 총리께서는 어제 한국 특파원단과의 간담회에서 "한-일 관계가 친구 관계로 발전해 나갔으면 좋겠다"는 말씀을 하신 걸로 알고 있습니다. 한국 국민들도 역시 한-일 관계가 우호적이고 미래지향적인 관계로 발전해 나가기를 기대를 하고 있습니다.
 그런데 나카야마 문부상이 지난달에 "일본 역사 교과서에 충군위안부나 강제연행과 같은 표현이 줄어든 일은 매우 잘된 일이며, 그동안 우리는 너무 자학적이었다 " 라고 말을 해서 파문을 일으켰습니다. 또 작년 노 대통령의 방일 직전에도 자민당 정조회장이 "창씨개명은 한국인이 원해서 이르어진 것이다"라는 이른바 망언을 해서 문제가 된 바가 있습니다.
 총리께서는 계속되는 이러한 일본 정치인과 관료들의 망언에 대해---과거사와 관련된 망언에 대해서 어떻게 생각하시고, 이를 막을 수 있는---한-일 관계를 좀 더 발전시키기 위해서 막을 수 있는 방법은 뭐라고 생각하시는지 말씀해 주시고,---좀 길어집니다만 한 가지 더---야스쿠니 신사 참배에 대해서 한국 국민들의 좋지 않은 감정이 있습니다. A급 전범들이 합사된 곳이기 때문입니다. 이것을 분사시키는 방안을 말씀하셨다가 이를 본복하는 다는 듯한 언겁도 하셨습니다.
 명확한 입장을 밝혀 주시고, 미래지향적인 한국과 일본과의 관계를 위해서 혹시 앞으로 야스쿠니 신사 참배를 중단할 의향은 없는지 밝혀 주시면 고맙겠습니다.

 小泉総理は昨日,韓国特派員団との歓談会で「韓日関係が友人の関係に発展することを望む」と述べられたと伺っています.韓国国民もまた,韓日関係が友好的かつ未来指向的な関係へと発展することを期待しています.
 ところで,中山文部相(ママ)が先月 「日本の歴史教科書から従軍慰安婦や強制連行といった表現が減ったのは とてもよいことであり,これまで我々はあまりに自虐的だった」と述べ,波紋を起こしました.また 昨年,盧大統領の訪日直前にも,自民党の政調会長が「創氏改名は韓国人が望んで行われたことだ」とする いわゆる妄言を行い,問題となったことがあります.
 総理は,相次ぐこうした日本の政治家・官僚らの妄言について---過去史に関連した妄言について どのようにお考えになり,これを防ぎ得る---韓日関係をより発展させる為に 防ぎ得る方法は何だとお考えになるかお聞かせ願いたいということと,---やや長くなりますが もうひとつ---靖国神社参拝について,韓国国民は良くない感情を持っています.A級戦犯が合祀されている場所だからです.これを分祀する方案について仰っておきながら それを覆すかのような言及もなさいました.
 明確な立場を明らかにしていただきたいということ,それから 未来指向的な韓国と日本との関係の為に 今後 靖国神社参拝を中断する意向は無いのかについてお聞かせ願えればと存じます.
 全体を通して聴きましたが,

盧武鉉の笑い方が気色悪い

のはまだ我慢するとして,拉致問題に対する「慎重な対応」を日本側に求めるくだりとか,あるいは歴史問題・対東アジア関係での「強大国としての寛容さ」を日本に求めるくだりなどは,聴いていて眩暈がしそうなくらい虫の良いことばかり言っているな….しかも韓国側の努力すべきことには全くと言ってよいほど言及せずに….

 それから,12/15にも書きましたが,拉致被害者家族に対して
遺族の方々のお気持ちは理解するが」
という言い方,つまり「拉致被害者は既に死亡した」という北朝鮮側の主張を鵜呑みにした決め付けパターンは中央日報の安成奎と同様で,聴いていて極めて不愉快.
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by xrxkx | 2004-12-18 12:18 | 時事ネタ一般
李登輝氏にビザ発給,だが…
a0026107_21422534.jpg かねてより来日を希望していた台湾の李登輝前総統に,日本政府がビザを発給する方針を決めた由,昨12/16に報じられました.このこと自体は まずは祝着.

 が,当然ながら これで一件落着というわけには行きません.言うまでもなく,中共の内政干渉があるからです.
 外国人へのビザ発給は完全に日本の内政問題です.これに中共が異を唱えることは,日中共同声明 (1972) の第6項
 日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。
に反するものであり,日本政府はこうした破廉恥な内政干渉を断乎突っ撥ねるべきなのです.

 中共当局者らの露骨な内政干渉,或いはそれどころか対日恫喝と呼んでよい不埒極まる発言の数々が 昨日から日本でも盛んに報道されていますが(more欄参照),中共ごときから こうした侮りを受ける 最大の原因は 他ならぬ日本政府の 中共に対する過度の配慮にあることを,日本政府当局には十分に認識していただきたいものです.
 そもそも,上述のように純然たる日本の内政問題であるビザ発給について 一々中共にお伺いを立てる態度からして既に正気の沙汰ではないのです.無論,「私人だから」「観光目的だから」などという釈明をする必要も無い.
 こうした切れ味の悪い外交を余儀なくされているのも,元を質せば 中共の謂う「ひとつの中国」という虚構,「中国の平和的統一」なる欺瞞に 日本政府がいつまでも付き合わされているのが原因です.何処かでこれをリセットすべきです.それには「台湾は中国ではない」という立場に立つことがどうしても必要.その為には 何より 当の台湾人らに そろそろ腹を括ってもらうしかない.
 以下 やや脱線気味ですが 補足.
 上述の日中共同声明の第2項・第3項には次のように記されています:
2. 日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。

3. 中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第8項に基く立場を堅持する。
 第2項については,要するに
「中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを,日本政府は承認するに吝かでない.が,現在の国際通念上,また国際法上,台湾は『中国』ではない
とすればよいだけの話.また第3項については,
「日本政府は中華人民共和国政府の立場を十分理解し,尊重するが,台湾は『中国』ではないとする国際通念および台湾住民の意思をも同様に理解し尊重すべきであると考える」
でよい.

 が,それには何より先に 当の台湾人たちが全世界に向けて
「台湾は中華民国とは違う」
「台湾は中国の一部ではない」
「台湾は中華人民共和国との統一を望まない」
という確固たる意思表示をしてくれないことには 話が始まりません.

 李登輝氏の執政下に台湾は「中華民国在台湾」「台湾中華民国」と少しずつ《本土化》を進めており,現在では陳水扁総統の「中華民国=台湾」発言を李登輝氏が否定するまでになっていますが,さる12/11の立法委選で与党連合が敗北したのを初め 今年3月の総統選に合わせて行われた住民投票が不成立に終わるなど,台湾の民意の赴く所が未だ不透明さを拭いきれずにいるのは,外国人である私から見ても非常に残念なことです.
 今後,李登輝前総統へのビザ発給取り消しを求める中共の干渉・恫喝は日を追って激しさを増すでしょうが,如何なることがあろうとも 李登輝前総統の訪日は 予定通り 年内に実現すべきです.
 今回のことが もし 本当に中共の主張するように「日中関係に新たな影響」を及ぼすというなら 面白いから国交断絶でも何でもやって見せてもらえばよいのです.歴史問題や領土問題などをめぐる日本国内の反中感情や 対中ODA停止論にとっては,そうした一つ一つが貴重な火種であり大義名分であり得るでしょう.

 ついでながら,今回の一件は 来春に相次いで訪中を予定している与党議員の皆さん(産経 12/15,および毎日 12/14 などを参照)への重要な踏み絵になることは想像に難くありません.上記の記事によれば 訪中する議員は
  • 安倍幹事長代理ら (訪中予定日:2005/01/09)
  • 額賀福志郎(前政調会長),福島豊(公明党政調副会長)ら12名 (2005/01/10)
  • 中川秀直(国対委員長),古賀誠(元幹事長),二階俊博(総務局長) (2005/01/11)
の三派に分かれるようですが,安倍氏以外は 中共にまんまと篭絡されて帰って来る可能性が極めて高そうなのが懸念されます.
(ちなみに,この二階氏というのは 先月の中共原潜の領海侵犯事件の際に 中共の駐日大使である王毅を和歌山くんだりに匿っていた張本人でしたね.お陰で中共は日本外務相との応対は程永華などというヒラの公使で済ませたのでした.)

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 国際社会に於ける台湾の位置付けについて考えなくてはならないのですが,あまりに長くなりすぎましたので後日に譲りたいと思います.
  • 下関講和条約
  • カイロ宣言
  • ポツダム宣言
  • サンフランシスコ講和条約
  • 日華平和条約
  • アルバニア決議案
  • 日中共同声明
くらいを題材に,中共の言う「ひとつの中国」論が如何に重大な齟齬を来たしているかを考えることから手を付けたいと思っていますが…時間的余裕が….

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by xrxkx | 2004-12-17 21:42 | 台湾建国によせて
【対北経済制裁】みなさん 慌てる方向が違ってマス
 対北経済制裁についてのアーミテージ発言報道を 12/14~15にかけて追い掛けていました.
 13日の小池氏との会談中にアーミテージが言ったのは,あくまで
「やるなら『いつ,どうやってやるか』をよ~く考えたほうがいいよ」
というだけの話で,どこをどう見ても「アメリカは経済制裁に消極的」とは取れない.バウチャーとかケリーとかも「やるかやらないかは日本が決めること」と言っているだけ.日本の立場を支持するとの姿勢は崩していない.
 結局,どうもあれは共同あたりが仕組んだガセか,どう好意的に見てもフライングだったようだというあたりまで追い掛けて,急に馬鹿馬鹿しくなって やめました.

 日本が経済制裁を行うかどうかは 別にアメリカさんに決めてもらうことでも何でもないのです.まず,慎重論の立場に立つ人々には
「喧嘩の度にそうやって一々他人の顔色を窺うのは およしなさい」
とだけ言っておきたい.一方で,制裁推進派でありながら 上のような米政府高官の発言ひとつに一喜一憂している人々にも,
「ではもし本当にアーミテージをはじめアメリカ政府高官が日本の経済制裁発動に消極的だったとしたら 日本は経済制裁を引っ込めろとでも言うのか」
と問いたい.これで もし,米政府高官が どこかの人さらい民族の真似をして
「アメリカの同意無しでの対北制裁発動は アメリカへの宣戦布告と見なす」
とか何とか言い出したのだったら ともかく,単なる慎重論なら意に介するに足りません.ましてや
「実際にやるとなると大変」
「タイミング・方法に工夫の余地がある」
くらいのことを言われただけで一々右顧左眄しているようではいけません.
 これは何も北朝鮮のような犯罪集団を相手にする場合に限ったことではなく,そういう足元の揺らぎを諸外国に見せること自体が
「日本を動かそうと思ったら 日本の頭越しにアメリカに話をつけたほうが早い」
という侮りを受ける原因になります.

 経済制裁は,何を差し置いても《日本が主権国家として全世界に示すべき,「国民の生命の安全を侵されたまま黙ってはいない」という毅然とした意思表示》でなくてはなりません.こういうことを言うと 「対北強硬論者の自己満足」だとか何だとか言い出す手合いがいるものですが,上述のところが揺らいだままで 拉致被害者全員の奪還などあり得ません.それくらい腹を括って見せることも出来ない優柔不断な政府なら,そんな国を一体世界中の誰が支持してくれますか.

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 アーミテージのことは放っておいてよいとして,そんなことより気になるのは 前にもこちらこちらで触れた 民主党の「日本版・対北人権法案」が その後どうなったのかという点です.つい先日も下のようなニュースが流れていましたが,
民主党:脱北者保護は国の責務 北朝鮮人権法案固まる ─毎日 12/14
 民主党の北朝鮮問題プロジェクトチーム(中川正春座長)は13日、「北朝鮮人権侵害救済法案」(仮称)の骨子案をまとめた。脱北者の保護や定住支援、拉致被害の全容解明を「日本政府の責務」と規定。北朝鮮への経済支援などの可否を判断する基準として(1)支援目的(2)拉致問題への対応(3)人権侵害の状況--の3原則を示した。次期通常国会提出を目指す。

 骨子案は脱北者に対し、原則として定住者としての在留資格を与え、職業や日本語教育などの支援を行う。脱北者を支援する民間団体への財政支援や情報提供も行うとした。拉致された可能性の高い「特定失踪(しっそう)者」について、政府内に調査機関の設置も盛り込んだ。

 民主党は同日また、北朝鮮への未実施の食糧支援凍結などを求める決議を細田博之官房長官あてに提出した。【田中成之】
 どうやら 前回述べたような
「民主党は単に『脱北者の受け入れは日本にお任せ下さい宣言』で四方八方によい顔をして見せたいだけなのではないか」
という懸念は 杞憂では済まなくなりそうです.脱北者の日本永住をサポートすることを主眼に置いた人権法案など,拉致問題の解決からはあまりにも懸け離れている.北朝鮮へのプレッシャーよりも,日本に跳ね返ってくるダメージのほうが 遥かに大きくなってしまいます.これでは話になりません.
 ちなみに,この人権法案の詳細が民主党のHPに上がって来るのを 私は先月末から ずっと待っているのですが,さっぱり出て来ませんね.
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by xrxkx | 2004-12-17 18:54 | 時事ネタ一般