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【 国保法改廃論議 】 「甘ければ飲み込み 苦ければ吐き出す」廃止派の姑息な態度
 韓国の国家保安法について憲法裁判所が合憲判決を出したことに関連した,386世代御用達のサヨク新聞「ハンギョレ」の記事から2本.

● [ 国家保安法 ] 称揚鼓舞罪も合憲だというのか
 ──ハンギョレ 2004/08.27 (原文)
 憲法裁判所が,国家人権委員会の廃止勧告を受けた国家保安法について「合憲」の決定を下した.憲法裁判所による国家保安法への「擁護」は初めてのことではないので 今更驚くには当たらないかも知れない.だが,憲法裁判所の今回の決定は,2つの点で非常に深刻な問題点を持っている.
 第1に,憲法裁判所が 保安法中で《毒素条項》の最たるものに数えられて来た7条1項(称揚・鼓舞罪)および5条(利敵表現物所持等)について「合憲」の決定を下したという点だ.これも少数意見調査も無しに裁判官9名の「全員一致」での決定である.だが,ハンナラ党や彼らを代弁する新聞までが 保安法は「改正」が必要だと考えるほどに,これら2つの条項の問題点については社会的合意が成されている状況だ.2つの条項が「良心と思想・学術・出版の自由を制限」することを認めながらも それが「国家の存立と安全」の為だと擁護することは,憲法裁判所が如何に時代精神から取り残されているかを立証するものだ.第2に,憲法裁判所が 単に決定にとどまらず,現在論難の起きている国家保安法改廃問題に関連して「立法府が憲法裁判所の決定と国民の意思を収斂し,立法過程に反映させることが必要だ」として 事実上 国会を「圧迫」しているという点だ.
 これは多分に「政治的意図」を含むものであり,国家人権委が僅か2日前に下した廃止勧告を全面否定する決定だ.廃止は勿論 改正すら必要ないという主張だからだ.
 憲法裁判所は「立法目的を逸脱する拡大解釈の危険」は既に除去されたと主張するが,依然として その法によって知識人らが抑留されているのは厳然たる事実だ.
 国家保安法の弊害は結局は立法を通じてしか行い得ないということを 憲法裁判所が自ら露呈した今日,ボールは既に第17代国会に渡った.輿論市場を独寡占するメディアらによる輿論へのプッシュもより一層強まるだろうが,第17代国会が4月の総選挙の民意に従って 揺るぐことなく廃止に乗り出すよう求める.
● [ 国家保安法 ] 「憲法裁判所 合憲判決」 与野党の攻防
 ──ハンギョレ 2004/08/27 (原文)
 「国会への勧告は越権」 「憲政蹂躙やめよ」──憲法裁判所による国家保安法合憲決定をめぐって,国家保安法廃止を主張する議員らと 廃止に反対する議員らが27日,熱い攻防を繰り広げた.廃止を主張する政党・議員らが憲法裁判所の「越権」を槍玉に挙げる一方,廃止反対論者らは憲法裁判所の決定を重しとして「憲政秩序の蹂躙をやめよ」と反撃した.
 ヨルリン・ウリ党の議員の集いである「朝露」はこの日声明を出し,「保安法は違憲法だからではなく,数十年間独裁政権を維持するのに寄与した 代表的人権圧迫法だという点に於いて廃止を推進するもの」だとし,「憲法裁判所が一部条項について合憲決定をしたことが廃止の障害となることは無い」と表明.彼らは特に「憲法裁判所広報室が 全員裁判部の決定内容とは無関係に 国会に勧告を行なったことは,三権分立の大原則を破る越権行為だ」と批判した.
 民主党のイ・ナギョン院内代表も「政界の保安法改廃努力は 保安法が違憲だと思うからではなく,南北関係の変化の現実にそぐわず,人権侵害の経験や素地があるからだ」と指摘した.民労党のノ・フェチャン議員は更に一歩進んで「憲法裁判所の合憲決定は,旧時代の遺物である保安法に対するもうひとつの鼓舞称揚」だと批判した.
 しかしヨルリン・ウリ党内の「国家保安法廃止反対の集い」を率いるアン・ヨングン議員は「憲法裁判所の決定は改廃論議とは無関係」だとしながらも「来週初めに『廃止の集い』の議員らと討議する等,廃止反対論の拡散に向けて努力する」と表明した.
 この集い(訳註:「廃止反対の集い」の側を指すものと思われるが,確証無し)には現在17名が参加している.
 ハンナラ党は 憲法裁判所の決定を契機に 保安法廃止論を「憲政秩序蹂躙行為」だとして追い討ちをかけ,攻勢を強化した.キム・ドクリョン院内代表は「政界および市民・社会団体は 憲法裁判所の決定をそのまま受け入れるのが当然」として「与党の初選出議員の大多数が 保安法廃止を後押ししているが,憲法を蹂躙する効した態度はやめるべきだ」と主張した.さらに「保安法は廃止ではなく,骨格を維持しつつ状況の変化に従って改めるべき部分は与野党の合意により補完するのが穏当だ」と述べた.
 キム・ヒョンオ事務総長も「ヨルリン・ウリ党が『甘ければ飲み込み,苦ければ吐き出す(訳註:言動がご都合主義的・二重基準的で一貫性を欠いていること)』式に憲法裁判所の決定を無視し,国家保安法廃止法案を提出しようとしていることは,憲政秩序までも無視するということだ」と主張した.
 所感.
 先日の人権委勧告のときと比べて,この豹変ぶりはどうでしょう.人権委勧告のときは
人権委の勧告に強制性は無いが,勧告を受けた機関はこれを尊重し,履行のために努力しなくてはならない.ならば国会はこれ以上消耗的論争を行なうのをやめ,今回の通常国会に於いて国家保安法を完全廃止するのが正しい.
とまで言い切って 国家機関の権威を傘に来て見せたのが,今度は一転して「政治的意図」だ「国会への圧迫」だと言い出す.しかも 今回のは人権委どころか憲法裁判所ですよ.2本目の記事中に引用されている 廃止反対派の主張通り,こういうサヨク新聞(およびその熱心な愛読者も含む)にとっては法治国家のルールなんてどうでもよいということでしょう.「甘ければ飲み込み,苦ければ吐き出す」とは言い得て妙.
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by xrxkx | 2004-08-31 20:59 | ここが変ニダ韓国人
【台独論】 敢えて李登輝ファンとは一線を画したい
 昨今俄かに活気付いてきた 台湾政治家の訪日攻勢ですが,日本国内にも 例えば李登輝前総統の訪日実現を望む声は少なくないようです.
 それ自体は まぁ良い.私も台湾の独立なり正名運動なりは大筋で支持していますから.ただ,どうも私などには,日本の親台派の人々が李前総統を持ち上げすぎている面ばかりが目に付くのが懸念されます.
 確かに彼の生い立ちや文化的背景を見れば,彼が日本人にとって最も親しみ易い外国要人であるのは分からなくもない.ただ,そういう人々は 日本人から見て李前総統はあくまで外国の政治家なのだということに対し 最低限持つべき警戒心というものを どこかに置いて来てしまっていないか.
 何しろ相手は外省人だらけの国民党独裁政権のもとで頭角を現し,中共と互角に渡り合って来た人物です.並大抵の「狸」ではないのです.そういう人物と対等に付き合って行けるだけの力量が,彼らのメッセージに応える日本の政治家の側にも無いと 困ったことになる.

 台湾の独立なり正名運動なりを支持するのは構わないが,日台関係を対等な二国間の関係・give & takeの関係として発展させて行きたいなら なおのこと,日本の政界や在野の無名の李登輝ファンの方々には 日本としても主張すべきところは主張してもらいたい.例えば以前書いた「地図報道」の件などにしても そうで,向こうが
「うちは中国じゃなくて台湾だ.中国の一部扱いするな」
と言うなら,日本側からも
「まず台湾の国家主権の自立という実を挙げて見せてもらいたい.台湾を国家承認するかどうかは その後の話だ」
くらいのことは言ってよい.物分りの良い顔をするばかりが友好・連帯ではありません.何しろ隣人に恵まれない日本人のこと,その辺は 今まで何度と無く煮え湯を飲まされて来ているのですから 分かりそうなものなのですが….

関連報道いくつか
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by xrxkx | 2004-08-30 21:16 | 台湾建国によせて
たまには日誌っぽいものも書いておこう
 仕事のほうも一段落したので,前々からやりたかった「スキンの簡素化」に少しだけ手をつける.
 どうも罫線だらけで画面がうるさくなり過ぎた(その割に遊んでいるスペースが多い)ような気がすることもあるが,それより何より,以前使っていた背景を 先日 母が見て
「何だかトイレの壁紙みたいねぇ♪」
とノタマッタのが致命的な理由.T-T
 「メモ帳」欄がせめて2つあってくれればよいのだが,無いので,「おしらせ」などはスキンに直に書いてしまっている.多少面倒.

 ちなみに,Exciteがあらかじめ用意しているスキンに手を加えたものを それまで使っていて,オリジナルのスキンに切り替えた場合,それまで使っていた編集済み出来合いスキンは消えてしまうのだろうかと ちょっと心配だったが,「マイスキン」の頁にちゃんと残っている.バックアップ用にオリジナルスキンを作る必要は無かった.

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 昨日だったか,Gmailのinvitation可能人数が6人に増えていた(それまでは3人).開設時の3人分を使い切ってしまったら それまでなのだと思っていたけれど,違うみたい.たしか 開設したのが06/13だったから,その約2ヵ月半後に増えたことになる.でも 今のところ invitationを欲しがっている人に出くわさない.

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 新たにseesaaにblogを開く.
 ニュースなどを読んでいて 面白い記事に行き当たっても,時間的な制約もあって 私自身の所感まで書いて此処に載せられるのは ほんの一部.他の記事をスクラップしておく場所が欲しかった.以前はOTDのBBSをスクラップ帳として使っていたのだが,これだと 記事を検索するのがかなり面倒なので,いっそblogを使ってしまうことにしたわけ.

 seesaaの操作系はexblogに比べると若干煩雑な感じを初めは受けたが,半日で慣れた.新規投稿時に決定すべき「その記事を公開するか,しないか」とか「コメントやTBを許すか,許さないか」などといったpreferenceのdefault設定を 自分でいじって保存しておけるようになっているので,一度defaultを決めてやっておけば 実際に記事を投稿する時は 「今回のは特別に○○○」という箇所だけをoverrideしてやるだけでよい.これがあるお陰で,いじれる選択肢の多さと使い勝手がうまく両立している.むしろLivedoorよりは面倒が無いかも知れない.
 画像の他に HTMLなどのテキストファイルもアップロードして置けるようになっているらしい.アップロード用の領域に自分でディレクトリを掘って 用途別にファイルを整理しておくことも出来るようになっているようだ.こういうのがあれば,いま私がここでやっているように「リンク集代わりにエントリを一つ用意しておく」などといったトンチに頼る必要がない.

 ただ,seesaaは文字コードがSJISだという点が exblogと比べて見劣りする.台湾や韓国の新聞記事などを引用する場合,これは致命的だ.(EUC-KRやBig5などの文字コードにあって日本語に無い文字をSJISのフォーム中に書いて送ると,一般には「&#41294;」などのような数字実体表現で保存される.つまり 書けることは書けるが,「後から誤字を見つけたので1文字だけ修正」などということは とてもする気になれない) これさえ無かったら,seesaaへの移行を真剣に検討していたかも知れない.:D

 なお,seesaaから http://ping.exblog.jp/xmlrpc に向けてpingを打ってみたところ, blog標題は無事だがエントリの標題は文字化けした.


 その夜 追記.何と seesaaでは 数字実体表現が
    &#44032; → <img src="" alt="44032">
のようにIMGタグに展開されてしまうことが判明.つまり このままだと韓国の新聞記事をスクラップするのには使えない.回避する方法があるのかどうか 調べてみる必要あり.
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by xrxkx | 2004-08-30 19:27 | 雑記
お前こそ心配だぞ朝日新聞
■教科書採択――東京の教育が心配だ ── 朝日新聞 社説 2004/08/27

 なるほどね.では 朝日が言う「心配」でない教科書がどんなものだか見てみましょうか.

 「ライフログ」にも載せてある「『自虐史観』の病理」に,1996/06/27に公表された教科書検定結果が出ていますので 抜粋してみましょうか.まず「従軍」慰安婦関連.
◇日本書籍
朝鮮・台湾にも徴兵制をしき,多くの朝鮮人・中国人が軍隊に入れられた.また,女性を慰安婦として従軍させ,ひどいあつかいをした.

◇東京書籍
また,国内の労働力不足を補うため,多数の朝鮮人や中国人が,強制的に日本に連れてこられ,工場などで過酷な労働に従事させられた.従軍慰安婦として強制的に戦場に送りだされた若い女性も多数いた.

◇大阪書籍
また,朝鮮などの若い女性たちを慰安婦として戦場に連行しています.

◇教育出版
また,多くの朝鮮人女性なども,従軍慰安婦として戦地に送り出された.

◇清水書院
また,朝鮮や台湾などの女性のなかには戦地の慰安施設で働かされた者もあった.

◇帝国書院
さらに,日本の植民地であった朝鮮や台湾の人々からも多くの犠牲者がでました.(中略)これらの地域の出身者のなかには,従軍慰安婦だった人々,広島や長崎にいて原爆で被爆した人々,戦前日本領だった南樺太に終戦で残留させられた人々などがいます.

◇日本文教出版
植民地の台湾や朝鮮でも,徴兵が実施された.慰安婦として戦場の軍に随行させられた女性もいた.
 まず 初めての方のために概要だけ説明しておきますと,
  • 「従軍慰安婦」という言葉自体 歴史用語として正しくない.慰安婦たちは民間の業者に雇われて戦地で商売をしていた職業売春婦であって,軍属として軍から給料を貰っていたわけではないので「従軍」は余計.「従軍慰安婦」という呼び方が最初に使われたのは1973年に刊行された小説中のこと(千田夏光「従軍慰安婦」,1973).当時は単に「慰安婦」と呼ばれた.
  • 軍による慰安婦の「強制連行」を証拠立てる物が何も無い.自称・元「従軍」慰安婦の証言があるだけ.「従軍」慰安婦問題は当時「強制連行」を行なったと証言した日本人の著書(吉田清治「私の戦争犯罪 ─朝鮮人連行─」(1983)が発端だが,あの本はインチキであることを後に著者本人が認めている.
  • 「工場などで過酷な労働に従事させられた」のは「強制連行」ではなく徴用.内地の日本人も条件は同じ.
  • そもそも朝鮮と台湾は「植民地」ではない.台湾は日清戦争後に下関講和条約により清国から割譲されたもの.朝鮮については「韓国併合に関する条約」により主権を譲渡されたもの.
などと,数えあげたらきりが無いほどの嘘にまみれている.「『自虐史観』の病理」によると,この検定結果に関して当時の文部大臣ですら「これは本当に検定を通ったのか?」と言ったそうです.こういう教科書を採用するのが 朝日の言う「バランス」なのでしょうか.
※ 慰安婦問題に関しては 詳しくはこちら
「自国を大切にするからこそ、他国の人がその国を大切にする心にも敬意を懐(いだ)くことができる。それが国際的妥当性を持ちうる開かれたナショナリズムである。」
だそうですが,例えば上の例のように 自称「被害者」の言い分ばかりを証拠も無しに教科書に載せて,そうした教科書で ありもしない日本の悪行を子供たちに吹き込む教育は 果たして「自国を大切に」していますか.
 また,そうした自称「被害国」の方々は 随分とまぁ「自国を大切に」していらっしゃるようですが,彼らが本当に「他国の人がその国を大切にする心にも敬意を懐」いていますか.
そんな教育方針で、生徒がみずから学び、みずから考える力をつけることができるだろうか。世界の人々と交流し、互いの歴史や伝統を大切にする若者が育っていくとはとても思えない。
などというのは それこそ 何が何でも日本を悪者に仕立て上げないと気が済まない上のような教科書の著者に言ってやったほうがよい.

※ 参考:「新しい歴史教科書をつくる会」HP

同社説の全文
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by xrxkx | 2004-08-28 15:42 | 時事ネタ一般
【資料】 国家保安法廃止勧告をめぐる韓国各紙の論調
◇ 廃止論 ◇

●人権委「国保法廃止勧告」その意味と波紋 ──ハンギョレ(配信:聯合ニュース) 2004/08/24 (原文)
 国家人権委員会(委員長:キム・チャングク)が「人権侵害論難を巻き起こしてきた国家保安法を廃止すべき」だと政府に勧告したのに伴い,国家保安法廃止論が力を得そうだ.
 国家保安法は1948年制定以来「南北分断と対峙の特殊状況の中で体制守護の為に不可欠な法」という評価と「政権安泰の為に表現の自由など各種人権を圧迫する悪法」という評価の間で改廃論難が絶えなかった.
 また,クーデター等による軍事独裁政権時代突入などを経て,国家保安法は事実上「国家の安全保障維持」という本来の目的よりは,体制に対する健全な批判と民主化要求の口を塞ぎ,思想・表現の自由を抑圧するのに より多く「寄与」するものでもあった.

※ 廃止論の背景と根拠 = 人権侵害など各種論難の渦中にありながらも存置されて来た国家保安法についての廃止論議が本格化したのは,南北関係が梗塞・対決の局面を脱した頃からだ.国際的には91年の南北国連同時加入と2002年の金大中・前大統領の平壌訪問,6・15南北共同宣言などが背景となって南北交流が次第に拡大された現実にあって,北韓を反国家団体と規定した条項が南北交流協力法などと根本的に衝突するという点も問題として指摘されている.
 国家安全保障もまた,内乱罪や外患罪,間諜罪など刑法およびその他の刑事特別法規で十分に規制できるというのが廃止論者らの主張だ.
 また国家保安法が当初は時限立法(訳註:原文はおそらく「限時的法律」)であり,軍事政権維持に悪用されたという点なども廃止論の根拠として提示されて来た.
 国家保安法廃止に保守的なハンナラ党ですら,国家保安法第7条の称揚・鼓舞条項と第10条の不告知罪条項などについては削除する必要性を認めている.

※ 国家保安法,歴史の中へ消えるか = 国家保安法廃止論はこれまでにも何度となく提起されて来たが,与大野小の第17代国会の頃になって政界での論議が活気を帯びるようになった.
 現在までに知られているところでは,与党ヨルリン・ウリ党が「廃止後刑法補完」,民主労働党が「完全廃止」,民主党が「廃止後代替立法」と各々の方向に向かう中,ハンナラ党だけが「一部改正」を主張している状況だ.
 改正か廃止かをめぐって論難が続いて来た中での人権委のこの日の決定は 廃止論に重みを与えるものであり,国家保安法廃止の動きが勢いに乗りそうだ.
 結局全ての「ボール」が政界に渡った状況で,早ければ来る9月の通常国会で国家保安法は56年の歴史をあとに歴史の中へと消えて行くこともあり得る見通しだ.

●国家保安法,きれいさっぱり払拭しよう ──ハンギョレ 2004/08/25 (原文)
 国家人権委員会が国会議長と法務部長官に国家保安法廃止を勧告し,国家保安法廃止に賛成する国会議員声明者が100名を超えた.
 これにより,反民主的悪法の代表に数えられて来た国家保安法の廃止論議が実質的な弾力を帯びて来ている.我々はこうした気流を大いに励みとし,来る秋の通常国会に於いて国家保安法がきれいさっぱり廃止されることを望む.
 国家保安法は生まれながらにして問題のある法だった.さる1948年,日帝の治安維持法を手本に臨時法として作った当時,検察総長が「軽い鞭を以て対すべき事案に斧を以て対するに等しく,あまりに重い」と人権侵害の素地(訳註:があること)を明らかにしたほどだ.彼の言葉通り,国家保安法は結局,政権・体制維持の恣意的な斧として用いられ,夥しい人権侵害の事例と悲劇を生んだ.これまで多くの学者や市民・社会団体らが,国家保安法の称揚・鼓舞・不告知条項などが罪刑法定主義に違背し,良心の自由を侵害する悪法であるとして廃止を求めて来た.また反国家団体の規定が明確でなく,恣意的処罰の素地があり,南北交流の時代的変化の中で北韓を反国家団体だと主張するのも矛盾していると指摘して来た.にも拘らず,歴代政権は南北分断という特殊な状況を楯に法を存続させた.人権委の勧告は国家保安法をめぐる論難に終止符を打つという意味がある.国家機関が悪法と規定したからだ.
 人権委の勧告に強制性は無いが,勧告を受けた機関はこれを尊重し,履行のために努力しなくてはならない.ならば国会はこれ以上消耗的論争を行なうのをやめ,今回の通常国会に於いて国家保安法を完全廃止するのが正しい.
 一部条項を改正しようという主張があるが,人権委は「幾つかの条項を替えることでは問題点は治癒されない」と診断を下している.人権委も指摘しているように,国家保安法を廃止しても国家安全保障に関連する犯罪を処罰する上で何ら問題は無い.刑法上の間諜罪や外患罪で十分に対処可能である.

●国家保安法廃止は当然だ ──京郷新聞 社説 2004/08/25 (原文)
 先頃 国家人権委員会が国家保安法廃止を国会議長および法務部長官に勧告した.そうでなくても100名を超える与野党議員が国家保安法廃止を推進している状況であり,政界の国家保安法廃止論議はいっそう弾力を帯びるものと思われる.
 結論から言おう.いまや国家保安法は人権委の勧告通り廃止するのが相応しいと思う.部分改正を行なうには,実際 国家保安法はあまりにも古臭い.政界がこの問題をめぐってこれ以上ああだこうだと騒ぐのは,時代の変化に乗り遅れているのを白状することでしかない.世界的レベルでも冷戦は既に終わった.韓半島だけが唯一の冷戦の孤島として取り残されているだけだ.その冷戦の退嬰的象徴が他ならぬ国家保安法である.
 なぜ国家保安法は廃止されねばならぬのか,理由は数え挙げればきりが無いほど多い.しかしその内容を仔細に見てみれば どれもこれも陳腐といってよいほど見慣れたものばかりだ.思想・良心・表現の自由を害する素地が大きいだとか,刑法と重複しているとか,過去の権威主義政府の頃に反対派を抑圧する手段として悪用されたとか,「鼻に掛ければ鼻輪,耳に掛ければ耳輪(訳註:行き当たりばったりの恣意的な御都合主義を指す諺)」式の条項が目白押しだとか,南北交流協力法の精神と食い違う等々,改めて詳しい説明は不要だろう.
 100万の南北軍人が休戦ラインで対峙している状況下で国家保安法が廃止されれば,国家安全保障に深刻な穴が生じるのではないかと憂慮する向きもある.しかし醒めた頭で一度冷静に考えてみよう.深刻な経済難に瀕して自己の体制存続にまで悩まねばならない北韓が,南側(訳註:南韓のこと)に国家保安法が無いことに乗じて南側を転覆させることが出来るとでも言うのか.体制競争は終わったと自負する南側が,国家保安法無しでは体制を守れないと信じているのなら,これほどの自己矛盾も無かろう.与野党が理性的な論議を通じて国家保安法廃止の決断を下すことを期待する.

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◇ 廃止反対論 ◇

●国家保安法 廃止してはならぬ ──文化日報 社説 2004/08/25 (原文)
 国家人権委員会が昨日,国会議長と法務部長官に 国家保安法の全面廃止を勧告した.「国家保安法はこれまで,法の恣意的適用によって人権を侵害して来ており,幾つかの条文の改正では根本的な問題点を治癒することが出来ず,廃止が望ましい」というのだ.これに関連してキム・チャングク委員長は「イデオロギー的次元ではなく,純粋に人権問題の視点から出たもの」だと明らかにした.
 人権委の指摘通り,国家保安法には人権侵害の素地があり,実際に過去の政権によって悪用された例も少なくない.このことから,同法の改廃をめぐって我が国社会は既に深刻な対立の様相を呈している.問題があることには大筋で同意するものの,これほどまで論難を巻き起こしているのは,国家を維持している法を一方の側面ばかりから見てはならないという意味だ.人権侵害は決して許してはならないが,それに劣らず重要なのは 国家安全保障を脅かし破壊する勢力からの防御システムだ.
 南北関係が過去とは比べ物にならないほど様変わりしたのは事実だ.だが交流・協力が進展したからといって休戦ラインでの軍事的対峙状態が解消されたわけでもなければ,「南朝鮮を解放する」とした北韓労働党規約が改正されたわけでもない.また北韓のみならず,(訳註:めいめいが)徹底して自国の利益に従って動く国際情勢に於いて,我が国の国家体制を脅かす仮想敵は今なお存在している.人権委は「国家保安法を廃止しても既存の刑法によっていくらでも補完し得る」と主張するが,我々がわざわざ自ら軽はずみに防御システムの隙をさらけ出す必要など全く無い.称揚鼓舞罪を完全廃止した場合,インターネットに「金正日を愛する集い」でも出来て 市内で集会でも行なったらどうする気なのか,という現場の検察の声にも耳を傾けるべきである.
 従って我々は,不告知罪や称揚鼓舞罪など人権侵害の素地となる条項については改正を急ぐべきだが,(訳註:同法そのものを)廃止してはならないと判断する.併せて「イデオロギーではなく人権レベルでの勧告」だという人権委には,国連の北韓人権問題決議の際にも沈黙するなど これまで見せてきた二重的・消極的態度を改めるよう求めたい.

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◇ 慎重論 ◇

●国家人権委が廃止勧告した国保法 ──ソウル新聞 社説 2004/08/25 (原文)
 国家人権委員会が国家保安法を廃止せよと国会議長および法務部長官に勧告した.政界・国民の間で論難の多い国家保安法の存廃問題について国家機関が初めて明らかにした意見だ.一部条文の改正では根本的な問題点を治癒することは出来ないというのが全面廃止の理由だ.
 人権委の指摘通り,国家保安法は制定当時から刑法との重複問題が提起されており,国民の合意無しに改正案がなし崩し的に通過したこともある.また反国家団体の規定が明確でなく,罪刑法定主義に反しており,称揚・鼓舞罪や不告知罪は表現と良心の自由を侵害している.制定当事と比べ,南北関係は大きく状況が変わった.何より,国家保安法は軍事独裁下に於いて民主人士を弾圧し人権を蹂躙する手段として悪用された法律だ.間諜や不順(訳註:あるいは不純?)分子を処罰する目的の法律が政権維持の道具に転落してしまっていたのである.
 国家保安法改廃に関する意見は政党ごとに分かれる.しかし野党も改正意見を打ち出すほど悪法として知られた法律だという点では意見差は無い.既に議員80余名が「廃止後刑法補完」に同意している状態だ.人権委と部分的には意見と同じくしているわけだ.与野党および政府は人権委の勧告を傾聴し,完全廃止の得失を論じ,あらゆる角度からの検討を行なう必要があると思う.廃止するならば,刑法条項によって内乱・外患・間諜罪などを規制し得るのかについての深みのある論議が求められる.安全保障に隙が生じかねないため無条件の全面廃止は困るという結論に至った場合も,刑法改正や代替立法によって空隙を生めることが出来るかどうか検討すべきだ.こうした諸問題は政党内だけで論ぜず,汎国民的な党論の場を開き,合意点を探るのが望ましい.多様な声があるだけに,様々な意見に耳を傾けておかないと後に憂いを残すことになる.

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 ちなみに,以下は社説やコラムではなく一般の報道ですが,

●金法務「国保法廃止,慎重に」 ──中央日報 2004/08/26 (原文)
[キム・ソンハ記者] キム・スンギュ法務部長官は25日,「国家保安法廃止には慎重であるべきだ」と述べた.(訳註:長官は慎重論について)「我々の自由を脅かし侵害する勢力がある限り,国家安全保障を重視し,刑事法を強固にすべき」という理由を打ち出した.国会法事委に於いてヨルリン・ウリ党のヤン・スンジョ議員の質問に答えたもの.
 ヤン議員が 1日前に国家人権委が国家保安法廃止を勧告したのを聞いてどう思うかと尋ねたところ,キム長官は「国会で慎重かつ合理的に結論を下してほしい」として このように(訳註:前段落のような慎重論を,の意か)述べた.
 また,ハンナラ党のキム・ソンジョ議員の「人権委が法務部との事前の打ち合わせも無く国家保安法廃止勧告案を出したことは果たして正しいのか」との指摘に,キム長官は「意外だと思っている」と答えた.
 同じくハンナラ党のチャン・ユンシク議員がソン・ドゥユル氏の裁判の判決文を用いて「国家保安法が相手を攻撃するためのものでなく防御的刑事法体系であることには同意するか」と質問すると,キム長官は「同意する」と答えた.
 これに対し民労党のノ・フェチャン議員が「刑法に内乱と間諜活動を処罰し得る条項がある」として(国家保安法の)廃止を主張すると,キム長官は「我が国の国家現実には刑法条文だけでは不十分な点があり,国家保安法がその補充をして来た」と述べた.
 長官の「慎重論」が続いたのを受け,ヨルリン・ウリ党のイ・ウォンヨン議員は「民主化の進展や南北関係などの為,国家保安法は廃止すべきだ」として「(長官は)大統領の法律諮問の立場から慎重に答弁してほしい」とブレーキを掛けた.
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 所感 (2004/08/28 追記).

 まず何と言ってもハンギョレが一番お粗末.右であれ左であれ 反日&ウリナラマンセーな点では共通しており,ハンギョレも例外ではないわけですが,国内問題に関する同紙のこうした態度を見る限り「容共・売国サヨクどもの御用新聞」の典型という意味では 朝日新聞と何ら変わり無い.先の総選挙でウリ党が過半数を取るまでは「政府を吊し上げるのが民主主義だ」とでも言わんばかりの記事ばかり書いていたくせに,都合のよい時だけ「国家機関の規定」を有難がるんじゃないと言いたい.
 だいたい「南北交流の時代的変化の中で北韓を反国家団体だと主張するのも矛盾している」というけれど,あれが「反国家団体」でないなら一体何だと言うのか.よもや主権国家だなどとは言い出しますまい.今まで韓国のことを「韓半島の唯一の合法政府」だと言い張って来たのは どこの誰だったか.日韓基本条約に何と書いてあるか.上に出て来た 鼻輪・耳輪の諺は それこそ 韓国人たちのこうした二枚舌のことを言うのです.過去の清算が必要なのは「親日派」よりもむしろこうした人々のほうではないか.北朝鮮を反国家団体ではないと言いたいなら「南北統一はもう諦めました」と言明でもしてからにして貰いたい.

 次に京郷新聞.「体制競争は終わったと自負する南側が,国家保安法無しでは体制を守れないと信じているのなら,これほどの自己矛盾も無かろう」というけれど,本当に「体制競争が終わった」のなら,外では拉致やら航空機撃墜やら核開発やら麻薬密輸やら偽札製造やらと悪事ばかり働き,内では民衆を飢えさせながらヤミ経済と人道援助で食い繋ぐ,そういう物乞い強盗の類をさっさと「同胞」である自分たちの手で始末しろと言いたい.ベルリンの壁が崩れてから何年経ったと思っているのか.それも出来ずに「体制競争が終わった」など10年早い.
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by xrxkx | 2004-08-27 16:13 | ここが変ニダ韓国人
親日派狩りの一方で何が起こっているか
●国家人権委「国保法廃止」勧告
 ──ハンギョレ 2004/08/24 (原文)

 昨日予告しておいた記事をまず紹介しておきます.「国保法」といっても 国民健康保険とか何とかではありませんよ.国家保安法です.これを廃止しようと言う.あまりに長い記事ですので 聯合による報道のところだけ要約しておきますと,
 韓国の国家人権委員会が24日午前の記者会見で「法務部長官と国会議長に国家保安法を廃止するよう勧告した」ことを明らかにした.
 人権委は昨年3月,国家保安法を「3大人権懸案」のひとつに指定,タスクフォースチームを組んで国家保安法の問題点を研究して来ており,これを元に23日の全体委員会を経て廃止勧告を決定したもの.
 同タスクフォースチームの最終報告書は昨年末には人権委政策局に提出されていたが,敏感な私案であるだけに慎重に検討すべきとする内部意見により,国家保安法適用による人権侵害の実態調査,政策局での内部検討,および3回に及ぶ全体委員会を経ての最終決定となった.
 国家保安法は1948年制定以来56年間にわたって絶えず人権と思想・表現の自由侵害に関する論争の種となって来ており,そのため人権・市民団体や進歩的知識人らが同法案の廃止をしばしば要求していたが,国家機関が同法案を廃止すべきだという意見を示したのは今回が初めて.
 現在,国家保安法改廃をめぐっては,ヨルリン・ウリ党が「廃止後に刑法補完」,ハンナラ党が「一部改正」,民労党が「完全廃止」,民主党が「廃止後に代替立法」を各々党論としているが,これとは別に超党派の議員から成る「国家保安法廃止のための立法推進集会」が80余名の議員らから「廃止後に刑法補完」論への同意を取り付けている.(聯合ニュース)
 一方のハンナラ党はというと,当然ながら

●朴槿惠代表「国保法廃止反対」
 ──ハンギョレ 2004/08/24 (原文)
 ハンナラ党の朴槿惠代表は24日,国家人権委員会が国家保安法廃止勧告の意向を示したことについて「私は国家保安法廃止に反対だ」と表明した.全羅南道・羅州の水害現場を訪問中,聯合ニュース記者の質問に答えて述べたもの.
 随行した田麗玉スポークスマンは「朴代表は既に『私が代表として在任している限り国家保安法廃止は無い』と言明している」として「国家保安法の部分改正という我が党の党論に変化は無い」と述べた.(聯合ニュース)
 これでウリ党がまたひとつ保守派への意趣返しのネタを手に入れたわけです.むろん人権擁護は結構ですが,どうも今度は「軍事政権時代の民主化運動弾圧の真相究明に関する特別法」みたいなのが出て来て 新しい魔女狩りに発展しそうな予感….
 Daumなどで探してみますと 昨日から物凄い数の記事が上がって来ていますので,あとで各紙の論調など比較してみる予定.
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by xrxkx | 2004-08-25 15:42 | ここが変ニダ韓国人
反日をダシに共食いを続ける韓国人
 韓国ネタ もう一本.

李富栄議長「加害者が過去史調査するのか」
 ──朝鮮日報 2004/08/20
 ヨルリン・ウリ党の李富栄(イ・ブヨン)議長は20日、ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンへ)代表が過去史真相究明の範囲に、「容共・親北行為」まで含めることを提案したのに対し、「操作や拷問をした加害者らが調査に参加できるという歴史認識を持っていることを憂慮する」と述べた。

 李議長は同日、常任中央委員会を主宰し、「過去史清算とは過ちを正すことなのに、加害者が加害事実を正せば、まともに正されるのか」と、ハンナラ党を加害者に見立てた発言をした。

 李議長の発言は、ハンナラ党の朴代表の提案を事実上拒んだもので、過去史真相究明の主体や対象、範囲をめぐる与野党間の攻防が激しくなるにつれ、交渉そのものが成立するかどうかが不透明になっている。

 李議長はまた、朴代表の父親である朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の共産主義活動の前歴まで取り上げ、野党を攻撃している。そのため、真相究明の方法が論議される前に、政界の過去史論議は人身攻撃や相互誹謗など、政治的攻防に飛び火する兆しを見せている。

 李議長は常任中央会議後の記者懇談会で、朴正煕元大統領に対し、「(日本の植民地支配からの)解放後に光復軍に合流したことや、その後共産主義者になったこと、軍内の偽装活動家の総責任者になり、金昌龍(キム・チァンリョン/1920~1956/ 李承晩(イ・スンマン)元大統領時代の軍人で、共産主義者を見分ける任務を担当、権力を乱用して暗殺された)の防諜隊に捕まると、自分が抱き込んだ人物を全員呼んで死に追いやり、自分は生き残ったことなどは、冷戦時代には知られていなかった」とし、「朴元大統領の陰に隠れて、過去史の清算論議自体を反故にするのが正しいことなのか」と述べた。

 これに対し、ハンナラ党の金徳龍(キム・ドクリョン)院内代表は、「過去史究明においてイデオロギーを排除することこそ、歴史を正しく見直すための必須条件」と述べた。

 南景弼(ナム・ギョンピル)首席院内副代表は「歴史には一方的な加害者や被害者は存在しないというのが辛基南(シン・ギナム)前議長騒動で明らかになったのに、まだそんな狭い考え方を持っているのは残念だ」と述べた。また、「李議長の発言で、過去史の究明は野党を攻撃するための手段であることが明らかになった」とした。

ファン・ソンへ記者 coby0729@chosun.com
 先日の辛基南騒動という《自爆事故》を起こしてしまった手前,どうやら与党側は どうでも朴槿恵潰しを成功させないことには引っ込みが着かなくなってしまったと見える.
 ハンナラ党側が「過去史真相究明の範囲に容共・親北行為まで含める」として,今年3月に国会を通過した例の「親日反民族特別法」とは直接何の関係も無い提案を持ち出しているのが,苦境に立たされている保守陣営の頽勢挽回策なのは あまりにも見え見えですが,そうかといって 与党側が自分の政敵を「加害者」呼ばわりするのも根拠に乏しい.取調べ上の行き過ぎなど人権上の問題はあるにせよ,当時の韓国にとって反共は国是でもあり,左翼運動の取り締まりは国家保安法に則って行なわれていたわけですから(この点に関しては後日詳述).
 あまつさえ この李議長なる人物,朴正熙が「(日本の植民地支配からの)解放後に光復軍に合流したこと」をあげつらって まるでそれが彼の罪状のひとつであるかのように言っているけれども,それを言い出したら 日本統治の終了後にようやく亡命先の中国からのこのこと舞い戻って来た臨時「政府」の人々も同じことだと思うのですがね.「光復軍」なるものが朝鮮で一度でも抗日「戦争」をやったことがあるか.

 韓国人同士による こうした共食いを見るにつけ,「明治新政府が──人材不足という現実的要請はあったにせよ──旧佐幕派人士をも積極的に登用したのとは 雲泥の差だな」と感じずにいられませんね.世界の一等国になれるか否かはこういうところで決するのでしょう.

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次号予告.
さっき読んだハンギョレのトップに,「国家人権委員会が国家保安法の修正または撤廃を政府に勧告した」という 長い長いニュースが出ていました.明日には 上の「容共・親北行為」云々に関連して それを取り上げられる…かも知れない.予定は未定 :D
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by xrxkx | 2004-08-24 16:33 | ここが変ニダ韓国人
個別補償問題:無責任かつ強欲な韓国人らの対応
 以前 書いておいた日韓基本条約ネタ.さすがにいい加減お腹一杯気味だったので放置していたのですが,08/15以後 特に目に付く動きだけ まとめておきましょうか.

政府、「韓日協定文書」公開を検討
 ──朝鮮日報 2004/08/20
 政府が1965年に韓日協定を締結した当時、日本に対する損害賠償請求権などを規定した協定文書5件の公開を検討していることが、20日明らかになった。
 政府当局者はこの日、「韓日協定締結の関係者が大勢生存している上、外交関係上、敏感な部分が多く、請求権と関連した韓日協定文書の公開は容易ではないが、これと関連した裁判進行状況と国民世論を考慮、様々な解決策を話し合っている」とし、公開を検討していることを明らかにした。
 特に、政府が公開を検討している韓日協定締結関連の文書は、最近日本政府が日朝国交正常化交渉に支障を与える可能性があるとし、文書の公開を延期してくれるよう要求していたことが確認された。このため、この文書が公開される場合、大きな波紋が広がる見通しだ。
 政府が文書公開を検討し始めたのは、ソウル行政裁判所が今年2月、日本植民地時代の強制連行の被害者と遺族が外交通商部を相手取って起こした訴訟に対し、「韓日協定の文書57件中、損害賠償請求権と関連した5つの文献を公開せよ」とし、原告の一部勝訴判決を言い渡したのに続き、現在進行中の控訴審でもその結果が不透明であることによる措置であると伝えられた。
 これと関連、政府当局者は「2審の判決は年内に下される見通し」とし、政府の文書公開が年末前に行われる可能性が高いことを示唆した。
 この文書が公開される場合、日本植民地時代に強制連行された韓国人被害者と遺族が日本政府と企業を相手取って損害賠償を請求できないようにした当時の交渉当事者らの発言録などが具体的に明らかになる可能性が高いと見られる。
イ・ハウォン記者 may2@chosun.com
 韓国政府が「個別補償は韓国政府が国内問題として処理する」と言い張って 日本からの補償全てを一括して受け取ったことにより 日本による補償は既に全て終わっているのだということが,こういう韓国人という生き物のアタマでは どうしても分からないらしい.日本の「植民地」時代の「強制連行」の自称「被害者」らに対する個別補償の義務は 日本政府ではなく韓国政府が負っているのだということが 今や韓国に於いても白日の下に明らかにされたにも拘らず,どうやらその事は彼らのアタマからすっぽり抜け落ちてしまっているらしい.
 あるいは 一般の韓国人というのは こういうとき
「頂くものはちゃっかり頂いておきながら,それを分け与えるべき国民に分け与えず 内緒で着服した」
とは考えない生き物なのかも知れません.上の記事の最後の一段落,要するに
余計なことさえ言わなければ まだまだ日本からぶん取れるものを 当時の政府の外交方針が拙劣だったが故に取り損ねた
と言っているに等しい.

 もっとも,自称「被害者」らの側も,先日書いたように 政府に対して未払いの個別補償の責任ある遂行を求めるどころか 逆に日韓基本条約撤廃を求めるデモなど起こしているありさまなのですから,アタマのネジが2~3本抜けているのは政府だけではないな,と.

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 それはそうと,見過ごせないのは
日本政府が文書の公開延期を要求していた
というくだりですが,何なのでしょうね,これは.こんなことは日本に於いては周知の事実だったわけで,韓国政府が自国民に隠そうが隠すまいが 日本人の知ったことではないわけですが?
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by xrxkx | 2004-08-24 15:52 | ここが変ニダ韓国人
可決することに意義がある…のかも
台湾立法院 議席半減へ 07年実施 任期は4年に拡大
 ──西日本新聞 2004/08/24

【台北23日竜口英幸】台湾の立法院(国会に相当)は二十三日臨時会を開き、議員定数を現行の二二五から半減させて一一三とし、任期は三年から四年へと拡大する憲法修正案を可決した。議場での殴り合いや汚職が絶えないのは議員の数が多すぎるからだ、との有権者の批判を受けた改革。二〇〇七年の選挙から実施する。

 改正では七十三議席を小選挙区比例並立制枠とし、残り四十議席を先住民枠や台湾全土対象の選挙区枠に配分する。

 新しい議席数には合理的な根拠はなく、世論の高まりを背景に、威勢のいい「半減」の掛け声が先行。今年十二月の立法委員(国会議員)選挙を前に、「改革反対党」のラベルを張られるのは得策ではないとの思惑で、与野党が一致した。
 ここに至る経緯というか動機については 記事中の最後の一段落が ほぼ全てを言い尽くしていると思いますし,それ以前に2006年の憲法改正に向けた陳水扁政権の動きがありますので,上の修正案の実施自体 先行き不透明なわけですが,それでも たとえ修正案とはいえ《憲法に手を入れること》に今から慣れておくことは あながち無意味でもなかろうと思います.

 世の中が動くには やはり こういう勢いというものが大切なのかな,と思ってしまいます.わが身を省みるにつけ,少し羨ましい気もするのは,あるいは 空がすっかり高くなったせいかも知れません.
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by xrxkx | 2004-08-24 13:11 | 台湾建国によせて
「自主国防」でやってもらえばいいじゃない
在韓米軍管轄外に 座間移転後の米軍司令部
 ──産経新聞 08/22 04:43
【ワシントン=近藤豊和】米国防総省が進める世界の駐留米軍再編計画で、アジアの米陸軍最大司令拠点として米ワシントン州から座間基地(神奈川県)への移転が協議されている陸軍第一軍団司令部の管轄下には、在韓米軍を入れない方針を検討していることが分かった。
 米軍筋によると、座間基地移転後の第一軍団司令部は、アジア全般での米陸軍展開を取り仕切る統合司令部の機能をもたせ、司令官にも統合軍司令官と同じ陸軍大将の任命が想定されている。
 一方の在韓米軍は、一万二千五百人の兵員削減と司令部機能の大幅縮小の方針が米韓政府間で協議されており、当初は在韓米軍の指揮機能を第一軍団司令部の管轄下に入れることも、想定された。
 しかし、座間移転後の第一軍団司令部が、北朝鮮と直接対峙(たいじ)する在韓米軍を含む広範な領域と任務をカバーすることに対して、「日米安保を逸脱」との指摘が地元自治体などから浮上。指揮機能の過度集中への戦略的な懸念も絡むことから、在韓米軍は、アジア・太平洋地域の米軍全体を統合指揮する太平洋軍司令部(ハワイ)の指揮下に直接入れて、運用することが検討されている。
 在韓米軍が太平洋軍司令部の直轄となった場合、兵員削減後も機能的な運用が可能との含みがある。グアム島に米空軍のB52爆撃機六機が年初から常駐配備されたことも兵員削減をにらんだ「代替機能の強化策」という。
 私としては 米軍が別に沖縄住民の声に配慮して駐韓米軍を管轄から外したとも思えませんが,経緯はどうあれ 日本国内の米軍基地を朝鮮半島有事の際に使ってほしくないと思うのは確か.
 言うまでも無いことを敢えて言いますが,日米間および米韓間はともかく 日本と韓国の間には安保条約に当たるものがありません.朝鮮半島有事の際に日本が韓国の防衛に協力しなくてはならないいわれは何一つ無い.たとえ自衛隊の出動には至らず 日本国内の基地を拠点として米軍が朝鮮半島で行なう軍事行動だけにとどまるとしても,です.先日も書いたように 日韓基本条約締結ですら「日本による再侵略」ととらえる国民を 日本国民の血税を費やして守ってやる義理など一切無い.ましてや韓国は日本の領土を今なお不法占拠し続けている国なのですから,ソ連や中国などのような仮想敵国にこそなり得ても 相互安全保障関係など初めから論外.

 要するに何が言いたいかというと ですね,かの国には所望どおり「自主国防」でやって見せてもらえばよい.もともと駐韓米軍の移転問題などは韓国側から言い出したものなのですから.それをラムズフェルドが意外にあっさり呑んでしまったから,今になって韓国政府が慌てている,と.
(こういう「一番頼みにしなくてはならない相手に限ってゴネてみせないと気が済まない」態度って,何だか 外交というよりはバカップルの痴話喧嘩の次元だな…)
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by xrxkx | 2004-08-23 16:39 | 時事ネタ一般