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カテゴリ:◆ 支那原潜領海侵犯事件( 8 )
【領海侵犯】 阿扁の謎掛け
 もう書くこともあるまいと思っていた潜水艦の件で新ネタが♪ 台湾の陳水扁総統がコメントを出しましたね.
 台湾海軍の件,「娘通信♪」さんの18日付の記事で読んだばかりだったのですが,どうも台湾から通報があったのは実に今月3日の段階だったとか.同記事で参照しているニュース(FNN 11/11),キャッシュから拾ったものなので 消えないうちに控えておくと
10日、日本の領海を侵犯した国籍不明の潜水艦に対し、海上自衛隊は追尾を続けている。一方、11月3日に、台湾当局が、中国の潜水艦が日本方面に向かっていることを日本側に通報していたことが明らかになった。台湾の当局者によると、11月3日に、P3C哨戒機が日本方面に向かう潜水艦を発見し、中国海軍のものと確認したうえ、自衛隊に通報したという。台湾からの連絡を受け、自衛隊は5日には潜水艦救難艦など2隻の中国海軍艦艇を発見し、警戒監視を強め、8日には今回の潜水艦の動きに関する情報を得ていた。
とのこと.ちなみに 今日(11/20)の共同の記事によれば,件の原潜を見つけたのは台湾海軍のS2Tという対潜哨戒機だった由.これ,帰りではなく行きの段階で(つまり当該艦が太平洋に出るところを)既に見つけていたということでしょうか.それなら米軍の「グヮム島沖」云々より早いのも無理は無いけれど.

 それにしても
「事前に日本と米国に関連情報を提供することができ、最終的に(中国原潜と)確認され、発見されたことを光栄に思う」
というのも,言う人が言えば恩着せがましいコメントだ(笑)けれども,おそらく阿扁はこれを言うタイミングを見計らっていたのではないかと思えます.APECを控えて こういうのが出て来るのは 日本にとっても(まぁ,あくまで日本政府にその気があればの話だが)良い援護射撃になるでしょうし,台湾自身にとっても 自分の存在感や日米との連携をアピールできるうえに 中共の手癖の悪さを大々的に宣伝することも出来て 一粒で何度もおいしい話.日本ともアメリカとも国交の無い台湾ですら,頭を使って 腹を括れば これくらいしたたかな外交も出来るわけです.
 せっかく阿扁がこのタイミングでコメントを発してくれたのですから,小泉首相も 日中首脳会談に先立って,各国首脳が一堂に会する中で
「先日 中国の原潜が我が国の領海を侵犯した件に関し,当該艦の国籍同定に協力してくれた米軍関係諸氏,ならびに当該艦に関する情報をいち早く提供してくれた台湾軍関係諸氏に この場を借りて心から感謝の意を表したい」
とか何とか言って,満座の中で胡錦涛に恥をかかせてやればよい.中共としては「日本側に報告したことで,既に妥当に解決された」というつもりでいるようだけれども,第三国への感謝の意の表明だったら中共も文句のつけようが無いでしょうから.

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 潜水艦ネタで田中宇が変なこと書いていたから,明日はそれを読む予定.嬉しいなぁ :D
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by xrxkx | 2004-11-20 16:43 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件
【領海侵犯】APECまでに終わらせるな
 中共原潜の領海侵犯事件について書くのは,取り敢えず今回が最後かも.
 今日はAPECでの日中首脳会談がどうやら確定しそうだというニュースで持ちきりでした.私が望む対中外交とは正反対の方向に進んでいるようで歯痒い限り.
 思うに 官邸や外務省としては,首相の靖国参拝を口実に首脳の相互往来を拒み続けている中共に対し,今回の領海侵犯事件を中共側へのいわば「貸し」にして首脳会談実現に漕ぎつけたつもりでいるのかも知れないけれど,だったら今回の領海侵犯事件を 少なくとも中共の言う「靖国参拝問題」とやらと同程度には使い回しが利くようにしておかないと意味が無い.要するに中共が「歴史を鑑とし…」とか何とか言い出すたびに間髪を入れずに今回の領海侵犯事件を持ち出せるようでなくては.

 産経が今日(11/18)付の社説「中国原潜侵犯 関係者の処罰を求めたい」の中で,「日本が問題の潜水艦を中国海軍所属の原潜と割り出し、中国側に抗議、謝罪を毅然(きぜん)として求めた結果である」とした上で
 政府は、中国の遺憾表明を謝罪と受け止め、決着を図ろうとしているが、国際法違反の不法な行動に対しては関係者の処罰を求めるなど、厳正に対処せねばならない。日本側の「国を守る」断固たる姿勢がなければ、再び中国が国の主権を侵害する不法な行為が繰り返されるのは必至だからだ。
と書いていましたが,国防上の問題のみならず 外交のイロハという視点から見ても全くその通りでしょう.ところで同社説にはこうもありました:
 こうした国際法違反に対し、侵害された国は国際慣例上、(1)謝罪(2)再発防止(3)関係者の処罰(4)賠償-を求めることができる。
このうち(3)と(4)については当blogでは全くと言ってよいほどとり上げて来なかったけれども,例えば関係者の処罰に関しては それこそ8月のサッカーアジア杯の際の日本大使館車輌損壊事件のほうも未解決のままなのを忘れてはいけないでしょう.あの件,北京市公安当局風情が「警備上の手落ち」として日本大使館に電話で謝って片付けたつもりでいるようだけれども,その後 車を襲った暴徒が逮捕・処罰されたという話をさっぱり聞きません.
 まぁ,あの程度の「遺憾の意」の表明を「陳謝と受け止め」ている体たらくを見れば,どうも日本側には今回の領海侵犯事件を対中外交で優位に立つ材料として生かして行く意思も それだけの覚悟も毛頭無いようだし,中共のほうは昨日も書いたように領海侵犯事件については「既に解決済み」という態度だし,どちらにしても対中外交はお先真っ暗というのが率直な印象.

 社説といえば,昨11/17付の日経の社説「中国の領海侵犯遺憾表明を評価する」はひどかった.標題・本文を通じて,中国政府の対応を「評価」したいと御丁寧に3度も繰り返している.
…中国政府の説明を額面通りに受け止めるべきか否かには、異論もありえよう。
 とはいえ中国政府が「日本の領海に誤って入った」ことに遺憾の意を表明した以上、今後の再発防止には真剣に取り組むのであろう。東シナ海における領土・領海を巡る日中間の摩擦が激化しつつあるだけに、今回の事件を教訓に両国が安全保障面での対話をさらに強化すべきだ。
 「安全保障面での対話」も結構ですが,その「対話」が 上述のような日本政府の安易な妥協による決着を前提とするものであるなら,私は反対です.どうも日経は対中貿易や投資など目先の「国益」に基づいてしか物事を見られないようだけれど,自国の主権と尊厳を犠牲にしての国益などあり得ないということを少しは学んだほうが良い.
 話が前後しますが,上の日経の社説には こうもあります:
 中国では9月に胡錦濤国家主席が党中央軍事委員会主席に就任、軍の実権を握った。軍の誤りを素早く認めた今回の対応は、胡主席の意向を反映していよう。これを機に冷え込んでいる日中の政治関係の修復に双方が努力すべきだ。
 この「軍の実権」云々に関しては 毎日も11/13付の社説「領海侵犯 日中トップ会談が必要だ」の中で
 東シナ海周辺はガス田開発をめぐる日中間の対立だけでなく、台湾海峡をはさんで中国と台湾、米国との軍事緊張が存在している。それだけに、日中間で日ごろから信頼醸成の枠組みをつくっておく必要がある。
 そうした意味で、今月20日からチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は重要だ。日中両政府は小泉純一郎首相と胡錦涛国家主席の会談を調整しているが、ぜひ実現しなければならない。胡主席は9月、国家と党に加え軍の実権も握った。日中首脳が直接会って話をすることから信頼醸成が始まる。
と書いていました.「軍の実権」を握ったのだったら「軍の最高責任者」として取るべき態度は取ってもらいたいものです.外交部副部長風情を出して来て,しかも日本大使を外交部に呼び付けて,口頭で「遺憾の意」を表明,などというお茶の濁し方をせずに,です.
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by xrxkx | 2004-11-18 21:43 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件
【領海侵犯】章啓月はもう事件のことを忘れたらしい
 中共原潜の領海侵犯の件,中共外交部の公式文書には記録されずに終わったそうです.
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  国籍不明の潜水艦が日本領海を侵犯した事件について、16日、中国側が初めてこれを認め、「遺憾に思う」とコメントしたが、同日開催された中国外交部による定例記者会見で、現場では言及されたものの、外交部発表の公式会見内容文書に盛り込まれなかった。
と まぁ,この期に及んで,しかも「中国側が初めてこれを認め」とまで書いておきながら,未だに「国籍不明の潜水艦が…」という言い草があるか,とも思いますが,そこは支那の走狗(←google先生よろしく♪)のやることだから置いておくとしても,こうした談話を見ても中共が如何に日本をナメて掛かっているかが分かるでしょう.
 日本の阿南駐中大使が中共外交部に出向いた折の様子が こちらの西日本新聞の記事に載っていましたが,
 一方、中国側は領海を侵犯した原潜の種類や訓練の内容、また航路を誤った「技術的な原因」について「軍事機密に触れる」との立場を示し、具体的な言及を避けた。日本側が求めた再発防止に関しても特段の言及がなく、阿南大使はあらためて善処を求めた。
とのこと.日本側は大使が「あらためて善処を求め」たのだそうですが,本国がこの程度で「陳謝と受け止め」ているようでは 大使としてもそれ以上粘ってみようがないでしょう.

 今日の各紙の社説ですが,産経・読売もパウエル辞任のニュースで忙しいらしく,中共原潜の領海侵犯については一言も触れていませんでした.三大紙では唯一 売国新聞(←google先生よろしく♪)朝日が社説「日本と中国――チリでぜひ首脳会談を」の中で
 中国政府が潜水艦の日本領海侵犯に遺憾の意を表明した。再発防止は当然だが、事件がひとまず決着したことは首脳会談の環境作りにも役立つだろう。
と述べていたのみ.中共側が領海侵犯を認めた翌日の社説で,領海侵犯への言及が たったこれだけ.情けない….
 もっとも 朝日の言うとおり,官邸も外務省もAPECにかこつけての日中首脳会談開催(20日の線で固まりそうとのこと)に夢中で,領海侵犯のほうは なるべく事を荒立てずに早々と幕引きしてしまいたいというのが本音なのでしょう.第一,ああいうナメた「遺憾の意」表明を受けての首相の態度が この弱腰ぶりでは….
「この問題が今後の日中友好発展のために、支障にならないように再発防止、しっかりした対応を求めていきたいと思います」
って,こんな「さっさと事を穏便に収めたい」と顔に書いてあるような物言いではナメられても仕方ないでしょうね.「日中首脳会談など当分凍結してしまえ」という腹さえ括れれば,例えば
 領海侵犯事件発生の原因について,中国側から今尚きちんとした釈明も無く,再発防止の約束も無いというのは極めて不誠実な態度であり,日本側は重ねて中国側に抗議するとともに,原因の釈明・再発防止の約束を強く求める.
 我が国はこれまで一貫して日中両国間の友好協力関係発展の為に努力して来た.一方,中国政府は日本との間の外交上の諸問題の対話による解決を重視していると言っているが,今回の領海侵犯事件に関する中国側の対応は その言葉に真っ向から反するものであり,極めて遺憾である.
 中国政府が今回の事件に関して従来どおりの対応を続けるならば,外交面のみならずODAなど経済協力の面に於いても,日中両国間の友好協力関係に致命的な影響を及ぼす可能性があり,この点を日本政府は深く憂慮する.
くらいのことは言ってみせられるでしょうに.
 しつこいようですが,今回の領海侵犯事件を外交問題化するのが そんなに嫌なら,原潜が領海を侵犯した直後に「誤射」してしまえばよかったのです.「通常の訓練過程で技術的な原因により誤って」魚雷の1本2本も発射してしまったら,どういうわけか そんな海域にいる筈の無い「友好国」の原潜が潜航していて驚いたの何の,とか.それで中共が四の五の言って来るようなら,むしろ日本側には渡りに船のはず.「両国首脳の対話再開の阻害要因を作っているのは中国側である」と大々的に世界中に宣伝し,それこそ対中ODA凍結でもちらつかせて脅し上げてやればよいのです.

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a0026107_21325583.jpg おまけ.最近甘口の政治家が多いとお嘆きの貴兄に マサオさん李登輝・前台湾総統閣下のお宝画像(笑)を贈ります.

 それにしても時事通信,せめて「竹刀を持った若者を従えて」くらいにしておけばよいのに….「脇を固められ」では何だか弱い力士みたい… T-T


◇ 参考 ◇
2004年11月16日外交部发言人章启月在例行记者会上答记者问 ─中共外交部HP
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by xrxkx | 2004-11-17 21:42 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件
【領海侵犯】またも大魚を逸したか日本外交 ─もうダメぽT-T
 日本の領海を侵犯した中国原潜が石垣島周辺に近付くより かなり前,グヮム島沖にいた頃から既に米軍に尾行されていたことが 今日になってやっと公表されたそうです.さらに件の原潜が青島付近の潜水艦基地に入港したところを 日米が衛星などを用いて押えたという報道も出ていました.
(上のニュース元である読売・共同はフライング報道が多く,特に共同は無闇やたらと記事を差し替えたり消したりしたがるので,more欄に全文控えを取っておきます.:p)
 アメリカの名前が出て来たことで,さしもの中共もこれ以上シラを切り通すのは無理と判断したのでしょうが,まさにここから先が日本の外交力の問われる正念場だというのに,官邸は例によって素晴らしい弱腰ぶりを見せ付けてくれました.
 外交部副部長であり前駐日大使でもある武大偉は,日本側の阿南駐中大使にこう語ったそうです:
「通常の訓練過程で技術的原因により日本の石垣水道に誤って入ったもので、事件発生を遺憾に思う」
「中国側が調査した結果、潜水艦が中国原子力潜水艦であることを確認した。通常の訓練の過程で、技術的な原因から日本の領海に誤って入ったものであり、この事件の発生を中国側として遺憾に思う」
「中国側として、日本との間にパートナーシップを築いていく方針にいささかの変更はない」 (以上 読売

「調査の結果、潜水艦が中国の原潜であることを確認した。中国側として遺憾に思う」
「中国としては、隣国(日本)との間でパートナーシップを築いていくとの方針にいささかの変更もない」 (ロイター
 また阿南大使が呼ばれていますよ.こんなもの,駐日大使である王毅が日本の外務省に出向くのが当然でしょう.こういうところから締めるべきところを締めて行かないから支那人ごときに見くびられるのです.
 で,それに対する細田官房長官のコメントがまたひどい:
「(中国側が日本の領海内に侵入したことを)誤りとして認めており、陳謝と受け止めている
「(日中首脳会談については)隣国として、平和的外交を進め、お互いに友好関係を深めたい。今後前向きの材料として対応する」 (以上 ロイター
 上の武大偉発言の一体どこをどうすれば「陳謝と受け止め」られるのでしょう.「なぜ浮上しなかったのか」「なぜ一目散に逃げたのか」についての釈明も無く,それどころか再発防止の約束すら無い「陳謝」など あり得ますか.
11/16 21:33追記.こちらの産経の記事によると,町村外相も「陳謝したと受け止める」と発言したことになっているようです.いやはや….

11/17訂正.上の細田長官の「隣国として,平和的外交を進め…」のセリフを,うっかり武大偉発言のほうに入れてしまっていたので,大慌てで直しました.通常の編集過程で技術的原因により細田氏の側に誤って入ったもので,この事件の発生をすいか泥棒として遺憾に思います ←「陳謝」♪
 そもそも「技術的な原因から」というのが これだけでは説明にも何にもなっていませんが,
「あぁ,あれね,あれは間違って入っちゃったの.潜っていたからボーダーラインがよく分からなくて.何かご不満でも?」
と言われたに等しい.最低でも「遺憾」ではなく「非常抱歉」まで言わせなければ駄目でしょうに.
 現に中共側は,上の阿南大使への伝言とは別に 外交部報道官(多分またあの章啓月だろうけれど)が
「既に日本側に通報し、適切に解決したと思っている」 (時事
という談話を出しており,陳謝のチの字もありません.
こんなうやむやな幕引きの仕方を許すようでは,今後も中共の軍艦が平気で「うっかり」入って来るようになるでしょう.もはや海洋調査船云々のレベルで済まなくなる.
 今回の事件で,現場の海自の方々の対応は見事といってよい(ただ,さる11日にも書いたように「当該原潜に対して浮上・退去の要求をしなかったというのは本当なのか」という大きな不審点は残っています)ものの,その後の官邸や外務省の対応は殆ど子供のお使いに近いのでは.当初 海上警備行動発令の遅さが取り沙汰されていた頃に小泉首相が言ったという「慎重さ」とやらが,結局のところ全く生かされていない.そうまでして こちらから日中首脳会談に向けて歩み寄りの姿勢を見せることが,果たしてこの国の権益を守ることに繋がるのか.この点,私は甚だ懐疑的であらざるを得ません.…ましてや これは権益の問題以上に国家としての主権と尊厳の問題でもあります.

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 ところで,さる11/12にも書きましたが,同11/12の衆院外務委に於いて町村外相が「首相の靖国神社参拝について日中関係の『阻害要因』との認識を示した」という報道を共同通信が流していました.12日のエントリに追記しておいたように その箇所がテキスト起こしされています.で,そのリンク先で知ったのですが,当日の外務委の模様をこちらで視聴できますので,さきほど見てみました.

 共同が報じた町村発言は,増子輝彦議員(民主党)の質問に答えたものであることが分かります.
 1:15:45ごろに増子議員が「首脳の相互訪問ができない状態」について言及,「最大の原因は何だと思うか」と質問したのに答えて 1:17:00ごろに「最大原因は靖国参拝にある」と発言していますが,それが共同の言うような日中関係の「阻害要因」だなどとは一言も言っていない.
(但し,私が期待したように「問題は中国側にある」とはっきり言明することも避けており,あくまで「日中間に死生観などの考え方の違いがあるからといって首脳同士が会わないというのはおかしい」「考え方の違いを超えて,話し合いを通じてお互い主張すべきところは主張し,より良好な日中関係を模索すべき」だという線にとどまっていますが,まぁ,それはそれでよい)

 それはさておき,この増子議員なる人物,1:32:20ごろまで靖国問題についての質疑を延々と続けているのですね.詳しい文言は上の録画を御覧頂くとして,質疑の最中,盛んに「英霊に対する気持ちは私も大臣(町村外相)と多くを共有している」」とか「私も靖国には参拝している」とかいった言辞を繰り返していますので,どこに話を持って行きたいのかと思って見ていたのですが,1:20:20ごろ「靖国が何故問題になっているかということを大臣もご存知だと思う」として所謂A級戦犯合祀の問題を持ち出し,「首相の立場は一議員とは違う」「(靖国参拝の問題を)首相の判断に任せるなどということでよいのか」と畳み掛け,挙句は1:30:20ごろになって首相に靖国参拝を思いとどまるよう外相からも「進言・直言・諫言」せよ,などと言い出す始末.しかも領海侵犯の問題については「政府の対応の遅れ」についての質問ひとつ,計2分あるかないかというおざなり加減.使った持ち時間は総計33分もあるというのに,これだから民主党議員というやつは….

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 おまけ:けふの電波論説.
原潜侵入:日本の国防的問題、中国の軍事的問題 原潜の領海侵犯に対する私見 ─サーチナ 10/15
 中国の原潜(公式には“推定される”ということで中国側が認めない限り確定事実ではない)が、日本の領海に侵入した事件は、日本政府が中国に対し正式に抗議したことで一応収束に向いつつある。
日本政府が「正式に抗議」するということは それ自体 騒動が「収束に向かう」ことを意味するらしい.ナメられたものですが,一番ひどいのは
 国境線という問題は外交という手段をもって解決できるはずである。また、台湾問題は50年も前からある中国自身の問題であり、日本があれこれ言うのはそれこそ内政干渉というものである。
の箇所.これを書いた人物,変なペンネームを使っており,「日本生まれ,東京在住」と称しているけれど,支那人でしょうね.日本人なら 明らかに中共側に一方的な非がある領海侵犯を論じているときに「台湾問題」とやらまで持ち出して.こんなふてぶてしい,ずうずうしい文章は書かないだろうな….

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by xrxkx | 2004-11-16 21:04 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件
【潜水艦】当分日中首脳会談なんて無しだね♪
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 潜水艦が中国の原潜であると断定したことで日本側が中国側に抗議したことは昨日も触れましたが,町村外相も 外務省に呼びつけるなら 程永華なんていうヒラ(?)の公使ではなく 大使の王毅を呼んでガツンと言ってやらなくてはね.靖国参拝問題とやらでは いつも日本大使が中国外交部に呼ばれているのだから.それが多少不満ではありましたが,まぁ それはさておき,程永華の回答というのが
「本国に報告するが、調査中であり、すぐ謝罪するわけにはいかない」 (産経)
「中国もすでに(事件の)調査をしている。調査中なので、直ちに抗議を受け入れ、謝罪するわけにはいかない」(読売 11/12 21:10)
「調査中なので、直ちに謝罪するわけにはいかない」(読売 11/13 02:09)
「ただちに本国に報告する」
「(原潜の行動については)調査中であり、今ただちに抗議を受け入れ、謝罪するわけにはいかない」(以上 毎日)
「申し入れはただちに本国に報告する。中国もすでに調査を行っているが、調査中であるため、ただちに抗議を受け入れ、謝罪するわけにはいかない」(朝日)
と,結局今回のところは頭は下げずじまい.こういう中国人の度が過ぎるほどのふてぶてしさを,日本人も少しは見習ったほうがよい.昨年の集団買春事件のときのような「事実確認もしないうちからの陳謝」など以ての外.
 ところで,町村-程会談後の首相と防衛庁長官の談話が今日(11/13)付の毎日の記事に載っていましたが,
◆小泉首相
 わが国の領海に侵入したことは極めて遺憾なので、中国側に抗議した。なんでこんなことになったのか、中国側に回答を求めていく。日中関係は重要だから悪影響のないようお互い努力していきたい。この問題、どういう回答があるか分からないが、(アジア太平洋経済協力会議首脳会議の際に開く方向で調整中の日中首脳)会談は会談として、日中関係の発展を考えていく必要がある。
◆大野防衛庁長官
 政府としては、潜水艦が日本海域を離れて航行した方向や原子力潜水艦であったことなどを総合的に勘案し、中国海軍に属するものと判断した。
 追尾の範囲として、防空識別圏が目安だったのは確かだが、よく監視する必要があると判断し、圏外に出ても追尾した。(哨戒機が)中国領空に入れば問題だが、領空ぎりぎりまでも行っていない。潜水艦の種類は特定できると思うが、特定したとは聞いていない。友好国の潜水艦であれば、浮上し旗を揚げて通航すれば何の問題もなかった。やはり、きぜんとして抗議せざるをえない。
 大野長官のほうは分かりますが,小泉さんも こういう物欲しそうなことばかり言うから中共ごときに足元を見られるのだということが 何故分からないのかしら.せっかく先日なども中共のスポークスマン
中日両国指導者の接触と会談は、中日関係にとって重要だと言えるが、われわれは日本側がそのために良好な雰囲気と環境を作り出してほしいと願っている。
などともっともらしい発言をしてくれたのだから,むしろ今回の事件を楯に 逆に中国側こそ日中間の「良好な雰囲気と環境」を損ねているとでもして,きちんとした陳謝と再発防止の約束があるまでは 会談など向こうから申し入れて来ても一度は突っぱねる,くらいのことはして見せないと.

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 潜水艦の正体が一応はっきりしたことを受けて,朝日を除く各紙が再度今日(11/13)付の社説でこの件をとり上げていたのは御存知の通り.
産経:中国原潜 見直せ国の守りの不備を
 中国は最低限、原因を明確にして再発防止を約束せねばならない。誠実な対応がない場合は、対抗措置を講じるべきである。日本が毅然(きぜん)とした姿勢を示さなければ、不法な行動は何度でも繰り返されるだろう。
  (中略)
 領土、領海、領空を守るための実効的な法的整備はかねて指摘されながら放置されてきた。自民党の防衛関係合同部会は十二日、海警行動を規定した自衛隊法の見直しなどを検討することを申し合わせた。超党派で国の守りを固めるべきである。
読売:[中国原潜侵犯]「“失態”の原因を徹底究明せよ」
 中国に再発防止策を求めるだけでなく中国の戦略を念頭に置いて、日本自身がこうした事態が起きることを許さない態勢を作らなければならない。
  (中略)
 首相官邸と防衛庁との情報の伝達や処理、判断など、危機管理態勢に問題がなかったか、早急に総点検しなければならない。与党の首脳・幹部への連絡が大幅に遅れたのは、なぜなのか。
 こんな体たらくでは、領海侵犯を防ぐのは無論、万一の非常事態に日本の安全を守れるのか、極めて不安である。
と,この両者は私も読んでいて納得が行きましたが,そうかと思えば毎日などは
「領海侵犯 日中トップ会談が必要だ 」
 東シナ海周辺はガス田開発をめぐる日中間の対立だけでなく、台湾海峡をはさんで中国と台湾、米国との軍事緊張が存在している。それだけに、日中間で日ごろから信頼醸成の枠組みをつくっておく必要がある。
 そうした意味で、今月20日からチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は重要だ。日中両政府は小泉純一郎首相と胡錦涛国家主席の会談を調整しているが、ぜひ実現しなければならない。胡主席は9月、国家と党に加え軍の実権も握った。日中首脳が直接会って話をすることから信頼醸成が始まる。
と,まだこういうことを言っている.あれが「信頼醸成」の出来る相手かどうか,誰が見ても明白でしょうに.
朝日に至っては社説でスルーどころか,今日(11/13)付の記事「海上警備行動発令、政府が一定期間「非公表」も検討」では
 潜水艦による領海侵犯事件で、政府が当初、自衛隊に対して海上警備行動を発令したことを一定期間公表しない方針だったことが複数の政府関係者の話でわかった。
と,「中国の」すら付けようとしない.だいたい 日本の領海が他国の原潜に侵犯されたことよりも海上警備行動の非公表のほうが危険だとでも言いたいのでしょうか.

 そもそも こんなの,私が首相だったら現場の海自の皆さんに即刻「誤射」しちゃえとでも言ってやるところ.
「あっ,間違えて魚雷撃っちゃった♡」
 →「あら,こんな所に原潜が♪」
  →「見なかったふり~♪」
で十分でしょうに.どうせ何処からも文句なんか出るわけが無いのだし.

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a0026107_15174167.gifおまけ画像.こちらが日本の防空識別圏で,

a0026107_15254667.gifこちらが今回の原潜の逃走経路.…あれれ,竹島上空が日本のADIZに入ってないとはケシカラン.

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by xrxkx | 2004-11-13 16:49 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件
潜水艦が逃げたぞ♪ ←しつこい
 一連の潜水艦騒動も第一幕はそろそろ終了.この文章を書いている21:20現在,
「当該艦,日本のADIZ外へ(07:10頃)」
「日本政府,当該艦が中国海軍の艦であると断定」
海上警備行動打ち切り (15:50)」
「町村外相,駐日中国公使を呼んで抗議」
というところまで来ている由.舞台はいよいよ軍事から外交に移ることになります.今のところ中共は
章啓月
「中国側は関連報道を確認、この件について注視している。関連部門に状況に対する研究も進めている」
「そのほか、提供できる情報はない」(以上サーチナ)

曽慶紅・曹剛川
「関心を持ち、調査している」(以上 時事)

曹剛川
「問題を拡大しないように処理したい」(以上 共同)
と,一昨日と異なり「調査」にまで踏み込んだ言及はしているものの,しらばっくれる意欲満々の様子.ここまでのところを見る限り,日本の詰め寄り方は一応合格点と言ってよいかも知れません.
# もっとも,昨日も書いた「本当ならさっさと沈めてしまうに越したことは無い」という私の持論は今も同じですが,それには取り敢えず 海上警備行動くらいは首相の了解なしで防衛庁長官の一存で発令できるよう,さらなる法制上の簡素化を先にやっておかないと行けないでしょうし.
 ともあれ,今回の一件は 海自や防衛庁関係者にとっては大いに追い風になってくれることでしょう.昨年からやっている中期防で予算をばっさり切られそうな瀬戸際にいるだけに,その辺のところは上手にやって欲しいものです.モノになるかどうか分からぬMDに予算を集中配分しすぎて通常戦力がおろそかになることだけは避けて欲しい.「機動力重視」のラムズフェルド・ドクトリンとやらを見習うのも結構ですが,その前に ゲリラ掃討戦の露払いくらいにしか役立たないような半人前軍隊に自衛隊をしてしまってはならないと思うのです.
 もちろん,「いま日本周辺の海域(どころか島の一部も,だ)が周辺国によってどれだけ危険な状態に置かれているか」を国民に向けてもっともっと強くアピールするのもお忘れなく.

 ひとつ気になったのは,今日(11/12)の衆院外務委での町村外相の発言の伝えられ方.
首相靖国参拝が阻害要因 日中関係で外相 ─共同 11/12 13:28
(この記事は 13:17に既に配信されていた別バージョンを差し替えたものらしい.最初のは読み損ねた)
 町村信孝外相は12日午前の衆院外務委員会で、日中両国首脳の相互訪問ができない現状について「最大原因は小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題にあるのは明確だ」と述べた。町村外相が首相の靖国神社参拝について日中関係の「阻害要因」との認識を示したのは極めて異例だ。
 同時に外相は「参拝を続けるから日中関係はもう駄目だとはならないし、ならないために外相、外務省の仕事がある」と述べ、相互訪問再開に努力する考えを強調。今月下旬にチリで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を利用して、首相と胡錦濤国家主席が会談できるよう調整しているとも述べた。
と,朝日が泣いて喜びそうな標題がついているものだから,最初は我が目を疑いましたが,何のことは無い.要するに中共が靖国参拝に難癖をつけて外交問題化している事実を言っているだけで,「だから靖国参拝は控えたほうが」とか何とか言っているわけでは全然ないのですからセーフでしょう.(共産主義通信も何でこういう標題の付け方をするかなぁ).
 むろん,何故またよりによってこんな時期に靖国発言なんぞが飛び出したのかという疑問はありますが,おおかた中国マンセーな何処ぞの野党の先生に水を向けられたのを撥ね付けただけのことでしょう.ちなみに,同じ発言について,時事は次のように遥かに穏当な報じ方をしていました:
靖国参拝、小泉首相の判断に委ねる=町村外相 ─時事 11/12 13:02
 町村信孝外相は12日午前の衆院外務委員会で、中国側が反発している小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「首相という重い立場で慎重に考え、思いをめぐらせた上での行動だと思う。最終的に参拝するかどうかは、首相の判断に委ねるしかない問題だ」と述べた。 
 共同通信といえば,昨日から今日にかけては潜水艦絡みでいつもにも増してフライング報道が目立ちました.特に件の潜水艦が日本のADIZを抜けたときなどは
  • 潜水艦、防空識別圏外に 海自、追尾は続行(共同通信) (12日8時16分)
  • 潜水艦、防空識別圏外に 海自、追尾は続行(共同通信) (12日8時21分)
  • 潜水艦、防空識別圏外に 海自、追尾は続行(共同通信) (12日10時28分)
  • 潜水艦、防空識別圏外に 海上警備行動の解除検討(共同通信) (12日11時28分)
と4つも立て続けに削除(11/12 17:49現在).どうもこの通信社は日本が「過剰防衛気味」とか「専守防衛の原則を逸脱」とか,そういう方向で記事を書きたがっては駄目出し,ということを繰り返しているように見えてならない.何とかならないかしら.

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11/16 追記.上述の衆院外務委での町村発言について,録画からテキスト起こしをしていらした方を見つけましたので リンクしておきます.まぁ「中国側がイチャモン付けるから話がこじれる」と言いたかったのだろうな,というところまでは予想通りなのですが,それ以前に「阻害要因」などとは町村外相は一言も言ってないようですね.
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by xrxkx | 2004-11-12 21:50 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件
潜水艦が逃げるぞ♪
 今日はアラファト議長逝去という大ニュースもありましたが,すいか泥棒は相変わらず潜水艦のニュースばかり追い掛けています.何しろよく分からない部分の多いニュースではあります.現時点では件の艦は渤海湾に向かっているらしいというところまでははっきりして来たようですが,中国がどこまでシラを切り続けるやら.

 11/10の動きで特に重要なところだけを抜き書きしてみると

 04:40 海自哨戒機が当該艦を発見
 06:00 当該艦が領海入り
 08:00  〃   領海から出る
 08:40 首相が第一報を受ける
 08:45 防衛庁長官,海上警備行動を発令

ということらしい.
 予め断り書き.
 件の潜水艦が日本領海に入った時刻について,11/10の午前5時頃という報道6時頃というのとがあるようですが,上のリンクのように もともと5時説を採っていた読売が今日(11/11)付の社説には
だが、今回の発令は、潜水艦が領海内を約二時間も潜航して、領海外に出た後だった。海上自衛隊は、九日未明から潜水艦を追尾していたにもかかわらず、なぜ侵犯直前に発令できなかったのか。
と書いているので,どうも6時説が正しそう.以下,一応6時説に従うことにして,話を進めます)
 11/13 追記.こちらの記事によると,大野防衛庁長官は 自らが領海侵犯の報告を受けた時刻について,10日の時点では「午前8時前」としていたのを 11日になって「午前6時半頃」と訂正しています.
 まぁ,領海入りが5時であれ6時であれ,海自にしても当該艦がいつ日本領海に入って来てもおかしくない事態に至るまでの経緯は把握できていたはずで,私が見ても,何故
領海侵入寸前の時点で警告→相手が従わなければ海上警備行動発令に踏み切る
くらいに段取り良く動けなかったのかという 納得行かなさは残ります. 「今回は相手が中国とあって,官邸も及び腰になっていたのでは」との誹りは免れないでしょう.
 そもそも,海自から官邸に報告が上がって来るまでに 本当にこんなに時間が掛かったのかという疑問も残ります.もしも 99年3月の北朝鮮工作船のときのような《海保と海自のナワバリ争い》みたいなのが 今回もまた起きていたのだとしたら,それこそ目も当てられませんが….
 そういえば,今日(11/11)付の産経の社説
 しかし、領海侵犯され、領海外に出てからの発令だったのに加え、海自の哨戒機は潜水艦に対して浮上・退去を要求しなかった。
とあるのを見て二度びっくり.これはちょっとひどすぎる.ソノブイまで抛っておきながら警告なしって,普通あり得る? …と まぁ,当の潜水艦以上に政府の動きが闇の中.

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 さて 今回の事件,当然ながら各紙が一斉に今日(11/11)の社説でとり上げていましたが,相変わらず「日中間の緊張をこれ以上高めぬよう,外交努力による解決を」なる空念仏を繰り返すだけの方々もいらっしゃいます.
 まず「中国潜水艦?――解明急ぎ、緊張を避けよ」(朝日)は
 潜水艦が潜航したまま他国の領海に入ることは、明確な国際法違反である。もし中国艦であるなら、中国政府に対して、侵犯の経緯や目的などについて、納得できる説明を求めるべきである。
と,お決まりの「もし事実なら遺憾」の繰り返し以外に何の策も無いのを露呈.相手は「話せば分かる」国ではないと思うのですが? そもそも 朝日脳ではどんな説明なら「納得できる」のか不明.
 経済的な相互依存の深まりをよそに、両国の政治、外交関係は冷え込んでいる。月末に開かれるアジア太平洋経済協力会議の場で準備が進む小泉首相と胡錦涛国家主席の会談も、首相の靖国参拝問題がネックになって開催はなお微妙だ。
 中国政府に事件の早急な調査を望みたい。問題を長びかせてはならない。
と,他国の潜水艦に日本の領土が現に侵されているという土壇場に来てまで「靖国参拝問題」とやらを引っ張り出して来ずにいられない筆者氏の神経を疑います.両国の政治・外交関係が冷え込んでいるのは誰のせいなのか,この期に及んでまだ分からぬらしい.
 それ以前に 案の定中国側は当面シラを切るつもりらしい(ロイター 11/11 15:58)ですが,「問題を長引かせ」る原因を作っているのが中国側のこうした態度だという最低ラインは 朝日としても認めるのでしょうかね.
 せっかく中国側から「ウチじゃありません」と言わせたのだから,その時点で沈めてしまえばよいのに.件の艦が中国領海に入るのを日本側で確認してみたところで,例によって中国側に「知らぬ存ぜぬ」の一点張りで押し通されればそれまでの話でしょう.その後の備えが外務省にあるとでもいうなら話は別ですが.
 海上警備行動 外交努力でトラブル防げ(毎日)にいたっては
 今回は幸いなことに海上自衛隊が警告射撃などの威嚇行動をとる事態には至らなかったが、領海侵犯は国際ルールに反するゆゆしき問題である。中国の潜水艦だと確認できたら、政府は中国側に事の経緯について説明を求めるとともに、強く抗議し再発防止を求めるべきだ。
  (中略)
 中国側に言うべきことを言うためには、まずはぎくしゃくした日中関係の改善が急務である。外交努力の積み重ねしかとるべき道はない。日中関係をこれ以上悪化させてはならない。
だそうです.こういうことを平気で言える人って,自分の娘が痴漢に遭っても
まぁまぁ,落ち着いて.触られるだけなら減るもんじゃなし
とか言うのかな.
 そういえば 昨日も参照した11/10付の毎日の記事などは その最たるもの.あの記事中でコメントしていた前田哲夫氏なる人物の来歴については 私は今回初めて知ったのですが,なかなかよい味出してゐるではありませんか.

 かの有名な「極東ブログ」でも 今日(11/11)付の記事で今回の事件を扱っていて,
 この事件で、もう一つ気になったのは、漢級・原子力潜水艦だ。ポンコツとまでは言えないのかもしれないがたいした原潜ではない。威嚇なのでボロを使ったのかもしれないとも言えるが、中国はマジな威嚇のときはマジなものを使っている。…
と書いていました.まぁ,言わんとする所は分からなくもないのですが,一口に「威嚇」といっても色々でしょう.今回の中国の行動は 相手を屈服させる目的での恫喝というよりは威力偵察,あるいは もっとはっきり言ってしまえば「どこまでやっても日本は黙って見ているか」を試しているのだと私は見ます(北朝鮮のような人攫い集団と違い,中国人は恫喝が目的なら相手に見える場所に顔を見せるでしょうし,選挙の近付いている台湾への威嚇なら今まで通りミサイルで十分なはずです).
 要するに中国が知りたいのは日本側の追撃能力云々よりは《覚悟》だろうと私は思っています.実際に日本の主権が侵されているというときに 日本人がどこまで腹を括れるかが試されているということです.事と次第によっては一戦も辞さぬ覚悟が無ければ外交なんて出来ないでしょう.
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by xrxkx | 2004-11-11 21:49 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件
潜水艦が来たぞ♪
 すいか泥棒はアヤシイ潜水艦を追い掛けに行きました.お昼ごろから あれこれニュースは読んでいるのですが,なにしろ「多分中国のだろうな」という点以外は 分からぬことだらけ.もうちょっと詳しいニュースを読んでから またゆっくり書いたほうがよさそう.

 例えば,「追尾」は今も続いているのか.その結果 問題の潜水艦はどこに逃げ込む/逃げ込んだか.
 一昨日 種子島南東海域で活動していたという中国の潜水艦救難艦&曳船との関係はあるのか.そもそも それらの艦船は その後どうしたのか.
読売の記事によると,
防衛庁関係者などによると、海上自衛隊は8日からこの潜水艦を追跡していた。10日午前5時ごろ、この潜水艦は日本領海内に入り約3時間、潜航し、領海外に出た。海上警備行動の発令は、この後だった。
とあるが,当該艦が日本の領海を抜けた後での海上警備行動発令はあまりにも遅すぎる.政府はその間何をしていたのか.etc, etc...

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 ついでですが,今まで私の読んだ記事中で ひときわ異彩を放っていたのが,<不審潜水艦>中国の潜水艦か 海上警備行動発令に疑問符も(毎日)でした.
 ◆海上警備行動の発令 必要性に疑問
 今回、海上警備行動を発令した政府の対応には、説明不足を指摘する専門家もいる。99年3月の例では、停戦命令や威嚇射撃を無視して逃げ続けたことなどを確認のうえ、発令された。東京国際大学の前田哲男教授(軍縮安全保障論)は「天然ガス田開発を巡り、日中が緊張している海域でもあるので、過剰に反応したのかもしれないが、より抑制的に対応すべきだったのではないか」と指摘。そのうえで「仮に故障した船を潜水艦が助けにいっただけだとしたら、海上保安庁で十分対処できるはず。情報不足で判断できないが、法的な要件を満たしているかどうか疑問を感じる」と話した。
 「故障した船を助けに行っただけ」の潜水艦が 浮上・国旗掲揚の命令を無視するでしょうか?
 今回のは今までのような海洋調査船ではなく 戦闘力を持つ れっきとした潜水艦です.しかも侵犯したのはEEZではなく領海.こんなのは本来なら撃沈されても文句は言えないはずですが.
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by xrxkx | 2004-11-10 21:46 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件