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海の向こうの「学問的『前畑ガンバレ』主義」
 これは或いは単に私が世事に疎いだけかも知れませんが,恥ずかしながら私は日本人のノーベル賞受賞者が今まで何人いたのか数えてみたことすら無く,この記事を書き始めるに当たって慌てて調べました.12人いるのですね.
 これをじっと横目で見ながら,海の向こうの かの国の人々が何を思っているかというと….

[オピニオン]ノーベル賞コンプレックス ─東亜日報 2004/10/17

 先ほど「rx178の最近気になる朝鮮半島」さんのところで知った記事なのですが,韓国人の偽らざる心情が見て取れます.ノーベル平和賞を受賞した金大中──実はその政権時代にIAEAに内緒でウラン分離実験をしていたのが暴露されましたが──の例しか無いことを,彼ら韓国人は 私たちの想像以上に引け目に感じているようです.
 同コラムにはイルボンのイの字も出て来ませんが,韓国人がノーベル賞を語るとき どうしても日本を意識してしまうらしいのは,私がその昔 韓国国内のチャットにたびたび潜入していた頃に遭遇した一般の韓国人たちの様子を見ても ありありと窺えました.曰く「韓国には日本みたいにお金が無いからノーベル賞を取れない」,曰く「韓国文学は韓国人以外には理解できないから国際的評価が低いのだ」….かの国の人々は 何故こうも他者との優劣を論じるのが好きなのか,と 正直言って辟易したものです.

 前置きはこれくらいにして,問題のコラムを読んで行きましょう.
 ところが、いくらほしいからといって便法でノーベル賞を受賞するわけにはいかない。にもかかわらず、韓国人は特有の気短さのため、ありもしない近道を探すために、あちこちに一生懸命顔を出したりもする。ノーベル委員会の関係者に顔を利かせるために、群がってスウェーデンに押しかけたり、五輪代表チームの強化訓練のように特殊機関を設立し、ノーベル賞を目指して研究させるべきだと主張したりもする。
 「関係者に顔を利かせる」って….

それ,インチキですから ヽ(゚∀゚ )ノ

「隣人が 溺れている子供を助けて表彰された.私も表彰されたいな.ヤラセでも良いから 誰か溺れてくれないかな.なるべくたくさんの人が見ている所で」
と言っているに等しい.努力する方向を完全に間違えています.韓国がノーベル賞受賞者を輩出していないこと自体は別に恥ずべきことではありません.賞欲しさになりふり構わぬ こうした姿勢こそが恥ずかしい.

 「強化訓練」についても同じです.ノーベル賞から脱線しますが,漫画やアニメ,ゲームなどの産業が単なるコドモ相手の商売のレベルを超え,巨大な国際市場を持つに至って以来,韓国では大学や各種学校などにその方面の人材を育てるコースを作るのに国が助成金まで出しているという話を 以前どこかで読みました.少なくとも私は漫画の描き方を学校で習ったような作家が書いた漫画など読みたいとは思いません.
このような異常な加熱気味に対し、韓国を訪れたあるノーベル賞の受賞者が口にした言葉がある。「ノーベル賞を目標に研究しては、決してよい結果が得られない。そして、科学研究の裾野が脆弱な状態で、ノーベル賞を受賞したところで、韓国の科学技術にどれくらい役に立つだろうか」

もっともらしい言葉だ。しかし、この大学者が知らないことが一つある。ノーベル賞が、少なくとも韓国人の胸に無意識的に刻み込まれている「ノーベル賞コンプレックス」を取り払うには効き目があるだろうということだ。
 要するに「ノーベル賞の一つも取って自信を付けたい」と言っているわけですね.かの国の最高学府たるソウル大の教授ともあろうお方が,です.
 ノーベルの遺言には,こうあります.
私の遺言執行者によって安全な有価証券に投資された資本で持って基金を設立し、その利子は、毎年、その前年に人類のために最大の貢献をした人たちに、賞の形で分配されるものとする。
 (中略)
賞を与えるに当たっては、候補者の国籍は一切考慮されてはならず、スカンジナビア人であろうとなかろうと、もっともふさわしい人物が受賞しなくてはならない…
 賞を与える側の思惑とは裏腹に,賞が欲しくて欲しくてたまらない人々のほうは「ウリナラにもノーベル賞を」という考えから自由ではいられないご様子です.
 このことは,「参加することに意義がある」はずのオリンピックを,──単なるお国自慢に留めておけば可愛げもあるものを──国威発揚の場にしてしまった かつてのナチス・ドイツや共産圏と 多少似ていなくもありませんが,おそらく 韓国人のノーベル賞観というのは,贔屓目に見れば もう少し悲壮かつ健気な「学問的『前畑ガンバレ』主義」の域を脱することが出来ずにいるのでしょう.百歩譲って かつての日本人にとって オリンピックの金メダルがそれに似た役割を果たした部分を認めるとしても,学術・文芸などの分野に於ける功績までをそうした日本人としての自信感だのプライドだのといったもののタネにしたいと思った日本人など どれだけいたか.
 このコラムを書いた教授先生ニムの頭の中に,「韓国人のプライドや自信感への貢献」の他に「人類の為に貢献」しようという理想が 一かけらでもあれば,韓国人が学術分野で未だノーベル賞を取っていないからと言って 彼らが何ら卑屈になる必要が無いことはお分かりの筈.従ってこういうコラムもお目見えすることは無かったでしょう.
 幸い(?)彼(彼女?)の専攻は物理だそうですので,望みはあるでしょう(これが数学だと「フィールズ賞」というのはあっても「ノーベル数学賞」というのは無いので大変かも知れませんが).大いに努力していただきたいものです.実力さえ伴えば そのうちチャンスは巡って来るでしょう.ともあれ自分を実際の身の丈以上に見せたがる変な虚栄心は捨てたほうがよい.
 同コラムは こう結ばれています.
しかし、われわれがいくらノーベル賞は受賞できなかったとはいえ、われわれの水準が外国人の顔色ばかり伺わなければならないほど最低のものではない。医学的にはコンプレックスを「隠された潜在的感情の複合体として、非正常な反応を起こす原因だ」と説明する。これからは、このコンプレックスを追い払い、あるがままを見れるほどは成熟すべきではないのか。
 「あるがままを見る」というのは,「韓国の学術水準はノーベル賞に手が届くには至っていないという事実を素直に認める」ということに他なりません.
 それが素直に出来るようになれば,「外国に比べて見劣りのするウリナラの学術」なんぞにいちいち引け目を感じずに済むようになるでしょう.学術というものの持つ全人類的意義を 国家だの民族だののプライドや自信感に従属させるような,そうした卑賤な学術観から解き放たれた国民大衆が育って来るのは そのあとの話です.
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by xrxkx | 2004-10-18 21:32 | ここが変ニダ韓国人
【言論改革立法】三大新聞潰しに本腰を入れるウリ党
 韓国の与党「ヨルリン・ウリ党」が先頃発表した「新聞等の機能保障及び読者の権益保護等に関する法律」案をめぐって ひと騒動持ち上がっているようです.15日に各紙が一斉に報道し,三大新聞については日本語版のweb記事も上がって来ていましたので,お読みになった方も多いかと思います.

大手新聞が標的か 与党が「メディア関連法案」確定 ─朝鮮日報
「ウリ党」、新聞社シェアを制限 ─中央日報
与党が「新聞法」制定案確定、野党は「政権批判紙狙った悪法」と批判 ─東亜日報

 様々な条項があるらしく,私もまだ全容を把握し切れていないのですが,この中でひときわ目を引いたのが
新聞社1社あたりの市場占有率が30%,または3社合わせて60%を超えた場合,公正取引法により処罰する
という条項.これが 現在の盧武鉉政権に批判的な保守三大新聞を標的にしたものであることは明らかでしょう.
 各紙は一斉に同法案についての社説を同15日付で掲載しています.当然ながら,三大新聞側は口を揃えて同法案を糾弾しています(今回は東亜日報も日本語版を載せるのがえらく早い).
批判新聞への仕返しなのか ─朝鮮日報
 新聞の影響力と世論形成の機能も、根本的に読者の新聞選択の自由から生まれる。シェアを規制することは、政府が読者にどの新聞は読み、どの新聞は読むなと命令するのと同じだ。国民を愚弄する人格権侵害だ。
新聞も自由に読めない世の中? ─中央日報
(原題は「言論市場規制は言論の自由の侵害だ」)
 よい新聞だから読者が読むというものだが、「その新聞は発行部数が多いから、別の新聞を読め」と法で定めるのは話にならない。国民はこれから新聞も自由に読めない国に住むことになる。独裁政権時でもこういう発想はなかった。
「批判的マスコミ」に対する本格的な弾圧だ ─東亜日報
 違憲的、反市場経済的新聞法を通じて批判を抑え、マスコミを掌握しようとする政権は、決して成功しないことを歴史が物語っている。「史上初の議会多数を占めた民主改革勢力」という政党が、このように非民主的な法案を出した事実が残念である。批判マスコミにも傾聴し、相生の政治を行なうことがそんなに難しいのだろうか。
 三大新聞以外だと(以下,全てmore欄に全訳を載せておきます),まず文化日報は三大新聞と概ね同じ立場.政権によるマスコミ市場への恣意的な介入を警戒する論調です.
● 言論の自由の本質毀損を憂慮する ─文化日報 (原文
もしもこの条項が親与党的な論調を示して来た放送や一部インターネットメディアにも適用されるなら,このような指摘や分析はこじつけとも言えよう.しかし,放送とインターネットメディアは除外されている.有毒批判新聞にのみこの条項が適用されるということが火を見るより明らかだという点に於いて,これは民主主義が目指す公平性の原則に背いている.
 一方で,上のシェア制限で恩恵を受ける側である京郷新聞などは,同法案がまだ物足りないと言う.
● 与党の言論改革法案,問題あり ─京郷新聞 (原文
…しかし 現在わが国には市場占有率が30%を超える新聞が無いという点で,この条項は実効性の面でどうしても限界がある.実際,民主労働党は新聞社1社の市場占有率の上限を20%としており,ウリ党も論議の過程でこれを積極的に検討していたことが明らかになっている.…
 同法案の支持派の中でも,ソウル新聞(ここだけ社説の掲載が1日遅れて16日だった)などは,各論では政権による言論市場の恣意的操作には一応警戒感を示す一方で,総論としては同法案を後押ししており,《物足りながっている》点では京郷新聞と同じ.シェア制限についても「緩すぎる」という意見.
● 期待外れの与党の言論改革法案 ─ソウル新聞 (原文
「懲罰的損害賠償制度を撤回したのは良かった」
「新設される韓国言論振興院が引き受けることとなった基金支援対象の選定作業などは,政府の影響力を遮断する仕組みを備えるべきだろう.さもなければ,選別支援を通じた 別の言論統制の疑いから脱することは出来ない」
「事実上 巨大新聞の言論独占を放置するものではないかと憂慮される」
「新聞市場の正常化と与論の多様性確保の為には,言論改革立法はこれ以上引き延ばしには出来ない」
 意外に思われる向きもあるかも知れませんが,「物足りない派」の筆頭であるはずのハンギョレが 社説でこの件を採り上げていません(コラムと「討論板」はあった).こういうとき,ハンギョレはまず読者に討論させ,自分は矢面に立ちたがらない変な習癖があるようですが,それはさておき.

 もともと市場占有率の上限を「1紙で20%」とする案を出したのが民労党であることは間違い無さそうです.それにしても,かの国の人々は「30%では引っ掛かる新聞が無いから もっときつくせよ」という考え方に問題ありとは思わないのでしょうか.要するに「三大新聞をターゲットに出来るようにボーダーラインを決めろ」と言っているわけです.法というものが 一代の政権によってこうも恣意的に弄り回されて良いものなのか.
 もっとも,退潮著しい与党が自己に有利な小選挙区制を強引に導入するようなケースは 以前どこかの国にもありました.但し,今回の韓国の場合,「言論改革法案」を後押ししている「市民団体」というのがいるらしい.大方 かの「ノサモ」の連中でしょうけれど, そういった運動が背後にあるという点が日本の場合とは大きく異なります.
 どちらが良いとか悪いとか言ってみても始まらないでしょうが,どうも私などの眼には,先の総選挙で 吹けば飛ぶような少数与党から 一躍国会で過半数を占める大政党に躍進するに至ったウリ党が 有頂天の余り 法をオモチャにしているように見えてなりません.で,それを焚き付けているのが学生運動上がりの「市民運動」だと来ているから始末に負えない.かの国には 専制と衆愚政治だけがあって,その真ん中がすっぽり抜けているように見える.

 野党も野党で,先日もハンナラ党の某議員が「与党が四大改革法案を強行採決するなら実力行使も辞さず」といったコメントを発表していたのを読みました.また お得意の「国会議長席での乱闘騒ぎ」でもやるつもりなのかどうか知りませんが,議会制民主主義の成熟度という点で,どうも韓国は今なお日本の安保闘争の頃のレベルにあるようにしか見えない.55年体制健在なりし頃,もしも何かのはずみで社会党-総評ブロックが政権でも取ってしまっていたら,日本でも同じようなことが起きていただろうか,と考えてみると,何やら愉快でもあり薄気味悪くもあります.
 20年ばかり前に,「この程度の国民にはこの程度の政治がふさわしい」と放言して顰蹙を買った政治家が どこかの国にいましたが,お隣の国の政権党とそれを支える「市民運動」が巻き起こす こうした迷走劇を見るにつけ,彼の言わんとしていたことが多少なりとも分かる気がします.

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by xrxkx | 2004-10-17 15:14 | ここが変ニダ韓国人
《いまどきの韓国人》の統一観の一例
昨日,京郷新聞のサイトのトップに 次のような見出しが載っていました.

● [明日を開く歴史] 国保法と非戦争・非吸収統一 ──京郷新聞 2004/10/11 18:54 (原文)

某大学の総長をしている人物による論説文(more欄に全訳あり)ですが,論旨を要約すると,
  1. 南北統一にあたっては,ベトナムのような戦争による統一,およびドイツのように一方が他方を吸収することによる統一の いずれの方法も成功しなかったし,今後もしないだろう.
  2. 従って,韓国の場合は平和統一の道を選ばざるを得ない.
  3. その為には,北朝鮮を「政府僭称反国家団体」と規定した国家保安法は廃止しなくてはならない.
というもの.要するに国保法が南北統一の妨げになっていると この人は言う.

 この著者は,「朝鮮半島では平和統一以外の道はあり得ない」という基本認識に読者を無理やり誘導しようとするあまり,「南北統一をめぐる今までの動きがどうだったか」と「今後の展望がどうなるか」を意図的に混同して論じようとしています.この前提が既におかしい以上,そこから先の推論がナンセンスなものにならざるを得ないのは当然です.

 「戦争による南北統一が達成不可能」であるという根拠として 著者が挙げているのは,「大陸勢力と海洋勢力の間に位置する朝鮮半島の地政学的位置の問題」だけです.そんなことを言い出したら,ドイツはともかくベトナムはどうなのか,と誰もが思うでしょう.
 冷戦時代が終焉を迎え,南北対立がその動機もしくは必然性を失うと同時に,この記事の著者のような韓国人たちの世界観は 李朝末期のそれと大差無い水準まで退嬰してしまったように見えます.著者がここで南北対立を冷戦の遺物として捉えず,「自由主義陣営と社会主義陣営の対立」ではなく殊更「大陸勢力と海洋勢力」の対立の産物であるかのように捉えようとしているのは,今日の朝鮮半島が 帝国主義時代の列強による覇権競争の場でもなければ 冷戦期の東西両陣営のイデオロギー対立の最前線でもないという 当たり前の事実,および今日の南北間の緊張の激化が専ら北朝鮮という《国際社会の放蕩児》と それを甘やかし庇い立てし続ける韓国の親馬鹿的な「太陽政策」の産物に過ぎないという事実から目を背けようとする この種の韓国人の思考様式の現れに他なりません.
 「朝鮮戦争によっても統一は実現されなかったではないか」と著者は言います.これとても,東西冷戦体制のごく初期,しかも南北朝鮮が建国から2年しか経ていない時代の戦争の結果を以て 冷戦終結から10年以上も経た今日および今後の戦争の結果を論じることに 何ら説得力があるとも思えません.こうした考え方の背景にあるのは,「再び同一民族同士の戦争をしたくない」という彼らの独りよがりの願望以上の何ものでもないように見えます.

 一方の吸収統一について,「ドイツ統一から14年が過ぎたにも拘らず,わが国土は吸収統一もされていない」と述べ,その理由を「吸収統一の結果が戦争統一と変わりない」ことに求めようとしています.「ドイツでは東西を問わず相当数の人々が吸収統一を後悔している」などとも述べています──その「相当数」がどれくらいなのか知りませんが──が,こうした 対北吸収への警戒感の基底にあるのは,ひとえに「北を吸収した後の統一朝鮮に出現するであろう大量の難民を食わせて行く算段が立たない」という財政的要請でしょう.何しろ南北朝鮮の人口は南が4500万ほど,北が2000万余りだそうですから,これを合わせれば,統一朝鮮はその発足時に於いて 総人口の1/3近い事実上の難民を抱えることになります.

 ここで もうひとつ注目しなくてはならないのは,この著者が「戦争によってであれ吸収によってであれ 統一がもたらす結果に大差は無い」と断定するにあたって挙げている「吸収した側の体制を吸収された側で強行」するというくだりです.
 冷戦期の真っ只中,徹底した反共教育の中で育ち,それへの反発を民主化運動のひとつの原動力としていた世代にとって,「思想の自由」とか「体制を超えた平和共存」とかいったフレーズは 《かつて自分たちの社会に於いては口にするのも憚られていた言葉》として 一種の魔術性を帯びて聴こえる──敗戦後の日本人の多くが,GHQの占領統治によって日本に初めて民主社会がもたらされたと錯覚してしまったのと似て──のかも知れません.
 ただ,東西対立が単なる相異なる2つの思想の対立・競争だったのではなく,一面では自由民主主義の全体主義・独裁政治に対する戦いでもあったという,たったそれだけの事実認識をすら,こうした人々は えてして意識の外に追い出してしまおうとする傾向があるように思えます.この点,日本の戦後左翼が「米帝」を激しく糾弾する傍らで スターリンや毛沢東らの狂気じみた個人崇拝や政敵の粛清には驚くほど寛容であったという事実を彷彿させるものがあります.

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 かなり前に読んだ 「世界のサラリーマン懐事情」なる雑誌記事の中に,386世代の一人である韓国人男性(44歳)が北朝鮮問題に言及している箇所がありました.彼の意見は この世代の韓国人の対北意識・統一観を雄弁に物語っているように思えますので,そのくだりだけ引用して結びに代えることにします(注意:太字は全て私が施したもの).
──李さんは,北朝鮮という国をどう見ているんですか.
「昔の朝鮮を支配した李王朝のような,王朝国家じゃないか」
──北朝鮮の核開発の問題はどうお考えですか.不安は感じていないんですか.
「怖いと思ったことはありません.おそらく北朝鮮を脅威と感じている韓国人は,いないんじゃないですか.
 例えば,こんな言い方をしたら変かもしれませんが,一般の人にとってヤクザ者は怖いですが,自分の家族からヤクザ者が出た場合,家族はその人間をあまり怖いとは感じないでしょう.我々韓国人が北朝鮮を見る見方もそれに似ています」
──しかし…….
 釈然としない私に,李は穏やかな視線を向けると,角張った顔が少しほころんだ.
「日本との交流も活発になり,日本人のいい面,例えば仕事でもコツコツと真面目に努力をして積み上げていくとか,私も韓国人にないものを日本人に感じています.日本のいい点も分かっているつもりですが……」と言うと,李は言葉を切った.
 そして,わだかまりを腹に溜めないという,李が語った韓国人の流儀を通すかのように,ゆっくりとした口調で語った.
「韓国ではかつて日本に支配された36年間の歴史が語られてきました.“近くて遠い国”,日本について昔からそう言われてきましたが,一般の韓国人にとって,その認識は今も同じではないか.
 北朝鮮についての日本での報道は,何か政治的に利用されているんじゃないかと.日本の軍備を見たとき,日本は今,軍事国家に向かっていると,韓国や中国の人は信じている.
 日本がもし憲法を改正して,自衛隊が軍隊になったら,いつか必ず攻めて来る.日本人がどんなに首を横に振って否定しても,韓国と中国はかつて日本に攻められて,痛い思いをしていますから,心の奥底でそう信じ,疑念を抱き続ける.
 北朝鮮が攻めてくる脅威を,我々韓国人が感じていない,それが理解できないのと同様に,韓国や中国の人たちがそんな疑念を心の奥底で抱き続けている感覚も,日本人には理解できないのかもしれません」
(出典: 「SAPIO」 2004/02/25号,p.41)


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by xrxkx | 2004-10-13 21:49 | ここが変ニダ韓国人
世界銀行,朝鮮半島を中国領と標記 …合掌
 最近,韓国関連といえば 親日派狩りやら核開発疑惑やら国家保安法やら そんなのばかりだったので,久々に軽めの笑韓ネタを一本上げておきましょう.

● 韓国を中国領と標記 呆れた世界銀行 ──世界日報 2004/10/06 19:28 (原文)
 国連傘下の金融機関・国際復興開発銀行(IBRD)のwebサイトで,韓半島(訳註:朝鮮半島のこと)が中国領と標記され,物議を醸している.世界銀行(World Bank)とも呼ばれる国際復興開発銀行は,2004年現在 184ヶ国が加入している国際的な金融機関だ.
 サイバー民間外交使節団「バンク」 (www.prkorea.com) によると 6日,世界銀行のホームページ (www.worldbank.org) 中の 全世界の開発途上国への支援内訳を紹介しているサイト (http://www.worldbank.org/dev360) は 韓半島全体を中国領と標記しており,韓国という国名すら記されていないことが明らかになった(写真).
 最近 中国の有名軍事サイト「鐵血」 (www.tiexue.net) で 時期別の韓国の領土を中国領と歪曲した世界地図を全世界のネティズンらに広報しており,イギリス最大の放送局であるchannel4のwebサイト (www.channel4.com) と アメリカの有名博物館・ミネアポリスのwebサイト (www.artsmia.org) なども 韓国を中国の属国と誤記していることが明らかになった.
 バンク関係者は「世界銀行などによるこうした歪曲は,韓国の全歴史が中国史の属国(訳註:ママ)だったという国際的認識を広めようとする『東北工程』の汎世界化戦略と無関係ではない」として 「バンクは今後,東北工程の政治的目的とその不当さを全世界のオピニオンリーダーらを対象に大々的に知らせて行く活動に拍車を掛けるつもり」だと語った.
 なるほど,記事中で紹介されているhttp://www.worldbank.org/dev360なるページのflashを見ていると,朝鮮半島は中国と同じホットスポットになっていますね.台湾は中国とは別になっているようですが.
 で,感想.

単に韓国の知名度が低いだけでは?  ヽ(゚∀゚ )ノ

 韓国人に掛かると何でもかんでも「歪曲」だからなぁ….自国が世界的に無名であるという現実をしっかり見据えた上で広報活動に専念するなら まだ可愛げもあるものを.
 それから,韓国の知名度の低さ自体は 中国のせいでも何でもないと思いますよ.

 ところで この「バンク (VANK)」なる団体,以前にも聞いたことがあったので探してみましたところ,私が日頃愛読させていただいているblogに 先月上旬ごろ 日本海呼称問題を扱った記事が幾つかありまして,その中に出て来ていたのでした.
 ちなみに この「バンク」のHP,長い長い標題が付いていますが,何と書いてあると思います?
アジアの中心 / 東北亜の関門 / 全世界の全ての人々と 夢と友情,ビジネスを分かち合う国!大韓民国 KOREA / サイバー外交使節団 バンクが実現させます
だそうですよ.今どき自分で「アジアの中心」なんて言っている国,他に無いだろうな….
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by xrxkx | 2004-10-07 18:35 | ここが変ニダ韓国人
対北人権法通過に対する韓国メディアの反応
 駐日米軍移転問題について もう少し書いておくべきことが残っているのですが,さすがに2回続けて(中1日空きましたが)書くには少しテーマが重たすぎました.ああいう 自分の国の行く末に あまりにも直結した問題について考え出すと,ついつい文章が信仰告白めいて来るのが 何やらいい歳をして気恥ずかしいという理由もあります.
 今回はもう少し書き易い話題を採り上げましょう.先頃米議会を通過したという対北朝鮮人権法案の話です.

 10/01付のオーマイの[主張]というコラムに,「アメリカの対北人権打令に追従する三大新聞」という記事が上がって来ていました(原文 / more欄に全訳あり).「打令」というのは 日本語にしにくい言葉なのですが,ここでは「折に触れ繰り返し持ち出す決まり文句・口癖」のことです(原義は民謡の一形式).
 昨今の所謂「386世代」に代表される 学生運動上がりの世代に属する韓国人たちが 朝鮮・中央・東亜の三大新聞を「財閥系の保守新聞」として嫌っていることについては,私もこれまで何度と無く書いて来ましたが().その辺の事情については,以前読んだ「極東ブログ」の「韓国がブログを敵視し始めたようだ」という記事に 日本語のできる韓国人(取り敢えずマトモなw)がコメントを付けていますので そちらを参考になさると良いかも知れません.で,オーマイなどは そうした世代に受けの良い記事を日頃から流しているわけです.

 さて,上の記事が引用している「アメリカの人権記録」というのは,おそらくは天安門事件以来盛んになった アメリカその他による中国の人権抑圧に関する非難への反撃として書かれたものだろうと思います.私が記憶する限り,90年代半ばのクリントン政権の頃には 中国の外国向けメディアがそうしたキャンペーンを熱心に行なっていました.それにしても, よりによって そんな代物が アメリカの「同盟国」である韓国の──北朝鮮がやるなら まだしも──メディアによって引用されることになろうとは,これを書いた本人たちも想像だにしなかったでしょう.
 念の為断っておきますと,もうひとつのイラクの問題,特にアブグレイブの件については私も上の記事を書いた記者と概ね同意見です.それとは反対に「アメリカの人権記録」のほうは噴飯モノと言わざるを得ないでしょう.国内での犯罪発生件数や失業率などといった行政上の懸案事項と,思想・表現の自由に対する国家の弾圧とを 同列に論じようとする時点で 既にどうかしている.その辺のことは一切お構い無しに 頭ごなしに「人権後進国」というレッテル張りから始める.学生運動のアジビラなどによくある手口です.

 確かに「アメリカ国内の対北強硬派が 人権問題を経済制裁発動の口実にしている」という図式そのものは分からなくもない.殊に西側諸国は これを出されると面と向かって反対はしにくいでしょうから.とは言っても,言論弾圧や貧困ゆえの 北朝鮮住民による不法越境が 増加の一途を辿っていること自体は 動かし難い事実です.オーマイが言う「人権後進国・アメリカ」に 今も多くの韓国人たちが移民して行くのとは対照的です.

 「真に人権を思うならば援助せよ」と 上のオーマイのようなメディアは言う.こうした事態が何故 誰のせいで起きるのかについて,彼らは考えてみようともしない.
 「アメリカは『人権改善』を爆弾だとでも思っているのか」とオーマイは言う.アメリカに同調する三大新聞を批判もしている.そういう批判は 何より まず,飢えた自国民を《人間の楯》にしている北朝鮮にこそ向けられるべきであるにも拘らず,オーマイのような左傾大衆メディアは そのことには一切触れずに,却って北の立場を代弁することに躍起になっている.

 韓国が本気で「南北の自主的平和統一」を望むなら,瀕死の「将軍様」の延命に力を貸すような真似は利敵行為以外の何ものでもなく 論外の筈です.あれだけ経済発展に沸く中国ですら 中共の一党支配は依然揺るがず,対外政策に至っては以前にも増して覇権主義的傾向を強めていることを見れば分かりそうなもの.
 ついでながら,もしも 韓国が言う「北の経済再建を援助することによる朝鮮半島の緊張緩和」に 強いて有効性を求めようとするなら
  1. 北朝鮮から見れば,わざわざ莫大な戦費を費やしてまで南を「解放」などするより,「西側からの援助を生み出す金の卵」として温存しておくほうが 遥かに旨味がある.弾道ミサイルさえ持てばアメリカとサシで交渉できると北は考えるはず.
  2. 飢えて脱北を企てる者が減る.脱北者の受け入れに悩まされる韓国の負担も軽減される.
  3. そもそも今の状態で南北統一を迎えても,総人口の1/3が難民同然の統一朝鮮では国民を食わせて行けない.
などでしょう.彼らが「統一など遠い先の話だ」と割り切っているなら それはそれでよい.南北分断の固定化を他国に責任転嫁する言動を控え,大量に流出する難民の面倒を きちんと責任を持って見てさえくれれば,朝鮮人ではない私としては 南北が統一しようがすまいが どうでもよいわけですから.
 「北の体制を全面否定し,体制変化を促すこと」が 6者協議や南北関係・米朝関係に「悪影響を及ぼ」すという オーマイの主張は,386世代に代表される「運動圏」の韓国人たちが 北東アジア地域の安全保障の今後のあり方について どのような展望を持っているかを示していると言えます.
 アメリカは 6者協議そのものを 中東情勢が安定するまでの一種の時間稼ぎと割り切って考えているでしょう.現在の大統領選の動向を観察している限りでは ブッシュはケリーに比べれば6者協議重視の色合いが濃いようですが,いずれが勝つにせよ,いざ行動を起こす段になって アメリカという国が6者協議ごときに遠慮して実力行使をためらうとは到底思えない.まして「米朝関係への悪影響」など彼らが意にも介さないであろうことは 他ならぬイラクの例を見ても明らかです.
 一方 中共は おそらく北の核問題が解決した後も 北東アジア地域の安全保障の問題についての定期的な対話の場として6者協議を存続させて行くことを狙っているでしょう.彼らが6者協議でのイニシアティブを取るのに積極的なのは,単に「ホスト国」としての面子ゆえではないだろうと思います.
 こうしたことが,「南北の自主的平和統一を妨げているのはアメリカだ」と考えたがる傾向の強い昨今の386世代などの韓国人に「将来最も頼りになるのは中国」だというヘンな期待を持たせる原因になっているようにも見えます.

 オーマイが殊更「6・15南北共同宣言の精神」などを持ち出すのを見ても分かるように,現在の韓国政府は 北の体制を転覆させることで南北統一の実現を図るというビジョンを完全に放棄してしまったと見てよいでしょう.そうした政府を支えているのが,他ならぬ「運動圏」の人々であり,かつての軍事政権や米軍に対して彼らが持っていた反発ゆえの左傾動向が 従来の「統一は民族の悲願」なるスローガンの意味を180度捻じ曲げてしまっているわけです.「そうした態度が誰を最も喜ばせているか」という点についてまで,彼らの考えは及ばないらしい.
 とは言っても,では韓国人が金正日体制のもとでの南北統一を望んでいるかといえば,もちろん そんなことはないでしょう.李承晩時代以来 すっかり大衆運動慣れしている《いまどきの韓国人》たちは,あるいは現在の北朝鮮に見られるような世襲独裁体制を「あれは真の社会主義ではない」くらいのつもりで見ているかも知れない.「あれは金正日ほか一部の独裁者の罪であって社会主義そのものの罪ではない」くらいに思っているのかも知れない.おかしなもので,将軍様のご乱心ぶりが国外(韓国も含めて)に広く知れわたることにより,将軍様自身が北朝鮮という病んだ社会の《トカゲの尻尾》となって,「運動圏」の韓国人たちが持っているであろう《ユートピア思想としての社会主義》そのものへの幻想が壊れるのを防いでいるフシがある.ついでながら,このあたりは スターリンや毛沢東に徹底的に裏切られ続けても夢から醒めなかった日本の《古きよき時代の左巻きの人々》にも共通しているように思えます.

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 ところで,同記事によると 中央日報は09/30付の社説(日本語web版では「現実に迫った北朝鮮人権」という題目で 29日の19:46に上がっていたようです)の中で 次のように述べています.
「わが政府も『北韓を刺戟する』という理由で北韓の人権問題について殊更眼を閉ざして来た姿勢を以てしては 今後直面するであろう状況に立ち向かえない」 … 「我々も北韓との対話や協商は行なうにせよ 人類の普遍的価値である人権問題については北韓当局に言うべきことは言うという毅然たる姿勢を取るべき」

 オーマイの記事ばかり読んでいても仕方ありませんので,この辺で中央日報の論調を少し見てみましょう.
 昨日いつくかのblogで紹介されていたのを見て知ったのですが,10/04付の同紙のコラム「中央フォーラム」には,「日本の時代遅れの対北認識」という記事が載っています.その記事には 以下のように述べられています.
 「北朝鮮人権法」の発効を前に日本の新任外相は、北朝鮮に対する人道的コメ支援を保留させ、経済制裁などを行う可能性もあることを示唆した。 拉致被害者問題を抱えている状況を理解しても、日本のこのような態度には非常に失望している。日本が国内政治に気をとらわれ、北東アジアの行き詰まった状況を打開する勇気を失っているという感じを受ける。一部では、米国のブッシュ政権が「ネオコン」に操られたように、日本が北朝鮮問題を国際的な「制限的介入」のメカニズムに持っていこうとする勢力に掌握されているのではないかと憂慮する声もある。

 最初に読んだ時,上の社説と こちらの「中央フォーラム」とでは まるで正反対のことを言っているように見えたのですが,よく読んでみると そうでもないのかも知れません.

 それにしても このコラム,何度読み返しても意味不明な記事です.標題を見る限り対日批判には違いないのですが,前半部ではアメリカの「対北人権法」に関する言及はあっても日本は一言も出て来ない.しかも「人権」とは直接何の関係もない「国家安保」と「民族自決主義」の話が延々と続き,ついでに 世界で唯一冷戦の終わっていない朝鮮半島に於ける「国家安保」の必要性への自己弁護まで行なってしまうという ちゃっかりぶり.このあたりは例の国家保安法改廃論争を意識してのことでしょうから 読み飛ばすにしても,「民族自決主義」のほうは「もはや時代遅れだ」と言いたいのか,「アメリカによってないがしろにされているが,我々はあくまでこれで行く」と言いたいのか,それすら判然としない.要するに アメリカという力の矛先がいよいよ具体的な形となって北朝鮮に向けられようとしていることに,書き手である記者本人をはじめ 韓国人たちが周章狼狽しているらしいということしか伝わって来ない.

 日本に対する言及が始まる後半部(上に引用した箇所から後ろの部分です)に入ると,論調が俄然活気づきます.「アメリカの手による経済制裁には従わざるを得ないが,同じことを日本がやるなら黙っておれぬ」と言っているに等しい.変な話ですが,「米国のブッシュ政権が『ネオコン』に操られたように、日本が北朝鮮問題を国際的な『制限的介入』のメカニズムに持っていこうとする勢力に掌握されているのではないかと憂慮」などとあるように,要は「アメリカには面と向かって言えない文句を 日本になら言えるから言っている」だけなのかも知れません.
 で,その日本批判の根拠は相も変わらず「歴史問題」しか出て来ない.歴史に対する評価の仕方の問題と 国家ぐるみの犯罪行為とを 一緒にされてはたまりません.本当に「拉致被害者問題を抱えている状況を理解」しているなら,本来 話はそこで終わりの筈なのです.
 「かつこの地域の緊張を高める政策を自分で行っておきながら」というのは 記事中にも出て来るコメ援助の保留をはじめ 送金停止・船舶入港制限などを指しているのでしょうが,「地域の緊張を高める」第一要因が北朝鮮による拉致であることは 紛れもない事実なのです.この記者は日本にとっての拉致問題の重要さを全く「理解」などしていないわけです.

 結びの部分で唐突に「日本国内の右翼政治家の間違った歴史認識」やら「時代遅れの『古い概念の監獄』」やらが出て来ますが,歴史問題のみならず,このコラムの前半部に於いて「民族自決主義」が過去のものになろうとしていることへの未練が少なからず垣間見られることからも分かるように,「時代遅れなのはむしろ自分たちなのではないか」という焦燥を 彼ら韓国人も持っているのかも知れません.このコラムに限らず,韓国人が他国──特に日本ですが──を非難する時に用いる言辞を見ていると,むしろそれらが韓国社会の抱える様々な問題点を如実に反映しているように見えることが 多々あります.

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by xrxkx | 2004-10-06 10:26 | ここが変ニダ韓国人
相次ぐ脱北者駆け込み事件に思う
 昨日(2004/09/30)読んだニュース.

米国人学校に脱北者9人駆け込み 上海、連行される ──産経 2004/09/30 18:06

 ご存知のように,ここのところ中国国内では脱北者による第三国施設への駆け込み事件が頻発しています.9月だけでも
  • 01日: 北京 日本人学校 29名
  • 27日: 上海 アメリカンスクール 9名
  • 29日: 北京 カナダ大使館 44名
と3回も続いている.
 この中で,上の記事中で触れているカナダの場合は 学校ではなく大使館への駆け込みだったので,中国の警察権が及ばない(おまけ1参照).それで中国当局がカナダ側に脱北者らの身柄の引渡しを求めているわけですが.
 読売の記事によれば,中国側は「出国を認める方針を明らかにした」などと書いているけれども,これはややフライング気味.外交部のコメントは「中国は国内法、国際法、人道主義の原則に基づいて問題を処理する」と言っているだけ.これ自体は 北朝鮮への身柄引き渡しの可能性を否定するものではない.APの記事では「he didn't give any indication of their fate」と言っています.
(もっとも,アメリカンスクールに逃げ込んだ9名についても,2名釈放というニュースが今日付で朝鮮日報に上がって来ていましたが)

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 ところで 今回のカナダ大使館の件,韓国国内でも「중, 대사관 진입 탈북자 인도 요구 (中国,大使館侵入脱北者の引渡しを要求)」という短い報道(ソースがYTNなので おそらくTVニュースのテキスト起こし)が昨日上がって来ていましたが,その記事に 昨日から今日にかけて 何と読者のコメントが260件ほども寄せられています.ざっと一通り目を通してみたのですが,ときどき「引渡し」を「インド」と早とちり(註:両者は韓国語では同音)したのか 何やらトンチンカンな意見を書いている半文盲がいるのはご愛嬌として,大部分は
  1. 「中国の要求は理不尽だ」とする怒りの声
  2. 「脱北者の身柄をどうすればよいか」をめぐる,紛糾した論議
の2つに分けられます.

 1番については,こうした駆け込み事件の第一の被害者は中国なのだという点が 韓国人たちの頭からすっぽり抜け落ちてしまっていると言わざるを得ない.中国にだって,こうした脱北者をおいそれと難民認定できない《お家の事情》があるもともと不法入国で他国に迷惑を掛けているのは朝鮮人の側なのにも拘らず,どうも こういう時に韓国人は えてして身内に甘い.

 面白いのは,その一方で 2番の「脱北者の今後の扱い」に関して 「韓国で受け入れるべき」という主張が 驚くほど少ないことです.「北に返してしまえ」とか,ひどいのになると「そのままカナダに移民させろ」などと虫の良いことを言い出す者までいる.
我々(南)だって生活は苦しいのだ
というのが その理由の殆ど全てです.傍観者の立場から言わせてもらえば,もう「知るか」と.「お前らの不景気まで よその国に尻拭いさせる気か」と言いたくなる.
 こういうとき,国内での韓国人たちの反応は NaverやHanmirといった《日本人がよく来るサイト》でしばしば見掛けるよそ行き愛国ぶりとは かなり温度差があります.前にも書きましたが,日頃「統一は民族の悲願」などと美辞麗句を並べておきながら,かつてあれほどもてはやした「帰順者」(おまけ3参照)を 今では厄介者扱いです.脱北者らが韓国社会に適応して行く上での困難とか あるいは韓国社会で受ける差別については,例えば脱北記者が語る「脱北者の定着問題」 (朝鮮日報 2004/07/28) という記事に 姜哲煥なる北出身の記者が詳述しています.
 もっとも,その一方で 「南北分断はアメリカのせい」などという安っぽい民族主義センチメンタリズムに脳みそまで冒されている こういう韓国人が 最近は多いようですので,脱北者についても「アメリカが支援するのは当然」くらいのつもりでいるのかも知れない.ことほど左様に韓国人という人々は責任意識に欠けている.

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 こうした事件が頻発する中,中共が今後どういう対処の仕方をするかは ちょっとした見ものになります.上述のように中国は脱北者を難民認定していない以上,既に国内に入って来てしまった分については 取り得る選択肢は「北に送還」「不法入国者として国外退去させる形での 第三国への身柄引き渡し」のいずれかでしょう.むろん,前者を取れば ただでさえ人権問題という外交上の弱味を抱えている中国の立場が更に悪化しますから,中共当局としてはこれは避けたいのが本音でしょう.あとは如何に北に駄々をこねさせず,中国の面子を潰さず,西側との関係に支障を出さずに 脱北者らを追い出すか,その点にのみ中共は力を注げば良い.彼らほどの外交巧者にとって,これ自体は さほど難しい問題でもないかも知れません.
 ただ,こうした脱北者が 現在の年間1000人規模で今後も収まっていてくれるという保証は何も無い.今後の北朝鮮の貧窮もしくは政情不安の程度によっては,北からの大量の難民流出の事態は 案外早く訪れるかも知れません.何しろ自国民3万6000人を相手に これだけの措置を平気で取れる国なのですから,いざという時は ああした《北東アジアのお荷物》も 是が非でも中朝国境で食い止めてもらいたいものです.

◇ おまけ ◇
  1. 2002年の瀋陽の日本領事館に 同様に脱北者が駆け込んだ時には 中国公安は躊躇なく踏み込んで来ました.日本の外務省からも 例によって形ばかりの抗議があっただけで,中国側の責任問題についてはうやむやのままです.このこと一つとっても,ルール違反に対して毅然たる対応を取れない日本外交が 如何に中共からナメられているかが分かるでしょう.
  2. 私が最も納得行かないのは「どうして脱北者らは初めから韓国大使館・領事館なり韓国人学校なりに行かないのだろう」という点でしょうか.もしや 昨今の韓国政府の対北軟弱外交について 彼らも予め何らかの情報を得た上で,「そもそも南の政府は我々を保護してくれるだろうか」という点に不安を懐いているのでしょうか.いずれにせよ,ただでさえ不法入国先の中国という第三国に迷惑を掛けているのに,この上《第四国》である日本やらアメリカ・カナダまで巻き込んでもらいたくないですね.
  3. 以前は「脱北者」よりは「帰順者」という言葉のほうがよく使われていました.「帰順」という言葉を避けるようになった事情については,「「脱北者」は「自由民」 韓国統一省が呼称公募」(共同 2004/09/22) などを参照.もっとも,一時期は北朝鮮から韓国に入国する経路により「帰順」と「脱北」を使い分けていたという話も聞きます.

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by xrxkx | 2004-10-01 20:58 | ここが変ニダ韓国人
【日韓基本条約】 「戦争遺族会」が路線転換か
 私がよくお邪魔させていただいているご近所のひとつである「散歩道」さんのところに 昨日,
「韓国政府、韓日会談で個別請求権放棄」
という朝鮮日報の記事が載っていました.
 この記事の主人公である「太平洋戦争犠牲者遺族会」なる組織,これは 以前こちらでご紹介した,今年08/15の「日韓基本条約廃止などを求める座り込み」の,あの人々ですね.
「1961年の韓日会談当時、韓国政府が日本政府の韓国人犠牲者に対する直接補償の提案を拒否し、国が補償金を受け取って支給する方法を選んだ」と主張
「しかし韓国政府は日本政府の韓国人犠牲者に対する直接補償の提案を拒否し、国が補償金を受け取って支給する方法を選んだことが記録されている」と主張

ほら見ろ,
日本側が言った通りだったろ
ヾ('◇' )ノ゙

 やれやれ.件の座り込みから1ヶ月あまりかかって,彼らもようやく 韓国側の「戦争犠牲者」らが対日賠償請求を行なう権利を持たないことを 少しは理解できた模様.これを機会に
「韓国政府は未払いになっている個別補償を責任を持って行なえ」
と言う方向に行くかどうか….

※ 来年の8月には やはり元通りに「日本は賠償しる」って言っているに変造500円硬貨
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by xrxkx | 2004-09-18 12:00 | ここが変ニダ韓国人
【間島協約無効論】 魔法のローソクは旧宗主国にも効くか?
 最近 韓国核開発疑惑関連のニュースばかり扱っていて,それ以外の話題をフォローできていませんでしたので,たまには他の事を書きましょう.…といっても,またしてもKの国絡みで申し訳ないのですが.

国会「間島協約の根本的無効」決議案を準備 ──中央日報 2004/08/08
国会が中国による高句麗(コグリョ)史歪曲への反撃を開始した。 開かれたウリ党(ウリ党)の金元雄(キム・ウォンウン)議員とハンナラ党の高鎮和(コ・ジンファ)議員ら8人の与野党議員は、1909年の清日間で締結された間島協約の無効を主張する「間島協約の根本的無効確認に関する決議案」を準備し、同僚議員への署名作業に取りかかった。 彼らは決議案で「清日間の間島協約は、日帝が我が領土である間島を清国に譲渡する代わりに、満州での鉄道敷設権や石炭採堀権など、各種利権を手に入れたものだ」とし「1905年に日帝が大韓帝国の外交権を剥奪した乙巳(ウルサ)条約が根本的に無効であるゆえ、間島協約も当然無効だ」と主張した。
乙巳条約無効の根拠には、国連国際法委員会の「条約法に関する空の協約」が「強制・脅迫によって締結された条約は無効」と明示している点にある。 また、議員らは「中国の高句麗史歪曲には、我が国の領土である間島に対する領有権を固着化せんという意図が見え隠れする」とし「52年に中日間で締結された平和条約によって、両国が41年12月9日以前に締結したあらゆる条約・協約・協定が無効になっている」と主張した。
間島協約の無効決議案は、今年2月の国会会期中にも与野党議員19人の署名で提出されたが、本会議の議題に上がることなく、廃棄されている。

金善河(キム・ソンハ)記者 < odinelec@joongang.co.kr >
 で,その約1ヵ月後に決議案提出.

与野党議員59人、間島協約無効決議案を提出 ──中央日報 2004/09/09
 与野党議員59人が3日、1909年に清日間で締結された間島(カンド)協約は基本的に無効だという内容の決議案を国会に提出した。
 議員らは決議案で、「日本はこの協約を通じて、清から満州鉄道敷設権と石炭採堀権などを得る代わりに、わが領土である間島を任意に清領と認めた」と明らかにした。
 また「東北工程を通した中国の歴史歪曲は、間島の領有権を固着化しようという意図を内包している」と主張した。
与野党議員59人、間島協約無効決議案を提出 ──東亜日報 2004/09/03
by 朴民赫 (mhpark@donga.com)

 与党ヨルリン・ウリ党の金元雄(キム・ウォンウン)議員ら与野党議員59人は3日、「間島協約の源泉的な無効確認に関する決議案」を国会に提出した。
 議員たちは決議案を通じて、「1909年日清間に締結された間島協約は、日本帝国主義(日帝)が大陸侵略の一環として清国から満洲鉄道の敷設権など各種の利権を確保するために、間島を清国に渡したもの」とし、「日帝が自国の領土でない間島を任意に清国に渡したのは効力がなく、間島協約の根拠である乙巳條約(第二次韓日協約)が無效なので、間島協約も基本的に無効だ」と主張した。
 決議案はまた、「日帝が大韓帝国の同意なしに間島を清国に渡した間島協約は、条約法の基本原則にも合わない。日帝が外交権を代わりに行使した根拠の乙巳條約は、国際法上強迫によって締結されたものだけに、基本的に無効」としている。
 さらに決議案は、1952年中日間の平和条約で「中日両国は1941年12月以前に締結したすべての条約、協約や協定を無効にする」と明示してあるので、1909年締結された間島協約も無効だとつけ加えた。
 一方、ウリ党首脳部は、これまで間島協約無効化決議案の提出に否定的な立場を示してきており、政府も中国との外交関係を考慮して難色を示しているため、決議案が国会で成立するには相当な困難が予想される。
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 最近「過去清算」と並んで「無効」が流行語にでもなっているのでしょうか,かの国では.
日帝が大韓帝国の同意なしに間島を清国に渡した間島協約は、条約法の基本原則にも合わない。日帝が外交権を代わりに行使した根拠の乙巳條約は、国際法上強迫によって締結されたものだけに、基本的に無効

 「乙巳条約」とは 日本が大韓帝国を保護国とした 第二次日韓協約(1905)の韓国での呼び名です.
 これが「強迫によって締結されたので無効」だというのが 以前からの韓国側の主張であることは有名ですが,そもそも「強迫による締結」に相当するのかどうかについては 今なお諸説紛々としている状態. (参考:第二次日韓協約について;条約と強制(1)法的側面)
 また,よしんばそれが「強迫による締結」に該当するとしても,強迫によって締結された条約の無効を定めたウィーン条約は1969年発効ですから,1905年の第2次日韓協約には遡及適用されない
 そもそも締結当時,世界中のどこにも同協約に異議を唱える国が無かった.同協約は当時の国際法上の慣習に反するものではなかったということです.以前の記事にコメントを残して行った どこかの韓国人(たぶん)のように,このことが分かっていない韓国人が 非常に多い.
1952年中日間の平和条約で「中日両国は1941年12月以前に締結したすべての条約、協約や協定を無効にする」と明示してあるので、1909年締結された間島協約も無効だ
 これも同様で,日中間にせよ日韓間にせよ,戦後の条約締結時に従来の条約を「もはや無効」としてあるのは,「いつから無効になったのか」に関する判断は棚上げしたということに過ぎず,従って間島協約が「締結当時から無効」だったとする今回の韓国側の主張を補強するものでも否定するものでもない.この点,上の遡及適用の話とも関連しますが,どうも韓国人は「もはや」の部分を都合よく解釈したがる傾向が強い.
※ 何しろ かの国には《魔法のローソク》があるし.「日韓基本条約破棄」とか「弾劾無効」とか.:p

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 もっとも,仮に間島協約が締結当時から無効ということになったとしても,それによって出来するのは 中国と北朝鮮との間の国境線再確定作業だけなのですから,それ自体は日本にとってはどうでもよいことで,勝手にさせておけばよいのですが.
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by xrxkx | 2004-09-08 21:18 | ここが変ニダ韓国人
むしろお前たちの歴史観を疑うぞ,韓国人よ
 けふは息抜きばかりで申し訳ない.今度は中央日報のコラムです.

【噴水台】日本人の戦争観 ──中央日報 2004/08/30
 1989年、日本の光栄社が太平洋戦争を素材にしたゲームを発売した。タイトルは「提督の決断」。 画面で「強制労働」をクリックすれば、基地が着々と整備される。「慰労」をクリックすると、兵士が 女性を抱きしめてから姿を消すが、そのうち、すっかり元気になって戻る。徴兵や慰安婦を連想させる諸場面だ。
 86年、日本テレビは「天才・たけしの元気が出るテレビ」という番組で、ナチス時代の強制収容所を舞台にしたゲームを放映した。 あるドイツ人は「血が逆流するような衝撃を受けた」と朝日新聞に寄稿した。「他民族の歴史をそのように取り扱う国は、自国の歴史もわい曲し美化する」。ゲーム作家、竹中亮平氏は「以前にあった実際の戦争をゲームの素材にするのは、日本人が侵略歴史を遊戯の対象に受けとめているとのこと」だとし、批判した。
 事実上、多くの日本人は、過去歴史についての責任意識が薄い。日本の「放送研究と調査」という機関が行った「日清戦争から太平洋戦争までの50年にわたる日本歴史が侵略戦争か」という質問に対する回答が、それをよく示している。それぞれ82年、87年、94年の調査で51%、48%、52%が「侵略歴史」だと回答したが、45%、40%、32%は「止むを得ない戦争」だと回答した。
 「止むを得ない戦争」だとの回答がこんなに多い状況では、真なる意味の反省は生まれない。せいぜい結果に対する謝罪と補償が問題であるだけだ、というのが『日本人の戦争観』という本の著者、吉田裕氏の鋭い指摘である。
 90年代のNHKと米ABCテレビの共同調査でも、太平洋戦争に責任のある国として、日本人は「米国・日本」(56%)を「日本」(30%)よりもたくさん選んでいる。2002年9月、朝日新聞と中国社会科学院の共同調査でも「過去史について日本が努めるべき点は」との質問に、日本人の13%だけが「真なる謝罪」だとし、67%は「過去にしばられない新しい関係」だと回答した。
 歳月が流れても過去史反省がこんな具合だから、82年6月25日、日本の対外侵略を「進出」に、3.1運動(韓国の独立運動)を「暴動」にそれぞれ記述するよう、日本の文部省が指示したことからはじまった歴史教科書わい曲の事態が、04年8月まで繰り返されているのだ。
 そうした日本が、国連の安保理常任理事国入りを狙っている。戦争の反省に背を向け、依然として「戦争はよくやったことだ」とする認識を根こそぎ抜き取れない限り、日本には世界平和を取り扱う安保理常任理事国の資格がない。政府は、その点を熱心に知らせなければならない。

安成奎(アン・ャ塔Mュ)(訳註:名前部は「ソンギュ」.いつもの文字化け)政治部次長
 いやはや,毎度のことながら恐れ入りますね.あの韓国人からこういう言葉を聴こうとは….
「止むを得ない戦争」だとの回答がこんなに多い状況では、真なる意味の反省は生まれない。
というけれど,実際 他にどんな選択肢があったというのか考えてみてもらいたいですね.海峡一つ隔てたお隣に まことに危なっかしい火薬庫を抱えた日本としては,です.
 第一,清国の属国だった(これ自体 韓国人は認めようとしないが)朝鮮が「大韓帝国」として曲がりなりにも自立できたのは日清戦争で日本が清国を破ったおかげですし,日露戦争の勝利が無ければ 今頃朝鮮などは独立どころか東洋のチェチェンになるのが精一杯でしょう.
 そもそも,「止むを得ない戦争」という文言は むしろ韓国人がベトナム参戦や昨今のイラク派兵に関して好んで用いたがる文句なのですが,その辺のところはどうお考えなのか,この記者さんに伺ってみたいものですね.
歳月が流れても過去史反省がこんな具合だから、82年6月25日、日本の対外侵略を「進出」に、3.1運動(韓国の独立運動)を「暴動」にそれぞれ記述するよう、日本の文部省が指示したことからはじまった歴史教科書わい曲の事態が、04年8月まで繰り返されているのだ。
 上と同じ理由で,私は朝鮮への「侵略」に対する「反省」などは一切不要と考えます.むしろ 以前にも再三にわたって書いたように「韓国の今日の発展があるのは誰のお陰だと思っている」くらいのことは言ってよい.
そうした日本が、国連の安保理常任理事国入りを狙っている。戦争の反省に背を向け、依然として「戦争はよくやったことだ」とする認識を根こそぎ抜き取れない限り、日本には世界平和を取り扱う安保理常任理事国の資格がない。
…と,ここで一番の本音が出るわけですね.韓国が常任理事国にでもなっていて拒否権を持っているというなら いざ知らず,つい10年余り前に国連に加入したばかりの新参者の分際をもわきまえずに「資格」云々を論じるのも おこがましい.

 ところで「ゲーム」といえば,今年2月の韓国の報道記事から2本(註:More欄に原文の控えがあります).…というより,今回ゲームの話題を取り上げたのは これの控えを取っておくついでなのですが.

● オンラインゲームに「小泉」モンスター登場
 ──聯合ニュース 2004/02/05 (原文)
(ソウル = 聯合ニュース)パク・ジンヒョン記者 ─ オンラインロールプレイングゲーム「ガイアックス」の配給会社であるゴヌソフトは5日,ゲーム中に日本の小泉純一郎総理に似た姿のモンスターを登場させたと発表した.
 その名も「クイジュマ」と似せた このモンスター,この日の正午から深夜0時までの12時間だけ登場し,捕まえれば「テマド(対馬島)」という剣をアイテムとして手に入れることができる
 ゴヌソフト関係者は「最近の独島妄言などにより憤っているネティズンらのために特別にこのイベントを用意したもの」と述べている.
 一方,オンラインロールプレイングゲーム「フリフ」もゲーム中で「独島守護隊」に加入して独島に出現する日本のモンスターを退治すると「太極旗を翻して」の映画チケットがもらえる「独島を守れ」というイベントを行なっている.
● モバイルゲーム「独島を守れ」南北共同開発
 ──聯合ニュース 2004/02/23 (原文)
 南北韓が共同開発したモバイルゲーム「独島を守れ」が来月の三一節に合わせて国内初お目見えする.
 対北交易業者である (株)北南交易は23日,「北韓の三千里総貿易会社と共同開発した,独島をテーマとしたモバイルゲームを,来月1日から国内の携帯電話使用者らにサービスする予定」だと明らかにした.
 このゲームは,独島を侵犯する日本勢力をヘリコプターや戦車,機関銃などを用いて撃退する内容で,画面上には「独島は我々の土地」「独島を守れ」といったスローガンが刻まれている.
 昨年12月,統一部から北韓住民接触承認を受け,モバイルゲーム専門業者である(株)カバプラスとともにゲーム開発の共同事業に踏み切った北南交易は,三千里総貿易会社の提案により「独島防衛ゲーム」を手がけることとし,12日に契約を締結.
 北南交易は南韓内の市場性を足場とする企画案とゲームの詳細内容を提供し,三千里総貿易会社はこれを土台にソフトウェア開発を専門に担当.
 北南交易のパク・ヨンボク営業管理理事は「北側はソフトウェア技術は優れているが市場性と企画能力が足りず,我々がこれを全面的にサポートした」として「開発過程でバグも多数出たが,我々のアドバイスで現在の完成品が作られた」と述べている.
 こうした作業の為の意思疎通ツールはインターネットだった.
 直接会って相談する代わりに,双方がインターネット・メッセンジャーを用いてリアルタイムで意見を交換し,互いに良くは知らない間柄でありながら意見の衝突は殆ど無かったという.
 パク理事は「メッセンジャーを通じて互いに感情抜きで意思疎通を進められたので,拒否感なく事業を着実に進めることができた」と語る.
 だが,北南交易は「ゲームはあくまでゲームでしかない」として,独島領有権問題が韓日間の摩擦を起こしているだけに政治的解釈は控えた
 北南交易が南北協力事業の承認を受ければゲーム1本当たり3000ドルで納品できるが,未だ承認は出ておらず,(訳註:このままだと)賃加工品と見なされ2万ドルで納品しなくてはならない状態だ.
 北南交易は来月1日にLGテレコムを通じてこのゲームをサービスした後,1ヶ月以内にSKテレコムとKTFにもゲームを提供する傍ら,同様に共同開発したモバイルゲーム「ビーチバレーボール」も近々サービスに入る方針.
 北南交易は「北側との共同開発により 毎月2つずつモバイルゲームをサービスする予定」だとして「ユーザは携帯電話を通じて300ウォンでゲームをダウンロード可能」と述べている.
 これについて統一部は「北南交易からは未だ関連書類も提出しきっていない状態で,内容の検討をしてみなくてはならない」として「搬入が承認されるとしても少なくとも20日は掛かるだろう」と述べている. (ソウル = 聯合ニュース)イ・サンホン記者
 こういう記事を見て,上の記者さんはどう思うのでしょうね.

※ その他のキーワード: 竹島 北朝鮮

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by xrxkx | 2004-09-01 21:42 | ここが変ニダ韓国人
【 国保法改廃論議 】 「甘ければ飲み込み 苦ければ吐き出す」廃止派の姑息な態度
 韓国の国家保安法について憲法裁判所が合憲判決を出したことに関連した,386世代御用達のサヨク新聞「ハンギョレ」の記事から2本.

● [ 国家保安法 ] 称揚鼓舞罪も合憲だというのか
 ──ハンギョレ 2004/08.27 (原文)
 憲法裁判所が,国家人権委員会の廃止勧告を受けた国家保安法について「合憲」の決定を下した.憲法裁判所による国家保安法への「擁護」は初めてのことではないので 今更驚くには当たらないかも知れない.だが,憲法裁判所の今回の決定は,2つの点で非常に深刻な問題点を持っている.
 第1に,憲法裁判所が 保安法中で《毒素条項》の最たるものに数えられて来た7条1項(称揚・鼓舞罪)および5条(利敵表現物所持等)について「合憲」の決定を下したという点だ.これも少数意見調査も無しに裁判官9名の「全員一致」での決定である.だが,ハンナラ党や彼らを代弁する新聞までが 保安法は「改正」が必要だと考えるほどに,これら2つの条項の問題点については社会的合意が成されている状況だ.2つの条項が「良心と思想・学術・出版の自由を制限」することを認めながらも それが「国家の存立と安全」の為だと擁護することは,憲法裁判所が如何に時代精神から取り残されているかを立証するものだ.第2に,憲法裁判所が 単に決定にとどまらず,現在論難の起きている国家保安法改廃問題に関連して「立法府が憲法裁判所の決定と国民の意思を収斂し,立法過程に反映させることが必要だ」として 事実上 国会を「圧迫」しているという点だ.
 これは多分に「政治的意図」を含むものであり,国家人権委が僅か2日前に下した廃止勧告を全面否定する決定だ.廃止は勿論 改正すら必要ないという主張だからだ.
 憲法裁判所は「立法目的を逸脱する拡大解釈の危険」は既に除去されたと主張するが,依然として その法によって知識人らが抑留されているのは厳然たる事実だ.
 国家保安法の弊害は結局は立法を通じてしか行い得ないということを 憲法裁判所が自ら露呈した今日,ボールは既に第17代国会に渡った.輿論市場を独寡占するメディアらによる輿論へのプッシュもより一層強まるだろうが,第17代国会が4月の総選挙の民意に従って 揺るぐことなく廃止に乗り出すよう求める.
● [ 国家保安法 ] 「憲法裁判所 合憲判決」 与野党の攻防
 ──ハンギョレ 2004/08/27 (原文)
 「国会への勧告は越権」 「憲政蹂躙やめよ」──憲法裁判所による国家保安法合憲決定をめぐって,国家保安法廃止を主張する議員らと 廃止に反対する議員らが27日,熱い攻防を繰り広げた.廃止を主張する政党・議員らが憲法裁判所の「越権」を槍玉に挙げる一方,廃止反対論者らは憲法裁判所の決定を重しとして「憲政秩序の蹂躙をやめよ」と反撃した.
 ヨルリン・ウリ党の議員の集いである「朝露」はこの日声明を出し,「保安法は違憲法だからではなく,数十年間独裁政権を維持するのに寄与した 代表的人権圧迫法だという点に於いて廃止を推進するもの」だとし,「憲法裁判所が一部条項について合憲決定をしたことが廃止の障害となることは無い」と表明.彼らは特に「憲法裁判所広報室が 全員裁判部の決定内容とは無関係に 国会に勧告を行なったことは,三権分立の大原則を破る越権行為だ」と批判した.
 民主党のイ・ナギョン院内代表も「政界の保安法改廃努力は 保安法が違憲だと思うからではなく,南北関係の変化の現実にそぐわず,人権侵害の経験や素地があるからだ」と指摘した.民労党のノ・フェチャン議員は更に一歩進んで「憲法裁判所の合憲決定は,旧時代の遺物である保安法に対するもうひとつの鼓舞称揚」だと批判した.
 しかしヨルリン・ウリ党内の「国家保安法廃止反対の集い」を率いるアン・ヨングン議員は「憲法裁判所の決定は改廃論議とは無関係」だとしながらも「来週初めに『廃止の集い』の議員らと討議する等,廃止反対論の拡散に向けて努力する」と表明した.
 この集い(訳註:「廃止反対の集い」の側を指すものと思われるが,確証無し)には現在17名が参加している.
 ハンナラ党は 憲法裁判所の決定を契機に 保安法廃止論を「憲政秩序蹂躙行為」だとして追い討ちをかけ,攻勢を強化した.キム・ドクリョン院内代表は「政界および市民・社会団体は 憲法裁判所の決定をそのまま受け入れるのが当然」として「与党の初選出議員の大多数が 保安法廃止を後押ししているが,憲法を蹂躙する効した態度はやめるべきだ」と主張した.さらに「保安法は廃止ではなく,骨格を維持しつつ状況の変化に従って改めるべき部分は与野党の合意により補完するのが穏当だ」と述べた.
 キム・ヒョンオ事務総長も「ヨルリン・ウリ党が『甘ければ飲み込み,苦ければ吐き出す(訳註:言動がご都合主義的・二重基準的で一貫性を欠いていること)』式に憲法裁判所の決定を無視し,国家保安法廃止法案を提出しようとしていることは,憲政秩序までも無視するということだ」と主張した.
 所感.
 先日の人権委勧告のときと比べて,この豹変ぶりはどうでしょう.人権委勧告のときは
人権委の勧告に強制性は無いが,勧告を受けた機関はこれを尊重し,履行のために努力しなくてはならない.ならば国会はこれ以上消耗的論争を行なうのをやめ,今回の通常国会に於いて国家保安法を完全廃止するのが正しい.
とまで言い切って 国家機関の権威を傘に来て見せたのが,今度は一転して「政治的意図」だ「国会への圧迫」だと言い出す.しかも 今回のは人権委どころか憲法裁判所ですよ.2本目の記事中に引用されている 廃止反対派の主張通り,こういうサヨク新聞(およびその熱心な愛読者も含む)にとっては法治国家のルールなんてどうでもよいということでしょう.「甘ければ飲み込み,苦ければ吐き出す」とは言い得て妙.
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by xrxkx | 2004-08-31 20:59 | ここが変ニダ韓国人