暗殺屋を「先生」「義士」と呼ぶ国民ならでは
親日作家“袋だたき” 韓国で相次ぎ起訴 (産経 08/05)
【ソウル=黒田勝弘】日本でのベストセラー『親日派のための弁明』の著者、金完燮(キムワンソプ)氏(四〇)が韓国で相次いで起訴されるなど“袋だたき”に遭っている。独立運動家など歴史上の人物に対する名誉棄損を理由にした刑事裁判二件、民事裁判一件で法廷に立たされているが、損害賠償の民事訴訟では、教科書問題で新しい歴史教科書つぶしに積極的に動いている日本の左派系運動団体も原告団に加わり、関心を集めている。
 韓国では日本との過去の歴史については「異論は認めない」という雰囲気が依然、強く、韓国の公式史観に挑戦している金完燮氏に対しても民族主義団体の執拗(しつよう)な攻撃に加え、検察当局まで処罰に乗り出している。
 ソウル高検はこのほど金氏に対し、民族主義者として人気のある歴史上の人物、金九(一八七六-一九四九年)の名誉を傷つけたとして刑法の「死者に対する名誉棄損」罪で起訴した。
 これは金氏が昨年十一月、国会の「親日・反民族行為糾明特別法案」の公聴会に招かれた際、金九の過去について「無関係の日本人を殺害し中国に逃亡した人物」などと批判的に述べたことが名誉棄損にあたるとして、刑事罰を求めるものだ。
 この件は金九の子孫からの告訴を受けてのものだが、先にソウル地検は「嫌疑なし」として、いったんは告訴を退けている。地検が不起訴にしたものを高検が職権であらためて起訴するのは異例で、検察上部の処罰への強い意志を感じさせる。
 金氏はこのほか「過去の抗日独立運動家たちの行動は当時の民衆の利益とは関係なかった」-などといった主張で民族主義団体から告訴され、すでに起訴されている。今回の起訴と併せ八月末に裁判が行われる。
 金氏はまた、名誉棄損による損害賠償の民事訴訟にもさらされているが、この原告二十三人の中には日本の市民団体「子どもと教科書全国ネット21」と「歴史教育アジアネットワーク・ジャパン」が含まれている。
 金氏は韓国では孤立無援の状態で弁護士も準備できていない。金氏は「国会の公聴会での発言まで処罰の対象になるとは言論の自由はないに等しい。これでは日本に政治亡命するしかないではないか」と語っている。




 まず この記事をソースに 検察側の主張を見てみますと,
※ まず昨2003年11月に行なわれた国会の「過去史真相究明特別委員会」の公聴会の席で
「金九先生は 閔妃の仇討ちの為に無辜の日本人を殺害した後 中国に逃避した 朝鮮王朝の忠犬」
とした文書を金完燮氏が配布した由.

※ これに対し,検察側の主張は
「金九先生が1896年10月に黄海道チハポ港で殺害した『土田』は 当時 朝鮮人に偽装していた日本軍(ママ)であった事実が明らかにされており,金九先生は土田を処断した後 逮捕され 死刑宣告まで受け,1919年に中国に亡命したにも拘らず,(金完燮氏は まるで金九が)逃走したかのように虚偽事実を摘示した」
というもの.
 これの一体どこが「虚偽の事実摘示」に該当するのでしょうね.くだらないの一語に尽きる.日本人なら中学生でももう少しマシな作文を書くのに.

 まず 上の検察側の主張中に現れる「土田」こと土田譲亮・陸軍中尉が よしんば「朝鮮人に偽装した日本軍(ママ)」であったとして,それがどうしたというのかが理解不能.土田中尉が実際に閔妃暗殺に参加していたという証拠でも挙がっているなら話は別ですが.
「日本の軍人なら誰でもよいから殺してしまえ」などという気違いじみた行動が「仇討ち」で罷り通る(上の検察側の言い分の中で「処断」などという言葉を使っているのを見ても分かるように)というのなら,それこそ 日本人も「テロリストに暗殺された伊藤侯の仇討ち」と称して無関係の韓国人を「処断」してもクェンチャナヨーですか? すごい国もあったものだ.

 もうひとつ,検察側によれば「1919年に中国に亡命」したのは「逃げた」のとは違うらしいです.(念の為確認しておくと,金完燮氏の言い分の中には「金九が日本人殺害の罪を受けるのを恐れて逃げた」等の文言は一言も出て来ないのですが?) 金九の亡命というのは 要するに3・1運動後の官憲による取り締まり強化を恐れてのことであって,逃げたのには変わりない.

 ちなみに,上の産経の記事中にある
金氏はこのほか「過去の抗日独立運動家たちの行動は当時の民衆の利益とは関係なかった」-などといった主張で民族主義団体から告訴され、すでに起訴されている。
というのは,おそらくこちらの記事(韓国日報)の一件を指すものと思われます.同記事によると,本件は 「光復会」など「独立運動団体」による告訴が今年の3月,ソウル南部地検での不拘束起訴が06/18とのこと.こちらは 金完燮氏の著書「新・親日派のための弁明」中で 当時の独立運動家たちを指して
独立運動を名分に無為徒食し,同胞の財産を掠め取ったルンペン集団
とこき下ろした箇所を取り上げ,やはり死者名誉毀損に問おうというものらしい.
(それにしても,既にれっきとした独立国であるはずの韓国に「独立運動団体」があるとは これ如何に)

 こうした告訴・起訴は 今後も ひっきりなしに繰り返されるでしょう.どうも こういう訴訟を起こす側としては,訴訟を起こす口実などは何でも良いように見えます.以前には「外患罪」すら問われたことがある人ですし(但しこちらのほうは不起訴に終わったようですが).
 今回の一連の起訴が 全て「死者の名誉毀損」を問うものなのは,無論 単に「これなら勝てる」という腹があっての事でしょう(これでは金完燮氏は一度実際に700万ウォンの罰金刑を受けたことがある),金氏は現在40歳とのことで,当然ながら以前にも触れた「日帝強制占領下親日反民族行為の真相糾明に関する特別法」の対象外ですが,上の韓国日報の記事にもあるように 告訴が行なわれたのが 同法の施行された3月であることは あながち偶然ではないでしょう.

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蛇足.今回探してみた記事 十数本の中で,たとえ見出し中だけでも金九を「先生」無しで呼んでいた記事は 1本だけ.

参考:韓国web六法
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by xrxkx | 2004-08-05 11:41 | ここが変ニダ韓国人