中国人ハッカー騒動を見て思う
 13日あたりから,韓国国内で「中国人ハッカー騒動」が持ち上がっています.
 詳細はYahooDaum等をご覧頂くとして,今回のは 国会や国防関係を含む国家機関10箇所が狙われるという 大掛かりなもの.それだけに 報道でも大きく取り上げられている様子.
 アクセスが中国からであること,どうやら犯人は1人ではないらしいこと等をはじめ,ハッカーグループの少なくとも一部に関しては 身元の割り出しまで漕ぎ着けているようで,その中に 軍関係の外国語学校(洛陽)に通う学生(29歳)がいるらしいことから,韓国当局では中国軍の組織的関与があったのではないかと疑っている模様.真偽のほどはかなり疑わしいとは思いますが.

 まぁ,中国軍の関与が本当にあろうがあるまいが,それは私にはどうでも良い.今回 面白いなと思ったのは,こちらの報道記事に対して寄せられた一般読者らのコメントです(このサイトでは報道記事に読者が掲示板のような要領でコメントをつけられるようになっている).
 韓国語が読める方は 同記事の「100者意見」という欄に 一通り目を通してご覧になると良いでしょう.一部新聞社の社説などに見られたような「セキュリティ強化を急げ」論は ほとんど見当たらず,大部分が中国への報復を呼びかける声だというのが 呆れてしまいますね.容易に想像が付くと思いますが,「気違いチャンコロめ」みたいな罵詈雑言が乱舞するさまといったら 2ちゃ○ねるの比ではない.

 要するに,こうした韓国人たちのネットモラルというのは中国人と大差が無いということです.まぁ,もともとが 自分たちの気に入らない主張をするサイトは 寄ってたかってDoS攻撃を行ってダウンさせる(そういうのを韓国では「サイバーデモ」と呼んでいる)という 手癖の悪い真似が公然と罷り通っている国ですから,こんなことは言わずと知れた事かも知れません.それどころか 今年のお正月頃にあった 所謂「Kの国騒動」などでは,マスコミ(たしか私が読んだのは「オーマイ」の記事だったと思うが)が率先して そういう「幸福の科学」のFAX攻撃ばりの低次元な「サイバーデモ」を煽っていましたし(どんな感じだったかは 例えばこちらの 2004年1月17日の項を参照).

 80年代末頃に刊行された「カッコウはコンピュータに卵を産む」という有名な本の著者である クリフォード・ストール氏という天文学者がいます.彼は はじめCIAもFBIもまともに取り合ってくれない中,孤軍奮闘の末 遂にハッカー逮捕まで漕ぎ着けた人物ですが,その彼が 同著の中で
ネット社会というのは 相互信頼と協調の精神の上に かろうじて成り立っている 非常にもろい代物だ
という意味のことを 再三にわたって述べています.それを一部の不心得者が台無しにするのは造作も無いことですし,だからこそ そういう手合いを野放しにしておいてはいけないのだということ,自分たちの社会のルールは自分たちで守って行かなくてはならないということを 口を酸っぱくして説き,
「僕はネットが警察を必要とするような世の中になってほしくない」
とも言っています.

 こうした気運というか 気概のようなものは 日本にもありました.──少なくとも 今日のようにwebが普及して サルでもネットに触れるようになる以前は.あの当時,ネットというのは みんなで育て,みんなで守るものだった.日本も例外ではなかった.昨今の ぽっと出の自称「IT強国」国民には それが全く分かっていないのです.
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by xrxkx | 2004-07-16 18:25 | ここが変ニダ韓国人