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竹島の日関連韓国報道・所感

今日は(といってももう日付も変わってしまったけれども)三一節で韓国では例によって反日妄言オンパレードのようでしたが、単なる反日ヲチはもう飽きたのであっさりスルーします。何か日本にとって大事なニュースが見つかったら随時拾いますが。というわけで竹島の日関連のおさらい。Blogでやるにはいささか旬を過ぎた感もありますが、速報性を売りにするのはツマランので。はじめに先日うっかり書きもらした大事なことを2つばかり訂正というか補足。



まず、先日「つつがなく日程を終えたようで」などと書きましたが御存知のようにメインの行事は殆どが2/22当日を避け週末にシフトしていたのでした。これは賢明な選択だったと思います。週末の方が人を呼びやすいという現実的動機もさることながら、「形だけやってればいいや」というおざなりな態度で竹島の日行事開催に臨んでいないという、韓国側への無言の意志表示になります。実際これが今回思いのほか効いたようです(後述)。



それからカッターナイフおじさんこと崔在翼は正しくは《もと》ソウル市議のようです。2/20付の聯合ニュースによると「1999年12月に家族3代皆で本籍を慶尚北道鬱陵郡鬱陵邑独島里に移し、独島守護全国連帯代表議長に就任 / 2004年2月には独島に戸籍を置く20歳以上の成人らの投票により独島里の名誉里長に選ばれた」とありますが、職業については「自ら『無保守(?)独島管理人』と名乗る」とあるのみでソウル市議の職歴については触れられていません。




さて以前も何度か書いたように、昨年の第1回・竹島の日を迎えるに当たっては、韓国メディアの大多数は「タケシマの日といってもありていに言えば一部の右翼が騒いでいるだけ」といった印象操作を必死でやっていたのでした。ところが、今年は韓国メディアの論調が一転し、「日本の独島侵奪野欲」に対する国民の危機感に訴えるような報じ方がいやに目につきました。先ほどの日程シフトの件などもそれで、韓国メディアによる報道のほぼ全てが殊更その点をみょうに強調して紹介しています。



「我が外交通商部は日本・島根県の『独島の日』行事に関連して『独島の日条例をただちに撤廃し、独島に対する不当な領有権主張をやめる』よう求めた」との報道もありました(単に談話を発表しただけなのか、島根県なり外務省なりに書面もしくは口頭で抗議したのかは不明)。何度も言うように韓国側は「独島の紛争地域化」を避けたいのですから、本来なら「日本政府でなく島根県という一地方が勝手にやっているだけ」のイベントなど知らぬ顔を決め込むに限るのですが、にも拘わらずこうやって余計な真似をしてしまうのは、おそらくは「それだと輿論が納得しない」という事情ゆえに仕方なくやっているのであって、今後も韓国政府からは通り一遍の抗議以上の妨害は無いでしょう。



さて、上述の「危機感に訴える報じ方」、典型的だったやつを1本ざっと見てみると、



2月22日、日本の島根県が制定した「タケシマの日」(訳註:タケシマと片假名標記した箇所は原文でも日本式に綴られていることを示す。以下同様)が2周年を迎えた。島根県は「独島領有権を確保しなくてはならない」という一方的な主張の載った広告パンフレットを国連機関に配布するのはもちろん、さらには大規模集会および記念式典まで準備中だ。


(中略)


島根県は、県庁近くにある県立博物館に独島関連古文書および地図を展示した所謂「タケシマ資料室」を来月からオープンすることにしている。


(中略)


一方、島根県のホームページでは、独島領有権を既成事実化しようとする韓国の動きに抗議する傍ら、国際司法裁判所に於いて解決すべく外交活動を展開すべきだと主張している。併せて、この為には国民輿論の醸成が是非とも必要だとして、大々的な宣伝に乗り出している状況。同時に「独島は歴史的にも国際法的にも日本固有の領土」だとする主張を載せた冊子(訳註:昨年の「フォトしまね」竹島特集号のことか)を住民らに配ったのに続いて、今年は「タケシマ、返れ島と海」というパンフレットを英語と韓国語版で作り、各1000部ずつ国連関係機関に配布する戦略を立てている。



国連機関にパンフレットを配布、というのはいいですね。こういうことを地道にやった方が良い。特に国際司法裁判所の件は世界的に広めないと。出来ることなら国連関係機関だけといわずに「独島ライダー」の行く先々で配ったりしても面白い(笑)。ただ、韓国語版は1000枚も要らないと思うぞ。まぁこの辺の数字のいい加減なのはウリナラ報道の常ですし、ましてやこの記事は「民衆の声」などという三流左派系ネットメディアですので細かい事言っても仕方ありませんが。



「タケシマの日」に前後した島根県と右翼陣営の動きはただごとではない。本来、島根県は22日「タケシマの日」を迎え記念行事を行う予定だったが、より多くの住民の参加の為に土曜日の24日に行事を企画したと伝えられている。


(中略)


右翼らの動きも慌ただしい。さる17日、「県土・タケシマを守る会」が街頭活動を行い、「タケシマは日本領」だと叫んで島根県の「タケシマの日」を広報している。この行事で、鳥取県と島根県の県会議員は「守ろうタケシマ、わが領土」と書かれた垂れ幕を掲げ、「2月22日は島根県条例・タケシマの日です」「国は国際司法裁判所に提訴を」などと書かれたビラ1000枚を配布した。22日と23日にも地域別に市内で車輌による宣伝で××(訳註:意味不明。誤打か)になっている状況だ。さらに、来る8月25日、日本の中国地域の民間団体連帯機構「連合中国ブロック」が連合島根・島根県・隠岐島町などとともに官民の活動で独島返還を求める大規模集会を島根県隠岐島町で開催しようとしていると伝えられ波紋が広がっている。



「守る会」については拙blogにも以前からバナーを貼っておりますので読者も御存知のことと思います。金大中政権の頃以来、韓国メディアはこういうのを必死に「右翼」扱いしたがる傾向があるのですが、その「右翼」と韓国人活動家とでどちらがマトモに見えるかは後述します。



それにしても県会議員らが街頭に立ったらしいというのは心強い。それくらいやってくれないと「国は何をやっている」と言ってみても迫力がありませんし。



島根県側は、「タケシマの日」を制定した2005年度から、関連予算額を毎年1400万~1800万円と策定するなど大々的な広報作戦を繰り広げて来た。(中略)昨年7月、島根県民1000人を対象に独島問題についてのアンケート調査を行った結果、県民の約70%以上が「独島問題に関心がある」と答えたことが分かった。このため島根県側では、「現在の関心の高まりは予想していた以上」だとして、広報作戦に極めて好感触を得ている模様だ。



日本のメディアらも、こうした島根県の「努力」が他の自治体にも少なからぬ影響を及ぼしていると報じている。実際、約40あまりの団体からなる「タケシマ・北方領土返還要求運動県民会議」と島根県議会が共同で提出した「タケシマ領土権確立を求める請願書」は、昨年6月初めて衆参両院本会議で採択されている。



今のところ「タケシマの日」の波紋は島根県内にとどまっている形だ。事実、島根県が一部漁民や右翼団体とともに独島領有権を主張し宣伝を行ってはいるが、一般市民はさほど関心を示していないためだ。しかし、世界を相手に「独島は日本領」を叫ぶ日本の作業が広がりを見せることが予想される中、今後日本国民の全般的認識が変化する素地は大いにある。(後略)



年間予算が1400万~1800万あれば結構な事ができそうです。これくらいの予算の枠内で最も費用対効果が高いのはおそらく新聞広告だと思うのですがどうでしょう。県民の意識啓発というとつい地元ローカル紙に眼が行きがちですが、思い切ってWPとかNYTみたいな英字紙にドーンと出してしまうのも面白い。そういうのがニュース沙汰になればいずれ日本の全国紙も記事にするでしょうから元は取れます。国連向けパンフという企画を思いつくほどの着想力がおありなのですから是非ともご検討いただきたいものです。




ところで先にも触れたカッターナイフおじさんのこと。先ほどの聯合ニュースには

同氏は「強硬一辺倒では良い事など無いと分かった。独島についてあまり思い入れの無い日本国民向けには穏健な広報戦を、国民を欺き問題を作っている政治家向けには強力な糾弾作戦を用いたい」と、硬軟両面戦術を駆使する計画であることを明かした。


とあったのですが、さてその顛末や如何に、というわけでKBSの「朝のニュースタイム」なる番組で2/26に流れたらしい現場リポートがなかなか面白かったので、こちらは久々に全訳しておきます。面白かったというのは、上述のように韓国メディアによる報道の多くが今年は国民の危機感を喚起する論調に転じていたのに対して、KBSは去年とそっくりの「盛り上がっているのは一部右翼団体だけ」という論調に徹しており、それが却って異色に見えたからでもあります。テキトーに茶々を入れながら見て行くと──



[アンカー]さる24日 土曜日は、我が独島を自分たちの土地だと言い張って日本の島根県が制定したタケシマの日でした。現地では我がデモ隊の反対にも拘らず今年も2回目の行事が強行されました。



しかし、彼らの無茶苦茶な主張を(訳註:一般大衆が、か)知っているのでしょうか。現地住民たちすら無関心、そっけない反応を示しました。現場へ李ギョンジン記者と行ってみましょう(訳註:現地レポート収録は24日、放送は26日なので、行事を生中継しているわけではない)…。島根県もこうした反応は予測していたのではないですか? 週末に行事を延期までしたそうですが。



[リポート]ええ。島根県では、当初2月22日だった行事日程を、もっとたくさんの人々の参加を誘導する為に週末の24日に延ばして行うことにしたんですね。



島根県では独島関連冊子をこうして(訳註:おそらくTV映像では実物を指し示している)韓国語と英語で製作し、日本の領土であるという歴史的認識を植えつけることに力を注いでいました。



しかし、それにも拘わらず行事現場は比較的落ち着いた様子でした。「タケシマの日」現場をこれからご一緒に見てみましょう。さる金曜日、仁川空港。独島名誉里長・崔在翼氏ら、所謂「独島4人組」(訳註:原文では「独島四人幇」)は、出国を控え決議文を叫びます。



[インタビュー]崔在翼(独島名誉里長):「独島の日記念行事に当たり、まことに怒りと悲痛の念を禁じ得ない。日本政府は独島強奪の陰謀をただちにやめよ!日本政府は独島の日をただちに廃棄せよ!」



これ、インタビューじゃないし。「決議文を叫ぶ」って何(笑)。早い話が《日の丸を食べない活貧団》といった風情。穏健路線とやら、早くも先が思いやられます。それから竹島の日は日本政府ではなく島根県がやってるのになぁ、とかいう細かい事は例によってケンチャナヨ。



しかし、日本到着から早くも困難に直面しました。



日本に到着すると、訪問団は2時間ほど入国が遅れました。



[インタビュー]崔在翼(独島名誉里長):「日本の空港側で我々の正当な旅行を妨害し2時間の遅れを出したという点で相当に残念に思います。複雑な思いを禁じ得ません」



「正当な旅行」だそうですが、2年前に県議会に乱入して刃物振り回したキチガイが相手ではそりゃ空港側だって警戒もするだろうよ普通。というか仁川空港こそよくまぁこんなのに「決議文を叫」ばせておいたなぁ。



崔氏らの日本抗議訪問は今回が初めてではなくてですね、さる2005年、崔氏一行は割腹など過激な闘争により現地警察に連行されたこともあります。



しかし今年は、訪問団もイベント会場も雰囲気が当時とは大きく変わりました。独島の日記念式典とあわせ、フォーラム形式で行われたこの日の行事は、500名余りが参加しましたが、比較的落ち着いて進行されました。



さる2005年当時、装甲車(訳註:街宣車の誤りか?)や街頭行進(訳註:などが見られたこと)に比べると、市内のどこにも独島の日だということを実感できる雰囲気は見られませんでした。現地住民たちの反応も、大部分はそっけないものでした。



[インタビュー]島根県の市民:「(タケシマについて)聞いたことはありますがよく分かりません。本当に分かりません」



島根県の小学生:「よく分かりません。(学校で独島について習ったことはありますか?)習ったことはありません」



何処かの国ではこういうイベントがあるたびに日の丸焼いたり自分を焼いたりするのが慣習なのかも知れませんが、日本ではこの手の行事というのはもともと粛々と執り行うものなのであってね。海の向こうからキチガイが鳴り物入りで乗り込んで来るから騒ぎになるだけの話。



それはよいのだけれども、県民の反応については正直イマイチだなぁ。特に小学生。竹島の日当日に学校で臨時の朝礼くらいやればいいのに。「昔、韓国の李承晩という大統領が、日本固有の領土である竹島を乗っ取って、日本の漁民をたくさんさらって行きました」くらいのことは校長先生がちゃんと生徒に教えないといかんなぁ。



しかし、我が方の訪問団は行く先々で阻止に遭ったんですね。



[インタビュー]崔在翼(独島名誉里長):「本イベント会場で私たちの立場を記した冊子を配布できず、一方的な行事になるならば、この行事は偽りの行事であって、外でなりとも(訳註:会場外で、の意か?)冊子を配布できないことを遺憾に思います」



先の聯合ニュースにあった「硬軟両面戦術」とはどうやらこの冊子のことらしいのですが、それにしても「一方的な行事」ってあなた(笑)。もともとこの手の行事というのはそういうものだと思うが。「対馬の日」とかやってる馬山が日本側の立場に配慮なんぞしているかどうか行って訊いてみろと。そもそも2年前に高野前駐韓大使が記者の質問に答えて「竹島は日本領」だと言ったことにまでケチつけてた連中が一方的も何もあるまい。



我が方の訪問団が冊子を配布しようとすると、(訳註:主語が無いがおそらく警備に当たった県警が、だろう)これを防ごうともみ合いになりました。



「独島は韓国の土地!大韓民国万歳!侵略軍・日本政府は謝罪せよ!!!」



右翼団体の阻止と、これを押しとどめる警察、これに押しやられる我が方の訪問団がもつれ合い、雰囲気は険悪になったのですが…。



「何をする、どけ!! 落ち着きなさい、落ち着いて」(訳註:たぶん前半が崔在翼らで後半が警察)



[インタビュー]右翼団体関係者:「我が方の立場と韓国側の立場とをよく整理し、国際的に認められ得る結論を出すべきだと考えます」



はい、予想通り結局ファビョってます。リポーターの口ぶりも例によって「我が方の訪問団」が一方的にやられてることになってるのはご愛嬌。朝鮮人というのはいつもこうだしな。お仕事とはいえこういうキチガイの相手をしなくてはならない警察も「右翼」も大変だわ。



「右翼」といえば、ここに出て来る「右翼団体関係者」って、やはり「守る会」の会長さんかしら。違うかなぁ。ともあれ「穏健な広報戦」とやらをしに来た側よりも「右翼」のほうが遥かに節度ある受け答えをしているというのもいささか哀れを催さずにおれません。



訪問団はシネマ県(ママ)の澄田知事に抗議書簡を手渡そうとしましたが、これも制止されました。



[インタビュー]シネマ県庁 総務課長:「ただいま、定められた参席者だけが行事に入ることが出来、行事参席者には事前に招待状を送っておりますので、それ以外の方はお入りになれません」



島根県には独島専用博物館まで作られている状態でして(訳註:前の記事にも出て来た県立博物館の竹島資料室のこと)、県では行事当日、英語はもちろん韓国語でまで独島関連冊子を作って広報しています(訳註:同資料室の仮オープンのことだろう)。我が方の訪問団もまた、日本の古文書を公開し、独島が私たちの土地だと主張しました。



「書面の竹島に一島…一島は本邦と関係が無いことを心得なさい」(訳註:おそらく明治10年9月29日付太政官文書の「書面竹島外一嶋之義本邦関係無之義ト可相心得事」のくだりを崔が読み上げている。KBSの記事に「竹島に」とあるが、これはおそらくテキスト起こしの担当者が「外」を聞き違えたもの)



[インタビュー]黄デヨン(韓国水中環境協会(?)会長):「韓国で思っていた以上に、日本に来てみたら実に歴史歪曲問題が深刻に進んでいるのを実感せざるを得ません。まことに悲痛です。大韓民国国民の皆さんは深刻に受け止めるべきだろうと思います」



日本政府関係者も参席せず、地域住民の関心すら惹けなかったものの、島根県は今回の行事を通じて人々の関心が高まっただけに、独島領有権確保の為一層努力したいとしています。



人々の関心を高め、独島を自らの土地にするために一層努力したいとは、何とも前途多難ですね。冷静ながらも徹底した対応が必要になりそうです。



そもそも抗議書簡の手渡しなんぞをわざわざイベント当日の忙しい時にやるほうが悪い。もっとも、もし私が島根県知事だったとしても刃物振り回すようなキチガイとは会いたくないけれどな。



で、また例によって藪から棒に「歴史歪曲」とか言い出すわけですが、一体何処で何を見て歪曲だと言っているのか説明して見せてほしいもの。件の資料室にしても、まだ2/24時点では仮オープンで崔らは入室していないだろうし。他に何か「歴史」っぽいものあったっけか。あと、これだけ毎年話題にしてるんだからいい加減「しまね」くらい覚えろ(笑)。


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by xrxkx | 2007-03-02 00:20 | 時事ネタ一般