「島が返るまでが竹島の日です」とか。

あるいは「不法占拠は実効支配に含まれません」とか。昨日の竹島の日、つつがなく日程を終えたようで祝着。少々つつがなさすぎの感もありますが。



竹島領有権に関する韓国側の主張が歴史的に見ても国際法の面から見ても根拠薄弱であることや、所謂「海洋主権宣言」なる海賊まがいのやり方については、既に何度も触れており他blogでもあちこちでやっているでしょうから繰り返しません。肝要なのは日本側がその原理原則を貫くことに尽きます。即ち



  1. 竹島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土である。

  2. 我が国は国際司法裁判所に於ける竹島領有権問題の平和的解決を一貫して呼び掛けている。全責任はひとえにこれに応じようとしない韓国側にある。

  3. 韓国側がどうしても国際司法裁判所での解決を望まぬ場合、この問題は国連安保理に諮られる。

  4. 領土回復の為の武力行使は自衛権の範囲内であって現行憲法に抵触しない。


これまで何度か書いて来ているように、私は「竹島を極東のフォークランドにせよ」と言い続けています。即ち最終的には武力なくして竹島問題の解決はあり得ないと考えています。無論これは「日本側が武力行使も辞さない姿勢を示さない限り韓国側が外交的手段を通じての問題解決に応じる可能性はゼロである」という意味に於いてであって、対韓武力行使という事態が実際に生じるかどうかについては「あくまで韓国の出方次第」という態度でいなくてはなりません。



国の主権と尊厳は、それを守る為に如何なる犠牲をも厭わない覚悟と実践を伴う者にのみ与えられます。必要なのは国の主権護持に関する国民のコンセンサスを確立することです。政府の腰のひけた対応を詰る前に、まず国民ひとりひとりが竹島問題を自分自身の問題として捉える社会的気運が醸成されなくてはなりません(このことは拉致問題に関しても同様であるのは言うまでもないでしょう)。




以前「嫌韓という…」でも触れたように、韓国の対日政策のでたらめさ加減はなるほど今や広く国民に知られる所とはなりました。竹島問題もまたその一典型です。しかしながら、そのことが日本国民の主権意識を高めるカンフル剤としての役割を十分に果たせているかといえば、残念ながらまだまだ現状はお寒い限りだと言わざるを得ません。



この点、私たちは《敵》のやり方からもっと多くを学び得る筈です。これまで何度も触れたように、韓国側は竹島の「紛争地域化」を非常に警戒しています。彼らは竹島の「実効支配」──不法占拠は何年続けても国際法上は実効支配とは認められないのだが──を続けることでその既成事実化を図る以外に戦略的選択肢を持ちません。彼らが一貫して国際司法裁判所での決着を避け続けている所以です。ですから韓国側は本来なら日本側の領有権主張に対しては黙殺の一手あるのみ、の筈です。ところが、かの国民がそうした情勢にも拘わらず世界中の到る処で「独島は我らの土地」なるパフォーマンスを繰り返してしまうのはご存知の通りです。これは冷静に見れば戦略的に墓穴を掘っているとしか言いようが無いのですが、彼らが何故ついついそうしてしまうのかを省みるに、以下の3つの動機による面が大きいでしょう:



  1. およそ争議というものは声の大きい側が勝つという彼らの社会慣習

  2. 彼らが日本側による竹島領有を「日帝」による韓国「強占」の経緯とワンセットで考えていること

  3. 竹島周辺海域の水産資源および存在の噂されているメタンハイドレートなど地下資源を巡っての国益意識


このうち(1)と(2)に関してはこれはもう彼らのお国柄としか言いようの無いものであってあまり真似したくありませんが、問題は(3)です。韓国に於いて「独島守護」がカッターナイフおじさん(=ソウル市議・崔在翼)や焼身自殺おじさんや指切りおばさんのような「イッちゃってる人」の間にとどまらず汎国民的な気運にまで育ち得るのは、こうした実利的側面がTVや紙媒体などメディアを通じて広く国民に宣伝されている事実に負う所が少なくあるまいと思います。彼らに大いに学べというのは、こうした部分です。



今まで「嫌韓」がネットの外にさほど浸透しなかったのは、「嫌韓」の持つ2重の欠陥ゆえだと言ってよいでしょう。



一つには「嫌」というのはあくまで「わたくし」の感情に過ぎないこと。「お前が韓国を嫌う理由はよく分かった。でもそれは俺には関係ない」と言われてしまえばそれで終わりです。



もう一つはこれまで「嫌韓」が韓国の《反日》にばかり光を当てすぎたこと。これまた「いいじゃないか、好きにさせておけば」と言われてしまえばそれまでです。活貧団のおじさんがどれだけ日の丸を食いちぎっても、おおかたの日本人にとっては別に痛くも痒くもないわけです。反日ヲチも結構ですが、それだけでは一種のゲテモノ趣味の域を出ません。



これからは特亜の《反日》だけではなく《害日》にもっと光を当てたほうがよい。竹島問題にしても然りで、竹島近海の「共同管理水域」で実際には韓国側のやりたい放題を黙認してしまっていることが、山陰地域の水産業にどれくらいの実害を与えているか、ですとか、ひいては「あなたのお宅で毎日食卓に上るお魚の値段にこれだけ響いて来るんです」といったような、《お茶の間を攻略できるアピール》の仕方を考えていく必要があります。



余談ですが、こういうやり方が非常に「うまくいった」例として80年代の野党側による消費税(当初は売上税といったが)導入反対攻勢がありました。80年代というのは、国鉄民営化による社会党-総評ブロックの瓦解が革新陣営にとどめをさした《55年体制の終わりの始まり》の時期でしたが、その時期に階級政党としての左翼が「市民の政治参加」なる謳い文句のもとで左翼からサヨクへと変貌し時流に適応してゆく上で、消費税の件が小さからぬ役割を果たしたと言ってよいでしょう(もう一つには、その少し前に参院比例代表制が導入されたことでミニ政党が乱立するという受け皿が既にありましたが)。



竹島といえば一部で有名な「竹島まんじゅう」の件。私が読んでいる某メルマガで随分前に流れていた記事から。「産経新聞の昨日の大阪朝刊にのみ掲載されていました」とのこと。ネット上のソースが無いようですが…。こういうの、メディアはもっとちゃんと流すべきだと思うのですがね。



土産「竹島ものがたり」商標登録 特許庁、一転認める(産経 07/01/30)

日本固有の領土・竹島(島根県隠岐の島町)を冠したまんじゅう「竹島ものがたり」をめぐり、「日韓両国に無用の混乱を招く」として商標登録を認めていなかった特許庁が、一転して登録を認めていたことが29日、わかった。


出願者の反論を前に、自ら調べをやり直すことは異例で、同庁は「調査不足だった」と審査の不備を認めている。


申請したのは東京の菓子みやげ問屋「大藤」で昨年12月下旬、日韓両国に混乱を招くため商標登録できないとする拒絶理由通知書を特許庁から受け取っていた。


通知に対する反論の意見書は1月末が提出期限で、同社が反論の準備を進めていたところ、29日までに登録を認める「登録査定」が送られてきた。


登録査定には「拒絶の理由を発見しない」として、「登録すべきものと認める」と当初と異なる内容が書かれていた。



特許庁の態度が相変わらずだなぁと。そもそも「無用の混乱」とは何たる言い草か。もともと「混乱」しているのはひとえに日本政府が竹島問題を巡って毅然たる態度で自らの原理原則を貫いていないからであって、まんじゅうが悪いわけではないでしょうに。それを言うなら、つい最近も北方領土を巡って一部メディアが盛んに書き立てていた「麻生外相、三島返還論に言及」みたいな歪曲報道の極致こそ無用の混乱と謂うのです。



ところでこのまんじゅう、上の産経の記事には「東京の菓子みやげ問屋」が商標登録出願者だとしかありませんが、製造元は島根なのでしょうか。よく分かりませんが先日読んだ「博士の独り言」なるblogによりますと



「竹島ものがたり」)読者提供

読者から提供いただいた写真を拝見し、筆者も購入。毅然とした焼き菓子に感銘を覚えている。手元に1、2箱を常備し、新聞社などへ訪凸する時の手土産に、また、訪ねてくる後輩に持たせたいと思う。「12個入り、840円」。問合せは、隠岐特産センター(電話08512-2-0787)とのことだ。同特産センターと筆者との間には利害関係は無い。ただ、この銘菓がベストセラーとなり、1人でも多くの国民に「竹島」を認知、確認する機縁になれば、と願う。


と、販売は島根県内で扱っているようです。「毅然とした焼き菓子」という言い回しが面白かったので引用してみたよ。興味のある方は上記連絡先まで。


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by xrxkx | 2007-02-23 23:39 | 時事ネタ一般