【卵子売買】日本側の法整備は大丈夫なの?

はてさて,寄生虫の卵どころか今度は人間の卵でえらい事になっているわけで.
えぇもう,またあの国ですかという感じですが.



【ソウル=時事】韓国の通信社・聯合ニュースによると、ソウル警察当局は六日、不妊に悩む日本人女性に韓国人女性の卵子を不法に斡旋(あっせん)したとして、生命倫理および安全に関する法律違反などの疑いでブローカーらを拘束した。

 警察当局によれば、ブローカーは二〇〇二年十二月ごろから今月一日まで、インターネット上に卵子売買サイトを開設。韓国人女性から一件三百万-五百万ウォン(約三十万-五十万円)で卵子を買い取り、日本人女性に千七百万ウォン(約百七十万円)で提供する手口によって、計四十二億ウォン(約四億二千万円)を稼いだ疑いが持たれている。

 ブローカー側は日本にも事務所を構え、不妊に悩む女性を韓国に入国させて、人工授精手術を受けさせていた。今年に入ってからは、卵子の取引を取り締まる新法が制定されたのを受け、マレーシアで卵子の採取や人工授精などを行っていたという。事務所から押収された名簿には日本人女性約三百八十人の名前が記載されており、当局は買った日本人についても捜査を進める。



どうも何度読んでも分からない事だらけ.まず


ブローカー側は日本にも事務所を構え、不妊に悩む女性を韓国に入国させて、人工授精手術を受けさせていた。

とありますが,彼らが日本に置いていた事務所の関係者が逮捕ないし書類送検されたという話が その後一向に出て来ない.


一方で


今年に入ってからは、卵子の取引を取り締まる新法が制定されたのを受け、マレーシアで卵子の採取や人工授精などを行っていたという。

の箇所,要するに韓国では去年まで何の取締も受けず合法的に売買が可能だったことになりますが,
上のようなブローカーが日本国内に事務所まで構えておきながら日本の警察権のもとで逮捕されないというのは,
もしや日本でも法律上は同様の現状なのではないかと疑ってしまいます.


で,この辺の生命倫理周りの日本での法整備が今どうなっているのかと思って調べてみると,例えばこういうのが:


これは既に書籍として出版されている物だそうで,
どうやら2000年前後の研究らしいですから 残念ながら最新のものではなさそうですが,
最後のほうに「生命倫理法試案」というのが出て来ます.
その概要が6項目挙げられていますが

  1. 管理、監視、審査機関として、内閣府に「生命倫理委員会(仮称)」を設置

  2. 生殖補助医療の規制と管理に関する法制化を、人の胚操作の観点から提言

  3. 現行民法が想定していない新しい技術によって生まれる子の親子関係について、民法の考え方の一部変更を提言

  4. クローン人間産生の禁止

  5. クローン技術の人への適用に関する研究については、生命倫理の観点から法律によって規制

  6. 法律の見直しについては、施行後遅くとも3年以内


というもの.ところがこの「生命倫理法」なる法律がその後幾ら探しても出て来ない.
Googleで引っ掛かって来るのは上のような研究報告ですとか有識者らによる懇談会ですとか,そんなのばかり.
しかもそれらは人工授精/体外授精やクローンを対象としたものが殆どで,
精子・卵子が売買されるようなケースへの対策となると絶無.
私の探し方がまずいせいかしら.どなたか御存知の方がいらっしゃったらお知らせ戴きたいところですが.


ついでに


事務所から押収された名簿には日本人女性約三百八十人の名前が記載されており、当局は買った日本人についても捜査を進める。

とありますが,この文脈では「当局」が日本の警察であるようにはどうしても見えないのですが.
その辺いったいどうなっているのやら,これも続報を待たないと.


おまけ:関連報道から.


さすが東京新聞らしい見出しの付け方です.これだけ読んだのでは韓国人の犯罪であることさえ分からない.



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by xrxkx | 2005-11-09 20:14 | 時事ネタ一般