「明日はどっちだ」は他人事ではなかったり.
 話を続ける前に一言.当方の記事への言及の無いTBは原則としてその場で消させていただいておりますので悪しからず.「打たれたから打ち返す」というのも不毛なので.

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 というわけで承前.その韓国の親北言論の実情についてですが,かの黒田勝弘氏のコラムの抜粋が「ぼやきくっくり」さんとこの10/10の記事に載っていますので御参考に.
つまり親北擁護で先頭に立つマスコミや市民団体が、日本がらみでは「学問・思想の自由」など知らん顔なのだ
と,この一節だけで私が常日頃言っていることの半分は説明してくれていますのでオンブしてしまおうかと.韓昇助氏による日韓併合再評価論が国を挙げての袋叩きに遭ったことは当blogでも以前散々扱いました.「アカ教授」と「親日派教授」とでは受ける社会的プレッシャーがこれだけ違うということです.かの国では「アメリカを取るか北朝鮮を取るか」では国論が真っ二つに割れ,それがしばしば与野党間の政争の具になったりもするのですが,ひとたび「日帝36年」への恨みつらみを語り出すや否や彼らは俄然一枚岩ですから.
 その意味で韓国輿論が親米に傾こうが親北に傾こうが日本人の知ったことではないのです.親米ならば「こっちの陣営」の一員だろうなどという甘い期待はゆめゆめ持ってはなりません.そのことは例えば最近韓国で銅像が倒されようとしているというマッカーサーを見れば一目瞭然で,親米韓国人がマッカーサーを称揚するのは彼が「日帝の強占から韓国を解放してくれた恩人」だからに過ぎません.韓国人がアメリカに媚態を示すのはアメリカを信頼しているからでも何でもなく,アメリカという後ろ盾を日本に独占されるのが怖いからです.

 私としては,「韓国とどう付き合うか」などという分かり切った問題を今更蒸し返すよりも,ああしたお国柄の持ち主を私たち日本人がどこまで他山の石とし得ているかという点に余程興味があります.上で黒田氏が指摘していることを逆さまに辿れば,批判の矛先は直ちに私たち日本人に向かい得ます.今年春の韓昇助氏の「親日」発言の一件に関して韓国をその「言論の自由の無さ」「民度の低さ」ゆえに或いは批判し或いは失笑を漏らしたことのある人々は,今回の姜禎求氏の「親北」発言をめぐる一見に関しても同じ態度を取らなくては一貫性を欠くでしょう.「アカ教授」が──ここで私が言っているのはあくまで前述の「6・25=統一戦争論」に話を限った場合であって,他にも何か仕出かしているなら話は別ですが──アカであるが故に逮捕さるべしと信じて疑わないナイーブな御仁はハッキリ言ってオツムの出来が韓国版ネットウヨクと同レベル.
脱線.上の黒田氏のコラムの結びにある
今回話題の姜教授や、反米・親北論調で知られた元ハンギョレ新聞論説主幹の鄭淵珠・現KBS(韓国放送公社)社長もそうだが、子供はちゃんと米国に住まわせているのだ
というのは私も初耳.いかにもかの国らしい話で苦笑する他ありません.最近では「君が代」に何かイチャモン付けているらしいですが(これまたkimuraお兄さんdoronpaにオンブだ.ものぐさだなぁ),よその国の心配をする前に自分たちの国歌を
東海の水が干上がり白頭山が磨り減っても
アメリカに逃げれば済むからウリナラマンセー♪
とでも改めては如何かと.逃げる先は別にアメリカでなくても良いけれど.上海でも満洲でもハバロフスクでも御自由に.
 ふざけてばかりいないでもう一つ.見方によっては恰も韓国と親米ぶり・対米貢献ぶりを競うかにすら見える当世の日本の外交・安全保障方針の浅ましさに私たちは一度は思いを馳せるべきでしょう.
 「大韓民国」建国まで一度として独立主権国家というものを持ったことのない,常に強国の鼻息を窺いながらでなければ生きられなかった,そのお陰で事大主義の骨髄まで刻み込まれた憐れむべき境涯にある民族と同じ生き方を,我が日本が進んで選ぶべき理由が何処にあるか.
 敗戦後のGHQによる占領以来一度としてアメリカに頼らない自主国防の道を模索して来なかった対米盲従型エセ保守層が一体どの口で「自主憲法制定」を語るのか.
 国の行く末に関する最終的責任を負うべき立場にあって自分の国は自分で守る覚悟をしに行くべき場所に,「個人の信念」とやらによって「不戦の誓い」を立てに行く馬鹿が何処にあるか.
 いつまで「テロとの戦い」なる安酒に酔って「Show the flag」しているつもりか.そうしている間にも何処ぞの隣国が他ならぬその「テロとの戦い」を口実に内には民族浄化を憚らず,外には日本をも標的とした軍事演習をやっているというのに.
 そこのところをおかしいと思わない自称愛国者なんぞは,かつてソ連だか支那だかの核をクリーンな核だなどと戯言を抜かしていた左巻きと馬鹿さ加減に於いて大差は無いということです.
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by xrxkx | 2005-10-15 16:16 | 時事ネタ一般