【資料】李栄薫・国史教科書誇張発言 おソース
 風邪のほうもあらかた治ったものの 咳がなかなか止まらない すいか泥棒は,今日も1日中のど飴ばかりなめていたので気持ち悪くなりました.

 さて,先日から韓国の保守三大紙などが日本語でも伝えていますので ご存知かと思いますが,昨年夏にインチキ売春婦らの前で土下座させられた あの李栄薫教授が 再び槍玉に上がっている件.ご存じない方は先ず↓こちらの報道からどうぞ.
※ 『李栄薫教授「国史教科書、日本収奪を膨らませ過ぎ」』 ─中央日報 04/26

 今回はその元ネタとなっている李栄薫氏の文章,即ち「ニューライト」に掲載された「北韓外交官と南韓の教科書が陥っている虚数の罠」なる文章をご紹介しておくことにしましょう.ちなみに,お読み戴けば分かるとは思いますが,「虚数」といっても 自乗すると負の数になるアレのことではなく,ここでは「虚構の数字」のことです.
(これ,親日発言というよりは 韓国側で起きた韓国の教科書問題と言ったほうが適切でしょうが,成り行き上 差し当たり「親日派狩り」に分類しておきます.)
 以下 全訳.
 旧日本軍慰安婦として連行された朝鮮女子らの数はどれくらいだったのか.また徴用や徴兵などにより連行された朝鮮男子らの数はどれくらいだったのか.4月21日付報道によれば,北韓(訳註:北朝鮮のこと)国連代表部の金ヨンホ書記官は,ジュネーブの国連人権委員会で「慰安婦の数は20万,強制連行された人口は840万」だと主張した.
 一方,これに関する南韓の高等学校教科書(訳註:「の記述」)を見ると,慰安婦の数を「数十万」,「強制連行された」人々を「650万」と教えている.この問題に関する南北韓の主張には大きな差が無いことになる.
 ところで,こうした数字はどれだけ正確なものなのか.教科書や独島(訳註:竹島のこと)問題をきっかけに日本人たちの歴史認識に対する韓国人の批判が今までに無く熱い.だが,全体の雰囲気がそうだからといって,不正確な数字を持ち出して論じるのはあまり説得力のある批判の仕方とは言えない.
 慰安婦の数字をめぐっては,研究者らの間で推測や主張がまちまちである.当時日本や中国や東南アジアなどに駐屯していた日本軍は計280万ほどだった.日本軍首脳は兵士150名に1名の慰安婦をあてがうよう指令を下したことがある.これに基づけば慰安婦の総数はおおよそ2万となる.
 半面で,この数は少なすぎ,実際には兵士50名に1名であって おおよそ6万名だったという主張がある.こちらのほうがより事実に近いかも知れない.だが,こうした主張はあくまで推定に過ぎず,推定は常に誤っている可能性を内包している.
 次に提起される問題は,2万であれ6万であれ,また20万であれ,その民族別構成である.主に韓国の研究者らは朝鮮女子が大多数だったと主張している.半面,一部の日本の研究者は日本女子が最も多かったと主張し,1940年に行なわれた 満州を含む中国全域に分布する日本人と朝鮮人の職業調査結果を根拠に挙げている.さらには中国の研究者らは中国女子が最も多かったと主張している.
 このようにさまざまな推定値が飛び交っているが,慰安婦が朝鮮女子だけで20万だという金ヨンホ書記官の主張や,それよりもっと多かったかも知れないことを暗示する韓国教科書の「数十万」という数字については賛成し難い.
 20万という数字が最初に取り沙汰されたのは,1969年 国内の某日刊紙でだということだ知られている.それによると,1943年~1945年の間に「挺身隊として動員された朝鮮と日本の女性は全部でおおよそ20万であり,そのうち朝鮮女性は5万~7万名と推算される」とある.ここで挺身隊は慰安婦ではなく,軍需工場などに動員された勤労女性を指す.
 ところで1984年,ソン・ゴンホはその著書『日帝支配下の韓国現代史』の中で「日帝が挺身隊の名目で連行した朝鮮人女性は,ある記録によれば20万で,そのうち5万~7万が慰安婦としてあてがわれた」と書いている.このように,20万や5~7万という同じ数字が引用されているものの,その意味が変わっていることに,読者はお気付きだろう.
 ところで,ソン・ゴンホ以前は20万という数字は慰安婦ではなく挺身隊を指すものだった.であるから,両者が全面的に混同され,20万という数字が朝鮮女子慰安婦の総数に変わってしまったのは,1984年から現在までの出来事だったということになる.
 徴用や徴兵により強制動員された男子が650万または850万だったという主張も,同様の過程を経て生じたものである.これに関する最初の推定は,1965年 在日史学者・朴慶植(パク・キョンシク)によるものだったと筆者は記憶している.それによると,1939~1945年の間に日本に徴用された者(訳註:ここでは「徴用されて日本に渡った者」の意)は100万,朝鮮国内で動員された者が450万,軍人・軍属が37万,合計約600万名が強制動員された.[「朝鮮人強制連行の記録」]
 これらの数字がどれだけ正確で,どのような性質のものかについては 検討の余地が多い.だが,こうして生まれた600万という数字は,過去40年間引用に引用を重ねるうちに南韓では650万,北韓では840万に膨らんだ.内容も全て日本に「強制連行された」者へと変わった.
 1940年の国勢調査によれば,当時20~40歳の朝鮮人男子の総数は321万であった.その年齢の男子たちを根こそぎ連行しても半分にも満たないような数字が,教科書で教えられ また国際会議で取り沙汰されるとしたら問題ではないか.
 ちなみに当時16~21歳の朝鮮女性は125万であった.筆者が朝鮮女子慰安婦が「数十万」または「20万」にも上るという説を信用しないもうひとつの理由は,読者も見当が付くであろう.
 筆者は昨年書いたある論文の中で,韓国の国史教科書が過去40年間「日帝が土地の40%を収奪した」と教えているのは事実でないことを指摘したことがある.(「時代精神」 28) その数字は 1967年に とある無責任な歴史学者が勝手に作り上げたものに過ぎない.
 にも拘らず,過去40年間 国史教科書は相次いでその架空の数字を引用して来た.それと全く同様に,過去20年間には「慰安婦20万」と「強制連行600万」という もうひとつの神話がひそかに作られてきたわけである.韓国と日本の間の過去史には清算すべき課題が多い.
 何より異域万里の彼方で彷徨う徴兵・徴用者の以外遺骸(訳註:2005/10/07 誤字訂正)を収拾し,国内に奉還することが危急の課題だ.成すべきことは多く 急がれはするが,むやみに虚構の数字を作り出し,それに対する日本の責任を追究してばかりいるのが真に正しい方式の過去史清算だろうか.歴史家の憂いは深まるばかりである.

李栄薫(ソウル大学校 経済学部 教授,韓国経済史)
 「慰安婦」と「強制連行」の両方について,その出所について かなりはっきりした推定を行なっているのが面白い.しかも最後のほうで
韓国と日本の間の過去史には清算すべき課題が多い.
と,要するに「歴史を歪曲しているのはどちらの方か?」という発問で文章を結びに入るあたり,読んでいて溜飲の下がるものがあります.これへの反論として どんなのが出て来るかが期待されるところではあります.…これが普通の国だったならば,ね.

 ところで「慰安婦20万人」というのは 同文章では「北側の数字」とされていますが,この数字を私はNaver韓国人から聞いたことが何度かあります.そういう連中に「その20万人という数字の根拠を示せ」と迫ったら「百科事典にもそう載っていたから」とか何とか言い出すのが常でしたが.
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by xrxkx | 2005-04-28 21:33 | 韓国の親日派狩り