いよいよ韓国人が「親日 擁 護 発 言 も処罰する」と言い出した
 既に昨日(03/20)辺りから韓国保守三大紙も日本語ニュースで伝えているように,親日・反民族行為に対する擁護・称讃を処罰する法案を国会に提出しようとする動きが出始めています.昨年3月に国会を通過した「日帝強占期 親日反民族行為真相究明に関する特別法」では 特に罰則規定は設けないということになっていたはずなのですが,今回の法案は「親日派」やその子孫ではなく それを擁護する発言を行なった人物を処罰の対象としている点が画期的(?)です.

 面白いことに,この動きは与党・ウリ党からではなく野党・ハンナラ党から起こされています.その中心人物が,実は当blogでも今までたびたび取り上げて来たウォン・ヒリョン議員です(上の朝鮮日報のニュースにより,「ウォン・ヒリョン」の漢字標記が「元喜龍」であることが ようやく確認できましたので,以後漢字標記に統一します).昨03/20付で,元氏のblogに同法案についての文章が上がって来ていました.それによると 同法案の骨子は
公共の場所で公然と煽動や言論,出版を通じて日帝侵略期間の反民族行為,戦争犯罪,反人類的犯罪行為等を称揚したり擁護した場合,表現の自由の範疇に該当しない犯罪行為と見做し,こうした行為を処罰するようにするもの
だそうです.更に元氏の言うには
「表現の自由には責任を伴う」とする大韓民国憲法の精神に則り,反民族行為,反人類犯罪,戦争範囲(ママ:「犯罪」の誤記か?)行為に対する公然たる歪曲や擁護行為を処罰する
戦犯国家であるドイツと日本が行なった「反人類的犯罪行為」についての歪曲および擁護,称揚は,国連人権委員会に於いて「表現の自由」ではなく「他者に対する暴力」であり「深刻な人権侵害」であると規定されており,処罰されるべきである
とのこと.
 ところで,同文中で元氏は同法案の必要性について「フランス並みの過去史清算の為に」と述べていますが,これには少し説明が必要かも知れません.
 韓国人は戦前の日本をナチスドイツになぞらえるのが大好きで,口を開けば「日本はドイツのように真面目に反省していない」とか何とか言い出すのはご存知の通りですが,例えば今月10日付のオーマイニュースの記事では,フランスの某大学教授が「ナチ占領下のユダヤ人虐待の実態については再検証が必要」などと発言して のちに職を追われた事例を挙げ,「フランス版・韓昇助」だの「幼稚型人格」だのとお得意のレッテル貼りに終始しています.韓国人にしてみれば,「過去史清算」に名を借りた昨今の親日派狩りに もっともらしい大義名分を付けたいのでしょう.「別に韓国だけではありません,海外でもやってます」というわけです.
 ただ,何度も言うように,韓国人たちが 自らの社会で行なっている魔女狩りを第2次大戦後のフランスに於けるナチ協力者粛清になぞらえることには,次のような無理があります:
  1. ナチスドイツはフランスを武力により占領したのに対し,日本による韓国併合は両国間の平和的手段による外交行為の結果である.
  2. 日本による韓国併合は1910年の事であり,「ファシズム」とは何ら関係が無い.仮に百歩譲って第2次大戦期に於ける日本の「反人類的犯罪行為」なるものが存在したとするならば,朝鮮人はそれを裁く側に立つ資格は無く,むしろその共犯として裁かれる側に立たなくてはならない.
要するに韓国人は第2次大戦当時のフランス人とは異なり「被占領国民」ではなかったのですから,韓国とフランスとを同列に論じること自体がナンセンスです.誤った前提からは誤った結論しか出て来ません.
 脱線.韓国は被占領国ではないという明白な事実を 併合当時の朝鮮人たちがどの程度正確に理解していたかという点については,多少議論の余地があるかも知れません.現に朝鮮人たちは,彼らが属する日本が敗戦を迎えるや一転して「戦勝国民」並みに振舞い始めた経緯があります.
 それがその後の在日韓国人/朝鮮人らへの日本人の反感の主たる原因になっているのであり,こうした相応の理由に基づく国民感情は 彼ら朝鮮人らの謂う所の「差別」とは異なります.

 冒頭に述べたように,この動きが保守陣営サイドから出て来ていることには注目する必要があるでしょう.今まで親日派狩りといえば,ウリ党側のハンナラ党叩き(もっとズバリ言ってしまえば朴槿惠叩きだが)の道具という側面が強かったのは周知の事実.あの朴正熙までが昨今では親日派に祭り上げられているのは,そうした背景があってのことです.
 ところが,竹島領有権論争や教科書検定などを巡って韓国の大衆の反日感情が俄かに表面化して来ているご時世に,保守を自認する論客の側から「親日擁護」とも受け取られかねない「日本統治再評価論」だの「日本に学べ論」だのが飛び出して来てしまいました.03/14にも書いたように,ハンナラ党など保守派にしてみれば「保守派が世間から十把一絡げに親日派扱いされるのは困る」という事情もあり,どこかで保守派内部での「トカゲの尻尾切り」をやる必要があったということでしょう.
 韓昇助氏の「正論」への寄稿に端を発する一連の「親日叩き」は,保守派から見ても「踏み絵」であると同時に,人気取りと割り切ってさえしまえば 実にお誂え向きの材料だということになります.もっとも,韓国内部のご都合のために一々ダシにされる日本にすれば たまったものではありませんが.

 同時に,日本統治のありのままの姿を広く社会に知らされることを 韓国人たち自身が如何に恐れているかを,この法案は如実に物語っていると言えるでしょう.殊に上の元氏のような戦後生まれの,ガチガチの反日教育を受けて育った世代の韓国人にとって,日本統治がもたらした功罪の再検証・再評価などは それこそイスラム教徒にキリスト教への改宗を迫るのに等しいほどの精神的インパクトを伴う作業でしょうから.その意味では,彼らの親日叩きを単なる人気取りとのみ見ては,彼らが少々気の毒かも知れません.──もっとも,彼らをお世辞にも「合理的保守」などと呼べないのは間違いありませんが.

a0026107_13192777.jpg ところで,その元喜龍氏が池萬元氏に仕掛けた公開討論について 前回(03/17)にも触れたのですが,討論の模様を伝えたニュースを見る限り,討論の主たるテーマであったはずの「真の保守とは」云々については それほど突っ込んだ議論が交わされたわけでもなさそうです.全文訳出するほどの価値は無さそうですから,引用されている双方の発言だけ抜粋しておくと
元:
「独島(訳註:竹島のこと)侵奪により全国民が憤っている敏感な状況のもとで,親日擁護発言により国民の血圧を上げている」
「民族の自尊を守らないのは偽保守であり,保守の仮面をかぶった守旧だ」
「民族の魂の泉に唾を吐き,汚物を撒き散らす汚物(ママ)を除去する為,守旧を保守から分離除去しに来た」

池:
「メディアは池萬元が妄言を吐かないかと追い掛け回している.元喜龍議員もメディアが私を攻撃しているのを聞いて私を汚物とまで卑下させている」
「挙句は私がもと慰安婦らに自殺を勧めているとまで言って攻撃している.そんな事を言った覚えは無い.これまで私は妄言など言ったことは無い.妄言はでっち上げ(訳註:原文では「加工されたもの」)だ」
と,単なるネガティブキャンペーン合戦もしくは罵詈雑言の応酬に終始したようです.
 討論を終えた後 池氏が自サイトに掲載した文章と,それに対する元氏の「釈明」が それぞれ公表されていました.興味のある方は機械翻訳でも使ってお読みになって下さい.
 特に後者,これが国会議員の書く文章だというのだから…いやはや何とも.一見Naver韓国人と間違えそうなほど「何々です~^^」が乱舞していますが,ご想像通り.「勝手に勝利宣言」→「勝者の余裕を殊更強調」という,Naver韓国人がよくやるアレですね.
 竹島領有権という現在進行形の国際的懸案事項と 親日擁護云々という韓国国内の歴史認識の問題とが,この元喜龍なる議員の頭の中では 何の疑問も無しにリンクしているらしいのは興味深い現象でしょう.元氏に限らず多くの若い世代の韓国人に見られるこうした傾向が生まれて来る要因が 上で言う「独島侵奪」なる史実誤認にあることが,上の発言からも分かります.──もっとも,日本国内にも
 日本は、島根県への編入は手続きにすぎず、それ以前から固有の領土だったとの立場だ。しかし不幸なことに、韓国民にとっての100年前は、第2次日韓協約によって外交権が奪われ、日本による植民地支配に道が開かれた年である。
 皆さんはあの島を「独島」と呼び、韓国領であることに議論の余地はないと言います。島根県が竹島を編入した100年前は、日本による韓国併合に道が開かれた年。折から歴史教科書の検定もからんで、この問題を植民地支配の歴史に重ね合わせる皆さんの気持ちは分からぬではありません。
などという社説まで載せて韓国人の歪んだ被害者史観の醸成に一役買っている新聞があるくらいですから(特に17日付の日本の主要紙の社説は韓国にもその日のうちに伝えられた),日本人としても 彼ら韓国人の歴史認識の歪みっぷりを笑ってばかりもいられません.


◇ 参考 ◇
反日に狂奔する言論弾圧国家の誇らしき民衆 (doronpa, 03/20)
竹島だ教科書だと騒いでますが (rx178の最近気になる朝鮮半島, 03/21)
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by xrxkx | 2005-03-21 13:11 | 韓国の親日派狩り