【NHK媚中報道】台湾人は雪まつり見物をボイコットしては?
 ここ何日かにわたり メールマガジン「台湾の声」で紹介されているのですが,NHKが例によって中共に媚を売る報道姿勢を見せ,台湾人の間で憤りの声が上がっているようです.どうやら事は「台湾が国かどうか云々」だけで済む話ではなさそうですので,ざっと経緯をご紹介しておくことにします.
 本稿を書いている01/12の時点で,「台湾の声」には 今回の一件に関する文章が
  1. 【NHK】北海道への外国人観光客に台湾を挙げない異常 (01/06)
  2. 【NHK】新証言:中国大使館からの抗議を恐れて台湾を扱えない (01/06)
  3. 【NHK問題】札幌雪祭り外国人観光客問題に関する資料集 (01/08)
  4. 【呼びかけ】NHK札幌が媚中売国報道を「告白」!台湾人侮辱に抗議する(転送を) (01/08)
  5. 【NHK問題】こんなに視聴者を馬鹿にした対応マニュアルが?(札幌篇) (01/09)
  6. 【NHK問題】窓口は憶測で視聴者をバカにするところか? (01/10)
と計6本上がっています.その内の(1)によると,そもそもの発端は
本日(6日)、午後3時すぎ、NHK総合『お元気ですか日本列島』で、「冬の北海道体験!楽しい遊び満載」という北海道からの中継があり、札幌放送局の目加田アナウンサーが、札幌雪祭りには「中国や韓国のかたも多く来る」とリポートした。

北海道への外国人観光客は、台湾人が最も多い。雪を見たくて来る人もいる。雪祭りでだけ中国や韓国からの観光客より少なくなるということがあるだろうか?そういうデータがあるなら別だが、そうでないのに台湾を挙げないというのは、「台湾」をメディアに出さないようなプレッシャーがあるのではないか。(後略)
というもの.残念なことに,NHKのこうした報道姿勢自体は 当世の日本人にとっては少しも珍しい話ではありません.むしろ「やれやれ,またか」と感じる方の方が多いことでしょう.
 ちなみに(1)には「2003年度にアジア各国から北海道を訪問した旅行客の内訳」が載っていますので転載しておくと,
平成15年度の北海道庁のデータで言えば、アジア地域に関して次のようになっている:

台湾  11万9750人(47.6%)
韓国   6万1200人(24.3%)
香港   5万6600人(22.5%)
中国     5800人( 2.3%)
シンガポール 4000人( 1.6%)
その他    4200人( 1.7%)


丸括弧の中はアジア地域における割合。

中国は香港を含めても遠く台湾に及ばない。したがって、外国人の北海道観光に関して、台湾に言及しないのは異様なことである。

台湾からの12万人弱という数字は、平成15年度の訪日外国人の北海道訪問者(約29.4万人)の40%にのぼる圧倒的な人数である。
 この件について,おそらく(1)と同一の人物(そもそもこの人がどういう人なのかが書かれていないのだが)がNHKのコールセンターに電話で抗議した結果が (2)の問答.誰もが予想する通りの回答です.一部をご紹介しておきますと
  (前略)

Q:いえいえ外国人が増えててかまわないんですよ。問題はなんで中国と韓国を挙げていて台湾を挙げなかったのか、と。

A:台湾はですね、実はすごく挙げづらいんです(苦笑)。国ではないので。

Q:えっ、国ではないの?

A:国としてはですね、二つの中国を認めることになるので。

Q:そんなことないでしょ?台湾は台湾でしょう?

A:台湾は地域...

Q:台湾は国ではないから挙げなかったということですか?

A:挙げづらいです。なかなか。私ども台湾のことを言うときには、どうしても、「二つの中国」を認めてはならないという...

Q:誰が決めたんですか?

A:それは日中共同声明です。

Q:いや(日中共同声明に)そんな表現無いよ。あの、それね、NHKさん いっつも間違ってるんですよ。

A:おっしゃることよくわかんないんですけど。ただ、台湾は、国としては認められている地域ではないと。私は思いますけど。NHKとしては台湾は国とは認めていません。

Q:NHKはそういう権利があるんだ?台湾を国として認めるとか認めないとか言う。誰の指示でそうなっているのか?

A:誰の指示ではなく...

Q:あなたの判断?

A:私の判断ではなく

Q:アナウンサーは台湾のことを言おうとすると、「国」の問題が関わって来るというプレッシャー感じて言わないの?

A:それはプレッシャーかかります。

Q:どこから?

A:それは中国、中国大使館から、実は、抗議が来ます。

Q:それぞれの放送局とかに来るんですね。

A:はい。それは「NHKは台湾を国として認めるのか」という抗議です。

Q:日中共同声明では、「二つの中国を認めない」という文言は無いんです。

A:中国は一つであるという認識を持っていると私は理解しております。

Q:それは台湾を含む問題ではないんです。

A:はあ。

Q:台湾がどこに属しているか、日本政府は何も言っていないんです。これが日本政府の公式な立場です。日中共同声明では中国側はそれを主張しているが、日本政府は承認していません。

A:ええ承認はしていないです。

Q:台湾がどこに所属しているのかわからないというのが日本政府の公式の立場です。

A:はい。

Q:中国大使館は、中国の立場にのっとって抗議を行っているわけです。

A:はい。何度も抗議をいただいています。したがって私どもは、申し訳ないんですが、中国とコトを構える気はありません。

Q:(絶句)この問題としてはメディアの問題として大きいんですが、NHK全体が関わってくる。

A:NHK全体としては台湾を国とは認めていません。

  (後略)

 このあと「観光客数2位の韓国と3位の支那(但し香港含む)だけを挙げて1位の台湾を挙げなかったのは誰の意思によるものか」についての問答が続きますので,是非とも一度原文に目を通してみていただきたい.同様に,(5)や(6)に見られるNHK側の応対の仕方,私も こういうのを文字になった形で読むのは今回が初めてですが,どう見ても視聴者をナメているとしか思えません.今回の一件に関する「NHKの公式見解」というのを何が何でも出そうとしない.上述のような報道が誰の判断によるものなのか,それも特定しようとしない.たらい回しに徹している.
 それどころか,(6)の大堀氏なる人物に至っては,もう最初から喧嘩腰のようです.居直っているとしか思えません.こういう人物が視聴者相手の窓口にいるとは….

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 所感.
 まずNHK側ですが,上のような尊大な客あしらいについては言うも愚か.それ以前に 中共や韓国(あるいは総聯も,か)の顔色ばかり伺っていては困る.これはNHKに限ったことではなく,程度の差こそあれ こうした支那や朝鮮を腫れ物扱いにする報道姿勢というのは 昨今のにわか韓国ブーム以前から批判を浴びていたのです.例えば在日韓国人の犯罪が起きても本名を出さないとか,日本の漁船が韓国の貨物船に沈没させられる事故が再三再四起きても殆ど報じないとかいった類は 何も昨日や今日始まったことではありません.
 今回の件にしても そうで,国内の視聴者の声よりも外国の大使館のご機嫌を損ねることの方が怖いといっているに等しい こういう対応の仕方をしているようでは,受信料支払い拒否が当世大きく浮上して来ている原因についての自覚も反省も全く不十分だと見なさざるを得ないでしょう.会長一人の首をすげ替えて解決したつもりになってもらっては困ります.

 それから 台湾人について.彼らがNHKに抗議したくなる感情の面は理解しないでもありませんが,率直に言って「NHKが台湾を国として扱おうとしないこと自体への抗議」に十分な説得力があるとは思えません.何しろ当の台湾ですら今なお「中華民国」という呼称一つ廃止できずにいるのが現状なのですから,外国の放送局に抗議などするより まず「正名運動」のほうをきちんと結実させることが先決です.「台湾国憲法(仮称)」が晴れて成立し,国名も改め,主権宣言をした上でなら,今より遥かに堂々と抗議することも出来るでしょう.

 現時点でNHK側の非を糾弾する際に 最も有効なのは,北朝鮮を引き合いに出すやり方でしょう.周知のように日本は北朝鮮と国交を結んでいません.1965年に日本政府が韓国との間で締結した日韓基本条約に於いては,大韓民国政府を朝鮮半島唯一の合法政府と認めると明文化しています.にも拘らず NHKをはじめ日本のメディアは北朝鮮住民や在日朝鮮人を「韓国人」とは呼びませんし,それどころか つい何年か前までは 日本の殆どのメディアが 北朝鮮のことを呼ぶ際に「北朝鮮」と「朝鮮民主主義人民共和国」とを併称していた事実もあります(これが朝鮮総聯の圧力によるものであることは周知の事実).台湾人も同様に
「台湾が国でないなら北朝鮮はどうなんだ」
とNHKに詰め寄ればよい.本当はこんなことを日本人である私が言うのは情けない話なのですが.

 …などとあれこれ書いて来ましたが,実際問題 抗議の意思を明らかにしたいなら,今年2月の雪まつりを見物しに行かない運動を台湾本土で起こすことを 台湾人には勧めます.観光収入減により損害を蒙るのはあくまで北海道や札幌市など自治体,および民間であってNHKではありませんが,地域経済に響く,しかもきちんと数字で見える形での抗議というのは 効きます.何よりその方が民放や新聞などNHK以外のメディアに取り上げられ易い.
 あるいは逆に,単なる見物ではなく雪像作りにエントリーしてしまうという手もあるかも.そうすれば NHKにしても まさか台湾から参加したチームを「中国から」とは言えないでしょうから.

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 01/14補足.上の「あるいは逆に,…」以下についてですが,つい先ほど こんなニュースが上がって来ていました.
さっぽろ雪まつり 大雪像製作のボランティア講習会 ─毎日 01/14 17:22
これによると,
 ボランティアが大雪像の製作に参加するのは今年で4回目。大通西10丁目会場では10人が、シャーベットを雪像に張り付けて仕上げる方法などを学んだ。この会場で、竜と台湾の街並みを表現した「これが台湾だ!」の大雪像を作る
…だそうです.やはり,似たようなことを考える人はいるものですね.これはこれで面白い試みではないかと思います.NHKが電波に乗せるかどうかは分かりませんが.
 それから,この「ボランティア」なる人たち,どういう人なのかしら.日本人と台湾人の両方からなる有志一同ということなのかな.
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by xrxkx | 2005-01-12 19:47 | 雑記