民主党流・日本版「対北人権法案」が さらに寄生虫を呼び込む
 昨日(11/25)昨日はIAEA理事会でがっかりさせられたこと(まだ言ってる)やら 靖国参拝訴訟のことやらで手一杯で 記事に出来ずにいたのですが,昨日上がって来ていたニュースで もうひとつ気になるのがありました.「民主党が対北人権法案を次の通常国会に提出しようとしている」というもの.
民主党:「北朝鮮人権法案」を来年の通常国会に提出へ ─毎日
民主が北朝鮮人権法案=拉致解決求め-通常国会提出へ ─時事
北朝鮮人権法案を検討 民主、次期国会提出目指す ─共同
 「自民党がやるなら まだしも,何でそんなアメリカばりの法案を民主党が?」と 幾分不審に思いつつ,上の記事で言及されている同法案の骨子を見てみると─
  1. 拉致事件の早期解決
  2. 北朝鮮を脱出した日本人妻や,在外公館に駆け込んだ脱北者の保護
  3. 脱北を支援するNGOへの資金援助
と,ここまでは全ての記事について概ね共通. このうち 1番については それ自体は当たり前の事(但し「解決」といっても安易な幕引きであってはならないが)なのでOK.2番についても同様.
 どうも3番あたりから胡散臭さが見えて来る.かつて一世を風靡したインチキNGOの類が好き勝手な真似をやっていた前例もありますし.
 この3番,これはこれで容易ならぬ問題ではありますが,今回気になったのは ここではなく,そのあとです.上の時事通信の記事だけがサラッと触れていますが,同法案には
  • 脱北した日本人妻や元在日朝鮮人らの日本への受け入れ,日本での生活支援
という条項があるらしい.

 上のニュースを見て,ふと思い出したことがありました.RENKの代表でもある関西大学助教授の李英和が,「『北朝鮮人権法』は金正日体制の心臓を射抜く」という文章(SAPIO 2004/11/24号)の中で アメリカの対北人権法について
…署名に際しブッシュ大統領は「嘆かわしい人権状況に対処するための新しい有用な手段」と北新法の趣旨を説明した.この「新しい有用な手段」とは何なのか.端的に言えば,東ドイツ崩壊の先例にならい,脱北者の大量脱出で金正日体制の瓦解をもくろむことである.…
とした上で,同法と日本との関わりについて次のように書いています.
 他方,日本政府は細田官房長官が定例記者会見で「歓迎」の意向を表明した.だが,小泉政権に日本版「北朝鮮人権法案」を作る考えはなさそうだ.相変わらず空証文の「日朝平壌宣言」の呪縛に囚われたままである.実はすでに日本にも50名ほどの脱北者がいる.北朝鮮への配慮なのか,日本政府はこの事実を公表しようとしない.未公表は無為無策を意味する.その帰結として日本在住の脱北者たちは身分と生活がきわめて不安定である.米国が暗に指弾する韓国政府の脱北者冷遇など比較にならないほどひどい.
 実際,北京の日本大使館は保護を求める脱北者(日本人妻の子ども)に対して,韓国政府発行のパンフレットを片手に「韓国行き」を熱心に勧める始末だ.それでも北新法では日本政府に批判は加えていない.拉致問題を抱え,制裁法案をまがりなりにも成立させた日本への配慮なのだろう.
 この文章に於ける彼の結論は要するに
かつてのインドシナ難民のときと同様,結局日本は脱北者を受け入れざるを得なくなる.日本は前回のように出遅れるな
ということなのですが,冗談じゃないなぁ.日本人妻だけなら まだしも,北送事業により自分の意思で勝手に朝鮮に帰った朝鮮人の面倒まで なぜ日本が見なくてはならないのか.これ,ざっと10万人ばかりいるのだそうですね.そんな連中を養うのに一体幾らの日本国民の税金が使われることになるか.そもそも,「もと在日朝鮮人」なるものだけを篩に掛けて日本入国を許すなどという器用なことが本当に出来るのか.《ニセ日本人妻》とか《ニセもと在日》(ややこしいな)とか,あるいは本物の「もと在日」の親族とかが押し寄せてきたら対処できるのか.
 もちろん問題はそれだけでは済みません.かの総聯の他にも 最近では民団は総聯系の朝鮮人だとか帰化済みの元韓国人だとかにまで組織を拡げて行こうとしているそうですので,上のような脱北者が日本国内に流入すれば その手の組織が放っておく筈が無い.で,そうした「もと在日朝鮮人」とやらが
我々とて 何も好き好んで日本を亡命先に選んだわけじゃない
とか
日本の対北敵視政策の結果,我々は祖国で暮らす権利を奪われたのだ
とか言い出し,既に日本を蝕んでいる現役の(?)在日とツルんで謝罪だ賠償だと騒ぎ出すのは時間の問題でしょう.それが朝鮮人という生き物の習い性になっていることは,以前 外国人参政権の件で参照した こういう寄生虫を見れば一目瞭然です.

 こうしてみれば,上の法案の正体もおのずと明らかでしょう.要するに民主党にとっては この法案は ただでさえ急増する脱北者受け入れに頭を痛めている韓国政府に良い顔をすることができ,また外国人参政権付与の問題とも絡めて 日本国内でもその筋の人々からも受けがよく,ついでに 実際には民主党なんぞを相手にもしていないアメリカと あたかも共同歩調を取っているかのようなイメージというおまけも付いて,一粒で二度も三度もおいしい話.

 というわけで,アメリカの対北人権法がもし本当に李英和の言うように「難民流出による北朝鮮体制の瓦解」を目論むものなのであれば,それが日本にもたらす影響は計り知れないものになるでしょう.日本としては難民など片っ端から韓国に任せてしまい(当たり前です.「もともと一つの国であり いつかは一つの国に戻るべき同胞」だもの.同胞の始末は同胞がつけろと),一人たりとも日本国内に入れずに済めばそれに越したことは無いでしょうが,アメリカがまず納得しない.ここは非常に難しいところで,上の李英和の文章を読んだ時に私が感じた何とも言いようのない不快さも
「自分の尻も自分で拭けない朝鮮人どもが アメリカを楯に取って日本に押し掛ける気か」
という点から来るものですが,実際 ではどうすれば彼らをシャットアウトできるかと言われれば,私もよい思案を思い付きません.差し当たり「日本の国民輿論に鑑みれば,拉致問題の最終的解決(=被害者の全員奪還)が無い限り朝鮮難民受け入れは難しい」とでも言うか….




◇ 上で参照した民主党「北朝鮮人権法案」関連ニュースの全文 ◇

民主党:「北朝鮮人権法案」を来年の通常国会に提出へ ─毎日
 民主党の拉致問題対策本部は25日の総会で、北朝鮮の人権環境の改善を促す「北朝鮮人権法案」を来年の通常国会に提出する方針を決めた。米国で先月、北朝鮮の人権状況が改善されない限り人道支援以外の援助を規制する法律が成立しており、この「日本版」の内容になる見通しだ。与党にも同調を呼びかける。
 法案は日本政府の責務として(1)拉致事件の早期解決(2)北朝鮮を脱出した日本人妻や、在外公館に駆け込んだ脱北者の保護(3)脱北を支援するNGO(非政府組織)への資金援助--などを明記する予定。米国の法律と同様「人権状況が改善されない場合は人道支援以外の支援を行わない」との方針も盛り込むことも検討する。【田中成之】
民主が北朝鮮人権法案=拉致解決求め-通常国会提出へ ─時事
 民主党の拉致問題対策本部は25日、党本部で総会を開き、日本人拉致事件の早期解決などを求めて、北朝鮮に人権状況の改善を促す「北朝鮮人権法案」を来年の通常国会に提出する方針を決めた。具体的な改善が見られない限り、人道支援を除く対北朝鮮支援を禁止する方向で調整する。
 拉致事件を人権問題として法的に位置付けることが狙いで、同法案には真相究明を求める条項も盛り込む。このほか、脱北した日本人妻や元在日朝鮮人らの日本への受け入れ、日本での生活支援を定める。さらに、在外公館での脱北者保護を義務化する。 
北朝鮮人権法案を検討 民主、次期国会提出目指す ─共同
 民主党は25日の拉致問題対策本部総会で、北朝鮮に対して人権状況の改善を求める「北朝鮮人権法案」を来年の通常国会に提出する方向で検討することを決めた。
 米国では10月に、北朝鮮の人権状況が改善しない限り人道支援以外の対北朝鮮援助を禁じる北朝鮮人権法が成立しており、日米で協調して北朝鮮への圧力を強めるのが狙い。年内にも法案の骨格を固め、与党側に同調を求めていく考えだ。
 法案には、日本政府の責務として拉致問題の早期解決、在外公館に逃げ込んだ脱北者の保護、脱北者を支援する非政府組織(NGO)への資金援助などを打ち出す方針。北朝鮮に対し、人道支援以外の支援を禁じる条項を盛り込むことも検討対象としている。

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by xrxkx | 2004-11-26 21:46 | 時事ネタ一般