【潜水艦】当分日中首脳会談なんて無しだね♪
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 潜水艦が中国の原潜であると断定したことで日本側が中国側に抗議したことは昨日も触れましたが,町村外相も 外務省に呼びつけるなら 程永華なんていうヒラ(?)の公使ではなく 大使の王毅を呼んでガツンと言ってやらなくてはね.靖国参拝問題とやらでは いつも日本大使が中国外交部に呼ばれているのだから.それが多少不満ではありましたが,まぁ それはさておき,程永華の回答というのが
「本国に報告するが、調査中であり、すぐ謝罪するわけにはいかない」 (産経)
「中国もすでに(事件の)調査をしている。調査中なので、直ちに抗議を受け入れ、謝罪するわけにはいかない」(読売 11/12 21:10)
「調査中なので、直ちに謝罪するわけにはいかない」(読売 11/13 02:09)
「ただちに本国に報告する」
「(原潜の行動については)調査中であり、今ただちに抗議を受け入れ、謝罪するわけにはいかない」(以上 毎日)
「申し入れはただちに本国に報告する。中国もすでに調査を行っているが、調査中であるため、ただちに抗議を受け入れ、謝罪するわけにはいかない」(朝日)
と,結局今回のところは頭は下げずじまい.こういう中国人の度が過ぎるほどのふてぶてしさを,日本人も少しは見習ったほうがよい.昨年の集団買春事件のときのような「事実確認もしないうちからの陳謝」など以ての外.
 ところで,町村-程会談後の首相と防衛庁長官の談話が今日(11/13)付の毎日の記事に載っていましたが,
◆小泉首相
 わが国の領海に侵入したことは極めて遺憾なので、中国側に抗議した。なんでこんなことになったのか、中国側に回答を求めていく。日中関係は重要だから悪影響のないようお互い努力していきたい。この問題、どういう回答があるか分からないが、(アジア太平洋経済協力会議首脳会議の際に開く方向で調整中の日中首脳)会談は会談として、日中関係の発展を考えていく必要がある。
◆大野防衛庁長官
 政府としては、潜水艦が日本海域を離れて航行した方向や原子力潜水艦であったことなどを総合的に勘案し、中国海軍に属するものと判断した。
 追尾の範囲として、防空識別圏が目安だったのは確かだが、よく監視する必要があると判断し、圏外に出ても追尾した。(哨戒機が)中国領空に入れば問題だが、領空ぎりぎりまでも行っていない。潜水艦の種類は特定できると思うが、特定したとは聞いていない。友好国の潜水艦であれば、浮上し旗を揚げて通航すれば何の問題もなかった。やはり、きぜんとして抗議せざるをえない。
 大野長官のほうは分かりますが,小泉さんも こういう物欲しそうなことばかり言うから中共ごときに足元を見られるのだということが 何故分からないのかしら.せっかく先日なども中共のスポークスマン
中日両国指導者の接触と会談は、中日関係にとって重要だと言えるが、われわれは日本側がそのために良好な雰囲気と環境を作り出してほしいと願っている。
などともっともらしい発言をしてくれたのだから,むしろ今回の事件を楯に 逆に中国側こそ日中間の「良好な雰囲気と環境」を損ねているとでもして,きちんとした陳謝と再発防止の約束があるまでは 会談など向こうから申し入れて来ても一度は突っぱねる,くらいのことはして見せないと.

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 潜水艦の正体が一応はっきりしたことを受けて,朝日を除く各紙が再度今日(11/13)付の社説でこの件をとり上げていたのは御存知の通り.
産経:中国原潜 見直せ国の守りの不備を
 中国は最低限、原因を明確にして再発防止を約束せねばならない。誠実な対応がない場合は、対抗措置を講じるべきである。日本が毅然(きぜん)とした姿勢を示さなければ、不法な行動は何度でも繰り返されるだろう。
  (中略)
 領土、領海、領空を守るための実効的な法的整備はかねて指摘されながら放置されてきた。自民党の防衛関係合同部会は十二日、海警行動を規定した自衛隊法の見直しなどを検討することを申し合わせた。超党派で国の守りを固めるべきである。
読売:[中国原潜侵犯]「“失態”の原因を徹底究明せよ」
 中国に再発防止策を求めるだけでなく中国の戦略を念頭に置いて、日本自身がこうした事態が起きることを許さない態勢を作らなければならない。
  (中略)
 首相官邸と防衛庁との情報の伝達や処理、判断など、危機管理態勢に問題がなかったか、早急に総点検しなければならない。与党の首脳・幹部への連絡が大幅に遅れたのは、なぜなのか。
 こんな体たらくでは、領海侵犯を防ぐのは無論、万一の非常事態に日本の安全を守れるのか、極めて不安である。
と,この両者は私も読んでいて納得が行きましたが,そうかと思えば毎日などは
「領海侵犯 日中トップ会談が必要だ 」
 東シナ海周辺はガス田開発をめぐる日中間の対立だけでなく、台湾海峡をはさんで中国と台湾、米国との軍事緊張が存在している。それだけに、日中間で日ごろから信頼醸成の枠組みをつくっておく必要がある。
 そうした意味で、今月20日からチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は重要だ。日中両政府は小泉純一郎首相と胡錦涛国家主席の会談を調整しているが、ぜひ実現しなければならない。胡主席は9月、国家と党に加え軍の実権も握った。日中首脳が直接会って話をすることから信頼醸成が始まる。
と,まだこういうことを言っている.あれが「信頼醸成」の出来る相手かどうか,誰が見ても明白でしょうに.
朝日に至っては社説でスルーどころか,今日(11/13)付の記事「海上警備行動発令、政府が一定期間「非公表」も検討」では
 潜水艦による領海侵犯事件で、政府が当初、自衛隊に対して海上警備行動を発令したことを一定期間公表しない方針だったことが複数の政府関係者の話でわかった。
と,「中国の」すら付けようとしない.だいたい 日本の領海が他国の原潜に侵犯されたことよりも海上警備行動の非公表のほうが危険だとでも言いたいのでしょうか.

 そもそも こんなの,私が首相だったら現場の海自の皆さんに即刻「誤射」しちゃえとでも言ってやるところ.
「あっ,間違えて魚雷撃っちゃった♡」
 →「あら,こんな所に原潜が♪」
  →「見なかったふり~♪」
で十分でしょうに.どうせ何処からも文句なんか出るわけが無いのだし.

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a0026107_15174167.gifおまけ画像.こちらが日本の防空識別圏で,

a0026107_15254667.gifこちらが今回の原潜の逃走経路.…あれれ,竹島上空が日本のADIZに入ってないとはケシカラン.

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by xrxkx | 2004-11-13 16:49 | ◆ 支那原潜領海侵犯事件