藩基文・韓国外交部長官 TVインタビュー
 今日(2004/09/10)の朝 Daumに上がって来ていた記事.探していた韓国核開発疑惑関連記事からは かなり外れますが,読み捨てるのも勿体無いから訳出しておきます.
 なにせインタビューなので,言葉が重複/脱落していたり 主語と述語の不一致があったりと かなり読みにくい部分が多々あったのですが,なるべく意訳は避け 原文のままにしておくことにしました.

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● 藩基文・外交部長官 ニュースレーダー対談全文
 ──노컷(ノーカット?)ニュース 2004/09/10 10:39 (原文)←音声でも聴けます
2004年9月10日(金) CBSニュースレーダー 5部(FM98.1MHz)

(対談 - 藩基文外交長官)

 第4次北核6者会談を控えていますが,突然我々(訳註:韓国のこと)のウラン実験とプルトニウム抽出の事実が分かったことで 会談の展望が一層暗くなった感があります.
 こうした中,韓半島を取り巻く不確実性も増大している状況であり,我々の外交安保力量の強化が これまでになく切実に感じられています.今日は藩基文外交長官と対談します.

(対談全文)

─ここ最近の国際情勢を見ますと めまぐるしく回転しています.外交部長官として最も大きな困難はどんなものがあるでしょう.最近…

△最近いろいろと大統領の頂上訪問も準備しており,また北韓の核問題を平和的に解決する為のいろいろな関係国間の協議を進行中だ.併せて最近わが国の過去にあった原子炉でプルトニウムだとかウラン抽出の問題…こうしたことと関連しても 政府で十分に対応すべく努力している.

─まず 来る19日には大統領がカザフスタン・ロシア訪問の途に就きますが,特にロシアは北オセチアのテロ人質劇で外信の関心を惹いていますが…今回の歴訪の意味はどのように整理できるのか御説明下さい.

△今回の盧武鉉大統領のロシア訪問は,昨年アメリカ・日本・中国訪問に続いて 韓半島周辺(訳註:言葉が足りないが 「周辺国の」くらいの意か)わが国との関係を均衡的・安定的に発展させ,特に北韓の核問題の平和的解決に於いてロシアの協力を確保するという面があり,そのため 韓半島情勢を安定させ 東北アジア地域の共同繁栄の為の外交的基盤を拡充する意味を持つものと見ることが出来る.

─国内の科学者のウラン分離実験に続いて,プルトニウム抽出問題に火が着き,論議を呼んでいます.これに対するわが政府の立場と対処法案はどういうものなのか.

△本来この問題は ウラン問題については,既にわが政府が これが一部科学者らによってただ1回だけ実施された内容であり,また我々がIAEAに進んで申告をしたため,アメリカをはじめとするIAEA理事国も この問題について理解を示している.
 それから わが政府が既にNPT当事国として,またIAEAの安全協定を忠実に履行して来ており,非核化を忠実に守って来た.既に発表されたコンヌン洞所在の研究用原子炉で またプルトニウムが出た,こうした問題は 80年代初頭に行なった核研究活動に関して我々とIAEA間で長い間緊密に協議して来た事案だ.わが政府が98年と2003年にコンヌン洞に所在するTRIGAマーク(訳註:Mk IIIだった筈)原子炉からプルトニウムの痕跡があると通報を受け,IAEA側に十分に資料を提出した.

─そうしますと IAEAからプルトニウム抽出疑惑がある,と まず こう問題提起を行なって,我々がそれについての立場を十分に 98年から釈明してきた,と こう仰るわけですか.

△そうだ.しかし なにぶんこれはずっと以前の問題であるため,我々が資料を追跡するのに若干の困難があったが,我々は今年になってこの問題について十分に資料を提出して来ておりまた9月にIAEA査察団が全て調査を終えている.結果を見ればプルトニウムについての抽出の正確な記憶は無いが,極めて少量のミリグラム単位と推定されており,その全ての装置と試料が84年に廃棄された.さらにTRIGAマーク原子炉も現在解体中だ.

─ところで この問題が国連安保理で扱われるだろうとアメリカ側で表明していますが,今後この問題はどのように事態が拡大するものと御覧になりますか.

△この問題については月曜日からIAEAの会議がウィーンで開かれるが,まずIAEA理事間で論議され,IAEAの決定に従って되겠지만,わが政府としてはこうした問題がずっと以前の問題であり,また わが政府が資料を十分に提出しており,そのため特にこの問題が安保理まで行くべきものとは考えていないが… 決定はIAEAで行なうことになる.そのため わが政府から代表団をIAEA理事会に派遣し,IAEA理事国35ヶ国と現在緊密に協議を進行中だ.

─アメリカ側からこの問題をしきりに提起して来る理由はどこにあるとお考えですか.もちろん北韓との第4次6者会談ですとか,北韓側に疑いを持たせないようにするという部分…またハン・ソンリョル国連駐在北韓次席大使がこの問題に言及していましたね? なぜ我々にばかり…というようなことを言っているわけですが,これをどう見るべきだとお考えですか.総合的に…

△一応北韓が我々にそうした話を,批判的な態度を取っているが,この問題について我々の立場ははっきりしている.我々が何らかの核開発を行なうというプログラムだとか研究をして来たことは無いし,我々は南北韓の非核化宣言を忠実に履行して来たし,またNPT当事国としてIAEAの査察を受け続けて来た.
 そのため,全世界が わが国の非核化の意志とか非核化の現況について十分良くわかっている.北韓に対する核開発疑惑は 北韓自身が明らかにすべき問題があるため,現在北韓が主張しているように これが何らかの核開発競争を促進するだとか… こうしたことは全く関係ない話だ.

─北韓が結局この問題を非難に出ました.6者会談拒否の立場さえちらつかせていますが… 北韓の非難が単なるレトリック,外交的修辞なのか… あるいはアクション,行動を前提とした反応なのか,未だはっきりしませんが… 北韓の反応についてはどのようにお考えですか.

△もちろん現在ハン・ソンリョル国連次席大使の反応が北韓の公式な反応だと見るのは難しい.こうしたあらゆる問題について,いま東京で韓米日3者協議を行なっており,また第4次6者会談の準備も協議しつつ,こうしたあらゆる問題について友邦国間で緊密に協議を続けている.

─今日までに韓米日間には北核実務者協議が開かれていますが… 第4次会談の今月開催の可能性についてどう見るか… 22日開催説も外信に報道されていますが,どう御覧になりますか.

△まだその問題については正確には断定し難い.もちろん6者会談の合意に従って9月末以前に第4次6者会談が開かれるべきだという目的を持って努力しているが,今の北韓のこうした反応もあって,状況はそう楽観ばかりもし難い状況のようだ.

─北核問題は時間が経てば経つほど我々の仲裁案に問題が積まれて行く感があります.我々はこれまで3段階の解法などを提示していますが… 第4次会談が開かれたとして,我々が新たに提示すべき仲裁案があるのか… あるいはアメリカや北韓が既存の仲裁案の中から受け入れる可能性があるのか,御説明願います.

△仲裁案よりも,去る6月に アメリカもそうだし我々も我々の具体的な提案を出した.もちろん北韓も出したが… こうした一次的な措置について6者間で互いに合意を達成すべきだと考える.例えば北韓が彼らの核開発計画を放棄して国際査察を受けるとか… こうしたことを国際社会に公約するようなら,我々がこれに伴った相応の措置を取って行く用意があるが,こうした点について具体的に協議をして行かなくてはならない.
 もはや協商の段階に入ったと見ることが出来る.そのため,例えば北韓がそうした公約をするなら 我々としては北韓が必要としているエネルギー問題だとか経済支援問題,また安全保障問題… こうしたことについて具体的に協議する準備が出来ているという点を 我々がはっきり明らかにして,こうした問題について そろそろ協商を行なうべきだが,問題は現在6者会談が開けるのかどうかについて楽観がやや難しい状況となっているようだ.

─いまアメリカが大統領選挙を控えていますね.そのため北韓問題も相当に ケリー候補とブッシュ陣営の間で鋭い見方の違いを見せていまして ですね,…イラク問題もそうですが… アメリカの北に対する立場…選挙と関係なく 何らかの解決の方案を用意するのか,あるいは現在一部では10月大乱説も出ていますし… もちろん放送で言及するのはいささか不適切ですが… ともあれ選挙を控えてこうしたアメリカの対北強硬策という話も流れて来ているわけで… これをどう見るべきでしょうか.

△私は アメリカの北韓に対する立場は 共和党であれ民主党であれ関係なく 大きな変化は無いものと見ている.同様に,北韓の核問題を平和的に解決するというアメリカ政府の立場は 共和党・民主党いずれの候補が当選しても根本的な変化は無いだろうという点ははっきりしており,こうした点を北韓当局が十分に認識して,そろそろ本気で決断を下し,北韓の核問題を早い期日内に解決することが望ましいと考える.

─中国の高句麗史歪曲問題は一応水面下に沈みつつある雰囲気ですが… 政界の一角から間島協約無効化問題が挙がっています.外交部の公式な立場はどういうものですか.

△間島問題は 北韓を含めた諸国が関連する非常に複雑かつ敏感な問題だ.そのため わが政府の考えとしては こうした問題についてはもう少し正確な歴史的資料を収集し,考証と専門家らの研究の結果を土台に慎重に扱って行くべき問題だと考える.

─一応 政界の動きと政府の立場は異なる,と.

△そうだ.

─先の 5ヶ条の口頭合意事項は十分に守られているとお考えですか.

△現在 その問題について駐中大使を通じて中国高位当局と協議を続けており,中国政府も口頭諒解事項を十分に守って行くという点を確認し続けて来ている.わが政府としては 来年度に行なわれる中国政府の教科書改訂問題を十分に見守り,また地方政府で行なわれたさまざまな歴史歪曲の問題について是正措置を要求し続けている.こうした問題を中国政府が自ら忠実に行なうことにした点を守って行くと,こういう話をしている.

─ザイトン部隊が現在イラクに派遣されていますが… ザイトン部隊の現在の状況について公開できる部分があれば御説明願います.

△いま現在 ザイトン部隊の一部は現地に展開されているものと了解しており,また それ以外の部隊は展開の為の準備を隣接国で行なっている.わが国軍の安全だとか そうした問題を踏まえ,時期尚早に国民にお知らせするわけには行かないが,いま現在あらゆる可能な安全措置を取っており,また わが軍の部隊駐屯地域を旅行しているわが僑民らの安全の為にも最大限努力している.

─アメリカで 先頃共和党の수락演説… ブッシュ大統領が友邦国リストから韓国を外した問題で 国民の心が傷ついていますが… 昨日ライス補佐官から電話はありましたが(訳註:後述),なぜこのようなことが起きたのでしょう.

△その問題についてわが政府や国民は相当傷ついただろうと考えており,また いささか戸惑っていることと思う.だが この問題はアメリカのいかなる政策とも全く関係の無い,選挙過程で起きた一種の過ち程度に見ておけばよいだろう.国務省スポークスマンが 我々のイラク派兵についてアメリカとブッシュ大統領がどれほどありがたく思っているかを…
 また 韓米関係は非常に緊密な同盟関係だという点を いま一度強調してあり,昨日ライス補佐官が わが国家安保補佐官に電話でブッシュ大統領とアメリカ政府のこうした考えを再度確かに伝えた.そのため こうした問題はもちろん起きないに越したことは無かったが,選挙過程で起きたひとつの出来事とお考えになり,韓米関係は それこそ緊密かつ強固な足場の上に十分に実現されているという点を 国民の皆さんに十分ご理解頂きたい.

─先頃 故・キム・ソンイル氏の事件で 外交部が一時大きな危機を迎えたこともありましたが…結局 監査院の監査結果から AP通信が事実をそのまま述べていなかった部分が さらに浮上して来ました.しかし外交部の対処には いささか至らない点もありましたし… 長官として 最後の覚悟を国民にお伝えになるとすれば?

△去る5月に キム・ソンイル氏の拉致殺害事件に関連して わが国民が政府に対して持っている期待や わが政府に何を求めているのかを しかと認識する契機となった.もちろん キム・ソンイル氏の死亡は相当に不幸な事件だったが,こうした事態が二度を繰り返されることの無いよう,わが政府が僑民に対する反古サービスを一層強化して行くことにしている.
 そのため,一例として我々が現在推進中なのが コールセンターを設置して 世界中どこでも 旅行中のわが国民が電話でそのコールセンターに連絡すれば直ちに領事保護サービスが稼動し得るよう そうした仕組みも作っており… また 本部(訳註:外交部の,か)の領事機能をさらに拡大し… 在外公館の領事機能もさらに拡大し,人員も増やす方向で努力を進めている.

対談進行 - ミン・ギョンジュン アンカー
整理・問い合わせ - チョン・ヘヨン 作家 (補助: キム・ジヨン レポーター / 2650-7254)

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by xrxkx | 2004-09-10 18:25 | ◆ 韓国核開発疑惑